米国けんきゅうにっき

はじめまして!2001年に日本を飛び出し米国へ。研究分野は化学でしたが、2005年のはじめに職場を東海岸から山の中へ移し、その際に研究分野も大きく変えました。そして2010年に結婚とグリーンカード取得。さらにさらに2011年夏に再び1800マイルを東に向かい、新天地、ミシガンに生活の場を移しました。せっかくの貴重(?)な人生なので、日々の出来事を残しておくことができれば幸いです。

温泉

Hot Springs国立公園にて湯治

Blog_12_30_17_00.jpg 一昨日からアーカンソー州のHot Springsという街(元大統領のBill Clintonの少年期を過ごした街だとか)にあるHot Springs国立公園に行ってきた。例年の年末旅行である。今回は今月、買ったCruzeでの処女遠距離ドライブ(だいたいMurfreesboro, TNからクルマで7時間ほど)となった。今まで最新装備のクルマでこんな長距離ドライブをしたことがなかったんだが、いろいろな意味で快適なドライブだったね。特に燃費の良さに感動しました(IntrepidやExplorerの約3倍良い燃費でした)。
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 さてHot Springsは古くから米国では湯治の場として有名だったらしく、古い湯治場がいくつかあった。そのうちの2,3は現在でもパブリックに開放されている一方で、維持費や老朽化の関係からか展示場として公開されているものもあった。国立公園局が管理しているということもあり、ビジターセンターはその遺構がそのまま展示場として用いられていた。

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 公園内にはいくつか温泉が湧き出ている泉がある。湯治場の裏手にあるプロムナードという小さな散歩道があるのだが、そのプロムナード沿いにもいくつか湯気の立つ泉が散見される。ところでこの温泉の熱源なんだが、最初は何気に火山活動だろうと思っていたのだ。ただ米国の東よりにあるアーカンソーに活発な火山活動があるというのはちょっと違和感を感じていた。米国の東側は古い地層で成り立っているというのが常識だからね。そんな固定観念を持ちながら展示場の何気ない熱源に関する説明を読んでいたら、地層深くにある(主に)ウラニウムの放射性同位体の崩壊熱が由来だとか書かれていてびっくりしました。

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 この日はとっても冷え込んでいたので、園内の散策も早々に切り上げて開放されている公衆浴場の一つ、Quapaw Bathhouseで湯につかることに。結構な客がいたので、待つこと1時間半。やっとのことで温泉にありつける。入浴料は一人$20だが、泊まったインのおじさんがディスカウントチケットを売ってくれたので$15で済んだ。ここは一度、入ると好きなだけ浸かっていて良いというシステムなのでやはり1時間半ほど(途中で何度も水を飲みながら)温泉を楽しんだ。そのあとは目の前にあるブルワリでビールを楽しんだわけだが、温泉上がりのビールは至高のお宝だなといつもながら感じさせるうまいビールを出すブルワリでした。



失われた小径

 そろそろラボの引っ越しが近づいてきている。このおかげで約1月は実験ができなくなるとのことだ。ポスドクにとってはこれはかなりイタい。(まあ同僚はあんまりそう思っていないようだが......)実際、本来なら引っ越し前にRamanの測定をと思っていたのが、引っ越し後になったし(ただしこれは新しいCCDを買うのと同時に、システムも更新するので、その後に学んだ方が良いという提案)、タンパク質の精製もUVディテクターが相変わらず壊れていて、目隠しで分取しなければならないとゆー状況。どーしても今、書いてる論文にはRamanのデータともう一回分のタンパク質精製が必要なのだよ。このストレスフルな日々はなんだかイヤだなぁ......


 先日のHamiltonのBreweryフェスタの帰り道、Lost Trailという場所を通ってきた。ココは冬はスキーリゾートなワケだが、夏には夏で温泉がある。そんなワケでキャンプでドロドロに汚れたカラダを洗うべく、立ち寄ったのがLost Trail Hot Springsである。
 名前の響きはなんだかソソられるものがあるワケだが......Clark探検隊がColumbia河をこのLost Trail Passを通ってモンタナからアイダホにぬける際に、あまりにキケンな場所だったため、一度、モンタナ側に戻ろうとしたのだが、道を見失ってしまいしばらく山の中を彷徨っていたことにちなんで名付けられたようだ。実際、運転していても、このあたりはかなり急な坂が続いていることがわかる。まあそんな坂の途中にLost Trail Hot Springsはあるわけだ。

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入り口の看板、キャビンも併設プールの受付レストランからみたプール

 受付のオヤジどもは我々が日本人とわかると、妙に親しげに日本について語りだした。どうやら彼らは在日米軍の家族として日本に滞在していたらしく、一人は日本で生まれたとか言っていた。しかもレストランで食事をしていると、奧から古ぼけたトランクを持ってきて、

"Hey Guys, which Japanese superhero would you like?"


とききながら、そのトランクの中から大量のウルトラマンや仮面ライダーの写真を取り出して見せてくれた。彼曰く"宝物"だそうだ。まあなんとなくわかるけどね。でも、こんなモンタナとアイダホの山奥で日本のヒーローの写真に出会うとは、これまたすごい状況だよね~。

 ああ、ところで温泉だが、はっきり言ってヌルかった。故にあまりオススメしないが、スキーとかの帰りにはイイかも。冬における温水の温度はもっと高いかもしれないからだ。このプールの中でも12歳のコドモにやたらなつかれた。両親はユダヤ人の家系で、お母さんはモスクワオリンピックで競輪選手で出る予定だったが、米国が参加拒否したため、出られなかったとか、いろいろと語ってもらいますた。だからなんだかなかなかすぐに出てこれなかったのだ。

Elkhorn Hot Springs

 日曜日に温泉に行ってきた。Bozemanから約200マイルほど離れた場所にあるElkhorn Hot Springsというリゾートだ。2ヶ月ほど前に行って来たJackson Hot Springの近くだが、今回はButteからI15を南下してExit102のDivideという町からアプローチをとることにした。このルートだと前回のVirginia Cityを経由するルートよりも短時間でたどり着けるとふんだからである。しかしながら実際は2時間半くらいかかったので、大きな時間短縮にはならなかったorz

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 もう季節は夏。いくらこの辺は標高が高いとはいえ、暑いものは暑い。久しぶりにクルマのエアコンをいれるのだが、森の中に入るとやはりエアコンよりも風を感じていた方が心地よい。目的地のElkhorn Hot Springsに近づくにつれて、山並みもかつての造山活動を偲ばせる光景となる。(実際は温泉が出るくらいだから、まあ地下では活発な火山活動が起こっているのだろう......)

 この写真のあたりを走行していると、道の真ん中に木の枝のようなものが落ちているのが確認できたのだが、近づくにつれてなんだか生物のようである。実際、キツネが道の真ん中でじっとしており(たぶん道の端のナニかを見ていたのだろう)、われわれのクルマが彼の目の前に来ても避けるそぶりすらも見せなかった。結局、ワタシは反対車線を通る形で彼を避けたのだが、その際にやっと気がついて草むらに消えていった......アレは野生動物としてどーなのよ?

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 温泉である。目的地のElkhorn Hot Springsは山の中に入っていくダートロードの奧にあった。とても静かな場所で入湯料は$6だ。先客はアメリカ人ファミリーと近所のオヤジ(サウナでちょっと話してわかった)だ。特にここのサウナはなかなかイイ。壁の木材の香りがヒノキみたいな薫りを醸し出しており、日本の温泉を彷彿させる。実際、ここの湯温も日本人でも少し熱く感じるだろう。外の一番大きなプールはアメリカ人ファミリー(子供が3人か?)が戯れていた。真ん中のプールはちょっと温度が高いため、彼らは興味を示していない。故に静かである。全体としてはなかなか落ち着いた環境で、温泉を楽しむことができたと思う。また近くにはおもしろいモノもあるので、個人的にはオススメだ。

Jackson Hot Spring

Jackson_00.jpg 先週は怒濤の忙しさであった。50gのバクテリアを嫌気下で潰してカラムを4回かけるのだが、3つ目のカラム、MonoQがクリティカルパスなので慎重に。その結果、ロードした大量のタンパク質も手伝って、木曜日の帰宅は午前様に......さらに4つ目のカラムもなんだか調子が悪かったため、土曜日も朝から晩まで密に実験となった。そして10時頃に帰宅して直ちに、海パンの洗濯。(今週は時間がなくて、洗濯もできなかったのだ)その間に、母親から電話があり、それをこなしながら食事を摂る。翌朝は遠方の町に出かける予定だったので、そのまま意識を失って、早朝からFくんをピックアップ、温泉へと向かったのであった。
 物理的にワタシの体力が保たなかったので、週末をはさんでの精製になってしまったが、これからサイズエクスクルージョンカラムをかける。これも昨夜、温泉帰りにラボに寄って平衡化を仕込んでおいたので、昼過ぎには使えるハズだ。


 さて温泉のハナシをしよう。行った場所はモンタナ南西部にあるひっそりとした町、Jackson。本当に荒野の中にあり、周囲には大きな町はない。(もっとも近い比較的栄えている街はDillonというところで40マイル遠方だ。)ここ、Bozemanからは約200マイルほどの彼方にある。
 そんな辺境の町だが、ココは実はスキーリゾート。故に冬には結構なヒトが訪れる様だが、この時期は閑散としている。

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観光客を歓迎(?)する看板すぐにわかる温泉宿ログハウス風のロッジ

 ホントーにひっそりとした場所であり、ゆったりするにはこれほど適切な場所はないだろう。ロッジや温泉も清潔感があり、オススメの場所だ。

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ロッジ内は妙に広いバーも完備プールの端の方はかなり深い

 プールには家族連れがいて小さい子供たちがフリスビーに興じていた。(日本の温泉ではあり得ない光景だが、まあここはアメリカだ。)彼らはしばらくしてから出ていったが、それと入れ替わりに2人組の若い女の子と中年のカップルが入ってきた。まあ後者はいいのだが、前者はなんてゆーか、シブい趣味だなぁと思いつつ、湯船に浸かり続ける。ココは日本人として彼女らに負けるわけにはいかないと妙な競争心が芽生えていたのだが、最後は湯あたりしてしまい、先にあがることにした。しかしモンタニアン、侮り難し!

 まあともかくとして、茹だってしまったカラダに水分を供給すべくロビーのバーに座っていると、その例の二人組もあがってきた。どうやら、向こうも競争心を持っていたのだろうか?!なんていう変な妄想はともかく、バーテンダーと彼女らの話に耳をそばだてていると、どうやら一人の方はBozemanからやってきたらしい。まあこんな遠方までご苦労なことだ。(われわれもそうだが......)それにしても改めて、シブい趣味である。

 ところで金曜日に同僚のLexyにバーに飲みにいくことを誘われた(オーストラリアからきたAaronの歓迎)のだが、先週は上記の様に忙しかったので参加できなかった。その後日談をLexyが話してくれたのだが、どうもAaronはバーでKevin(Lexyのダンナさんの弟)のガールフレンドとイイ雰囲気になったらしい。そしてかなり泥酔していたとのこと。その間になにやら彼はその彼女に甘いコトバをかけていたとか。LexyもワタシもAaronにはオーストラリアに彼女が居るのを知っていたので、少なくともLexyはこの態度に頭にきたらしい。ワタシといえば、なんだかアメリカのTVショウみたいだねと思ってしまった。まあどーなることやら。次回はワタシも参加したのだが、Eric(Lexyのダンナ)もちょっと彼にいい印象を持たなかったみたいなので、次回があるかどうか......

Boulder Hot Springs

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 日曜日は私的安息日に指定しており、自由な時間を満喫することにしている。そこで今回はしばらくご無沙汰であった温泉巡りと相成った。懸念していたことは、週間予報ではこの辺は雪が降る予定だったのだが、どうやらワタシの晴れオトコパワーが勝ったらしく、それなりに良い天気に恵まれる。実は来週の日曜日も温泉探求を予定しており、2週連続の遠出となるのだが、同行者のFくんに2択の中から目的地を選んでもらった。(つまり残りは次週の目的地だ。)場所は表題にもあるようにBoulder Hot Springsと言う場所。Bozemanからクルマで1時間半くらい走ったであろうか。Deerlodge National Forestの一角、Boulder Valleyに位置するリゾートホテルにある。周りには何にもなくて忽然とあらわれる。最初に設立されたのは1866年ということですでに1世紀半弱経っているのだが、大きな建物となったのが1886年で、現在の姿になったのが1909年だそうだ。見ればわかると思うが、かなり古そうな建物だが、なんとなく落ち着いていてワタシはどちらかと言えば好みだ。

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ホテル前より撮影2つの特徴的な構造


 入浴料は$7.00で、ちょいと高めだが日本の温泉群にくらべれば安いね。内部には室内ホットスプリングとサウナ、それとアウトドア温水プールがある。おもしろいことにこの温泉はスッポンポンでも可であり、ソレ故か、室内は男女別になっている。

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脱衣所にはなぜか観葉植物が......アウトドアプールには家族連れ


 室内のホットスプリングは米国人にはちょっと高めの温度だが、ワタシには心地よい。一方、アウトドアプールはちょっとぬるいので、日本人には物足りないだろう。(夏場はいいかもしれないが......)サウナはまあ、ふつうのサウナだ。熱風にうたれながら、大量の汗を流すのは気持ちイイ。問題なのは水深が中腰程度でちょうどいい高さであり、浴槽内で腰掛ける場所がないため、ちょっと長時間の湯浴みには疲れそうだ。

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温泉のある建物はモンタナ州の史跡に指定されいる馬は見ていた


 さて帰りにElk Hornというゴーストタウン(に近いもの)が在ると言うことで、行くべきか行かざるべきか逡巡していたのだが、道がダートになっていること、だんだん雲行きが怪しくなっていること、そして昔見た映画で変な集落に迷い込んだ旅行者が外部が見てはいけない儀式に遭遇してしまい、最後には襲われてオシマイとゆーひどく後味の悪いストーリィを思い出してしまい、やめることにした。まあ出直すとゆーことで。
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