日本ではすでに上映が終わっていると思うが、米国では封切りどころかブルーレイの発売予定すらされていないシンエヴァンゲリオン劇場版。Amazon Primeで12日からストリーム解禁になったのでMぽんと鑑賞することにした。とはいえMぽんも私も前3作の内容をかなり忘れてしまったので、最初から復習することにした。そう新劇場版、計4作をこの2日でぶっ通し鑑賞したのである。
まあ今更だけど、旧作を初めて見たのが修士の学生の時だったから25年ほど経っていることになるわけだ。そんな中、旧作の終わりの救いのなさ、新劇場版製作に期待されるカタルシス、そして今回のすべてのエヴァンゲリオンへの別離ともいえるシンエヴァンゲリオン劇場版、個人的にも非常に感慨深い。
見ていない人もいると思うので、ネタバレは避けたいのだが、一言でいえば、やっぱり「良かった」だろうな。20年超の思いが報われたような気持ちというか、心の引っ掛かりが取れたというか、あるいは肩の荷が下りたというか。期待通りではなかったけれど、庵野監督はすべてのファンにカタルシスを用意してくれたんだと思う。
特にちょっとネタバレになっちゃうけど、ユーミンのアノ曲が流れたときは涙腺が崩壊。日本の高度成長期に製作された「さよならジュピター」に使われた曲だよ。時間を超えて流れてきた劇中歌、昔、聞いた時よりもずっと優しく歌い上げられていた様に感じた。まさに劇中の心理描写を反映するように。
改めてだけど、この作品の結末を見届けることができてよかったよ。