米国けんきゅうにっき

はじめまして!2001年に日本を飛び出し米国へ。研究分野は化学でしたが、2005年のはじめに職場を東海岸から山の中へ移し、その際に研究分野も大きく変えました。そして2010年に結婚とグリーンカード取得。さらにさらに2011年夏に再び1800マイルを東に向かい、新天地、ミシガンに生活の場を移しました。2016年夏に仕事の都合でテネシーに引っ越しました。クルマ関係の仕事ですが、未だに合間を見ては投稿論文の準備をしています。まあ、せっかくの貴重(?)な人生なので、日々の出来事を残しておくことができれば幸いです。

WHS

メモリ間違った

 先日のことだが、我が家のホームーサーバー、HP MediaSmart Serverのメモリ増設をしようとeBayでDDR2 DIMMを買った。

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 だけど買ったメモリモジュール、Fully Buffered DIMMということでDRR2規格なんだけど、通常のPCのマザボのスロットとは互換性ナシということが発覚。まあ写真の様に切り欠きの位置が異なるので物理的に差さらないわけだ。


 自分のミスだったのだが、まあsellerに連絡して返品・返金をチャレンジしてみた。結果、先方の言い分だと返品だと途中で荷物をロストするリスクが高いので、品物の返品はしないかわりに$6の返金をするというオファを貰う。まあそれで納得したのでそのオファを受けた。


 Sellerがイギリスだったのかね?当初はポンド建ての返金オファだったのだが、最終的にはドル建てになった。確かにイギリスに返品なんてロストのリスク高そうだね。まあよしとしする。


ついにTrueNASをインストールする

Blog_12_04_2021_00.jpg さて先日からの懸案の一つ、自宅のファイルサーバーのバックアップ問題について。ファイルサーバー自体はすでにMSの延長サポートの切れたWindows Home Server 2011 (WHS2011)で稼働しているんだけど、起動ディスク(これ自体はSeagate製で2010年に購入したもののようだ!)のインストールおよび東芝のHDDを2台増設したのが2014年の春ごろ、そして最後にSeagateのHDDを増設したのが2019年末ということで、足掛け7年運用していることになる。さらに起動ディスクの購入時期を考えると、同一のHDDが11年間使われていることになる。先ごろからよくこのHDDがもっているなと思っていたので、どうにかバックアップ用のNASを立ち上げたいと考えていた。

 そういうわけで、一大プロジェクトの発足である。もともと現在もホームサーバーとして現役で稼働中のHP社のMediaSmart Server、EX495の筐体デザインを気に入っていたのと、自宅には2019年に部品取り用にeBayで格安で手に入れたEX495の同型機、EX470があったので、これをベースにTrueNASというNetBSD系のNASに特化したOSをインストールしてやろうと画策した。ただそのためには起動用ドライブと記憶用ドライブを新たに購入しなければならなかったので、本格的にはブラックフライデーセールを待っていようと思っていたのだ。

 ところがである。先にも書いたようにEX470は部品取り用に購入したものだったので、eBayで買うときに本体の仕様とかをほとんど気にしていなかったのである。そしてわかったのが、このEX470は初代のWindows Home Serverでの運用のみを想定されたデザインであること。TrueNASをインストールしようと思ったら、ハードウェア・ソフトウェアともにかなりの改造をしなければならないことが発覚した。仕方がないのでEX470でのTrueNASの運用はあきらめ、改めてeBayでEX495を競り落とした。素晴らしいことに競り落としたEX495はもともとはついていない外部映像を出力できるように改造しているヤツ。これでインストールはずいぶん楽になるのだ。

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 で、本題である。起動ディスクは以前にワタシのメインPCの起動ディスクに使っていた東芝製のSSDを流用することに。2014年のクリスマスに買ったSSDで容量が240GBしかないが、TrueNASのインストールには十分なサイズである。これを3.5インチベイに挿入できるように2.5インチ→3.5インチ変換アダプタに装着してMediaSmart Serverのトップのベイに挿入した。起動ディスクがSSDになるので再起動などの運用時の体感速度は速くなるはずだ。TrueNASは起動ディスクに物理ドライブを1つ丸々必要とする贅沢仕様。起動ディスクに空き容量があってもデータ保存には使えないのだ。

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 データ保存用ドライブは今回のブラックフライデーで新調した2台のWesternDigital社。NAS専用を謳っているが、この間も触れたように間違って買ったSMR方式のモノである。RAIDで運用しなければ問題ないとのことでワタシもRAID構成にしないつもりだったんだけど、今回の作業で発覚した。TrueNASはRAIDでのボリューム構築しか対応していないみたいだ。少なくともワタシは見つけられなかった。TrueNASのウリであるZFSというファイルシステムがRAIDに特化しており、このためデータ復旧に非常に強い設計となっている。このへんがTrueNASの設計思想上、HDDの通常利用を全く推奨していないことに起因しているのかもしれな。とにかくだが、ワタシは4TBのHDDを足して8TBの記憶領域を確保したかったのだが、このRAID構成で一番、SMRに相性が良いかと思われるミラーリングを選択することにした。ほかのチョイスはアクセス速度が速くなることが期待できるストライピングだがココでは論外である。

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 ボリューム(TrueNASではPoolというらしい)がミラーリング構成になったので、総利用可能記憶領域は4TB(正確には3.3TB)となってしまった。まあ堅牢性は格段に上がったので、当初のバックアップサーバーとしての意図は十分にかなえられたのだが。あとは各データ用にデータセット(ディレクトリ・フォルダ的なもの)を定義し、WIndows PCからネットワーク越しで共有できるようにSMBサービスを起動する。詳しくは割愛するが(ワタシも詳しくないので興味があればググっておくれ)、家庭内ネットワーク内につながっているPCなどのデバイスでNAS内に格納されているファイル閲覧やコピーなどをできるようにした。ただいまだに奮闘中なんだけどWHS2011から直接、TrueNASにアクセスできない状態が続いている。WHS2011からはネットワーク上でTrueNASが見えるようになるんだけれど、アクセスしようとするとエラーを吐く。サーバー名が長すぎるのでNetBIOSの仕様を満たせていないからなのかもしれないし、そもそもデフォルトのWHSの設定ではSMB経由での外側へのアクセスができないようになっているのでレジストリなんかをいじらなければならないのかもしれない。いずれにせよ今はWindows10ProのPCからならばWHS2011もTrueNASもどちらもアクセスできるので、このPCからファイルコピーを行っているんだが、想像通りにスループットが悪い。ファイルコピーに1日以上かかっているので、もともと考えていたサーバー間での動的なファイル同期はむつかしそうだ。まあそもそもマシンパワーが足りないかもしれないが。

 とにかくだが、今回はこの運用で行く。もともとWHS2011で管理されているデータが通常運用で使うもので、今回のTrueNASで管理されるデータはあくまでWHS2011のバックアップだ。だからアーカイブ的な使い方でしばらくはやっていく。来年のブラックフライデーで今度こそCMR方式のHDDを手に入れ、このTrueNASにインストールしたいと思う。そして今回のHDDだが、来年にはWindows Serverを自作PCにインストールしファイルサーバーをもう一台、立ち上げたいと思っている。

ハードディスクが届いてた

Blog_12_01_2021_00.jpg ブラックフライデーセールの折にWestern Digitalの直販サイトで購入したハードディスクが届いていた。我が家には未だに稼働しているWindows Home Serverがある。流石にオリジナルのWindows Home Server OSではなくWindows Server 2008 R2ベースのWindows Home Server 2011なのだが、すでに2016年でMSのサポートが終了している。また我が家では2014年の3月にインストールして稼働開始となっているので、7年半くらい稼働していることになるわけだ。HDDをいつ増設したかとか覚えていないんだが、まあいつかは壊れるだろうから格納されているデータバックアックのために何等かの手段を取らねばと一昨年くらいから考えていたのである。ただHDDを買うのは年間で一番安いブラックフライデーにしようと前々から決めていたのだが、これまでのブラックフライデーはそのタイミングになると常に別のものを買っていたわけだ。まあ無停電電源装置のようにホームサーバー関連のものも買っていたのは確かだが。


 まあとにかくだがやっとバックアップ用のHDDを購入する機会が訪れたわけだ。ちなみにこれまで全くバックアップを取っていなかったのかといえば、そうではない。ちゃんと3TBの外付けのHDDで定期的にWHSのファイルのバックアップを取っていた。ただね、WHSにあるファイル総量が4TB近くになっているので、3TBの外付けHDDでは全部バックアップできてないんだよね。だからより大容量のバップアップツールを考えているわけだ。その為に今回、4TBのHDDを2台購入したのである。

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 コレをどう使うかは週末の作業後にここで触れるとして...今回、初めてWestern Digitalの直販サイトを利用したんだけど、なんか大変厳重に梱包されて届いた。まるでサーバー屋さんが10台一括注文で使われそうな箱だ。個人向けサイトではないのかしら?でもフツーに購入できた。しかもセール中は送料無料だ。

 まだHDDに電源を入れてないけど、週末には作業の予定。ちゃんと目論見通りに動けば良いなぁ。


CADのライセンス

 今日、出社したら直属の上司からメールが来た。まだ日本に居り、七草(というかそこからさらに1週間)までこっちに戻ってこないのだが、初孫が生まれたらしい。御目出度い話である。

 まあ上司はおめでたくて良いのだが、会社の方は新年早々(というかクリスマス直前からだが...)いろいろと問題が発生している。業務進捗とか内容というよりもインフラ側の問題なのだが。

 さてウチはエンジニアリング業の会社なので、基幹ツールとして某D社のCADを使っている。このツールをウチの会社ではライセンスサーバーを立てて、そこから各ユーザーが適宜、クライアント端末にライセンスを取得する手法をとっている。

 このライセンスサーバーはこれまでスタンドアロンの状態で運用されていたのだが、この年末に3台のサーバーを相互リンクさせることで冗長化することにした。これによりどれか1台、サーバーが落ちてもライセンスの取得は可能になるという塩梅なのだが、この年末にネットワーク障害があり、3台のサーバーがすべて落ちてしまったため、基幹ツールが使えなくなる事態に陥ったわけである。

 さてこのライセンスサーバーの管理がワタシの主業務ではないのだが、ほかに誰も面倒をみないので、私がベンダーと協力してこの年末年始の間で復旧作業に取り掛かったわけである。それがこの年末年始の休み中に精神的に駆り出されたことに対する不満である。こーいうのは平社員ではなく、もっと責任のある人がやるべきことではないのかね?と思ったり。まあ前述の上司はこのサーバー構成とかを把握しているわけではないので、無理な相談なのだが...

 3台のライセンスサーバーのウチ、1台が完全稼働停止に陥っており、復旧に数日かかることを情報システム部から報告されており、仮サーバーを立ててクラスタを再構築・再稼働したのが昨日。そして本日、分かったのが、このCADシステムと協調して動いているデータベース(PDMという)がやはり稼働していないということ。もはやPDMの管理はワタシの権限ではどうしようもないので、お手上げである。

 ただ設計部門から来週中には早急にアクセス復旧が必要との要望を受けており、ちょっとアタマがいたいところだ。

 まあこんな背景のなか、ちょっと自宅のWHSの後継のこともあり、この2,3カ月の間、サーバーOSについて少し調べていた。今回、完全に沈黙したサーバーはこの11月に新規導入したWindows Server 2016をインストールしていたものだったのだが、当初はベンダーを通してサーバーライセンスをバンドル購入したのだ。そのあと紆余曲折があり、CAL(Client Access License)がアクセスユーザー分必要ということがマイクロソフトから通達され、新たな知見を得たわけである。

 システム管理者ならだれでも当然と思うかもしれないが、ライセンスサーバー運用ではダッソーとベンダーの見解ではCALは必要ないというものだったので、ユーザー分のCALは発注しなかったわけ。WHSやWindows Server 2008もそんなの必要なかったし、D社もライセンスサーバーへのライセンス取得は間接アクセスだからCALは不要という見解を示していたので、とんだ落とし穴である。

 話を自宅に戻すのだが、たかがNASの運用でわざわざWindows Server 2016/2019および2,3CALを購入するの?という話。WHS2011はすでにサポートサービスは終了しており、WSS (Windows Storage Server)は単体販売はなし。ではFreeNASのようにLinuxやBSDベースのフリーサーバーウェアをインストールするのかというのもあまり気が進まない。WindowsってなんだかんだいってLAN経由でのアクセスが速いんだよね。

 落ちはないんだが、自宅のNASとしてつかっているWHS2011のバックアップおよび後継をどうしようかと。で、会社のネットワーク・サーバー障害を体験して、ますます危機感を感じているのである。

師走のコンピュータ障害

 つい先日、自宅のPCをアップグレードしたお話をしたが、新しいマザーボードにはすでにレガシースロット(PCI)がないため、今まで刺さっていたサウンドカードが流用できないことが判明していた。これまでは居間の中央に置いてある、サラウンドアンプに光端子で繋げていたのだが、これができなくなった格好である。さらに新しいマザーボードには光端子なるシャレたものはナイので、オンボード機能を使っての音声出力もできないわけ。もちろんヘッドフォン端子やRCA端子を使えばできそうだけど、再配線が非常にメンドーになるわけだ。
 そーゆーわけで買ったのがPCIeのサウンドカードである。未だにCreativeのSoundBlasterがブランド名として残っているのは素晴らしいの一言だ。

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 もともとゲーム用で一世を風靡したブランドなんだけど、このモデルも現代のゲームニーズに合った仕様らしく、チャット用の指向性マイクが付属している。まあSkypeのチャットにも使えるので、ワタシの用途にも合うだろう。

 さてコンピュータ障害というのは、このことではな~い。仕事納め後に会社の方で何かトラブルがあったらしく、旅行中(しかも走行中)にミシガンから電話がかかってきた。CADのラインセンスサーバーからライセンスを取得できないとな。

 ハッキリ言って、この休み中に仕事をするっていうのはどうゆー了見だ?と電話の趣旨を疑いたくなったし、まずこれはワタシの管轄じゃなくて会社の情報部門の仕事だろうと、ちょっとキレ気味になった。まあ確かにサーバーのクラスタ化をしてから休みに突入したのはワタシの判断だったので、ミシガンの同僚もそれの不具合をまずは疑いたかったのだろう。

 結果から言えば、サーバーの冗長化による影響ではなく、もっと大規模なものだったので、私が何かできることはなかったのだが...折角の冗長化が全く役に立たないっていうのはちょっと考えさせられた。そこで私の自宅の環境を顧みることになったわけである。

 今はUPSもついていないホームサーバーがRAID無し、バックアップほぼなしで動いている。つまり何かあったら、全部オシマイなわけだ。SMARTを見る限りは現在、HDDに障害は見当たらないが、HDDは突然壊れるのが世の常である。最近、ホームサーバーの電源を新しいモノに換装したので、居間がとっても静かになって麗しいわけであるが、ここにきてデータバックアップ体制が全然ダメなことに気が付いたわけだ。

 とりあえずは外付けのHDDに最新のデータのバックアップは取ってあるが、近いうちにこの状況を改善せねばならないなぁと思った次第である。


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