米国けんきゅうにっき

はじめまして!2001年に日本を飛び出し米国へ。研究分野は化学でしたが、2005年のはじめに職場を東海岸から山の中へ移し、その際に研究分野も大きく変えました。そして2010年に結婚とグリーンカード取得。さらにさらに2011年夏に再び1800マイルを東に向かい、新天地、ミシガンに生活の場を移しました。せっかくの貴重(?)な人生なので、日々の出来事を残しておくことができれば幸いです。

考えること

落日の世界

 今回はちょっと暗い話題、ってゆーか愚痴ですので、興味のない方はどうぞとばしてください。

 アメリカで働き続けてすでに4年。最近、思うことなのですが、これからどうしていこうか。学位を取得したのは東京近郊にある某大学で、私の博士課程の同期は日本のどこかの会社に就職したか、助手のくちにありつけたかです。この歳までポスドクをしているのは私くらいじゃないかな~(-"-;A ...

 思えば激動の21世紀の始まりでした。今でも覚えています、アメリカに渡った日にちとそのときの不安。そして機が成田を飛び立ったとき、ちょっと涙してしまいました(・・。)ゞ

 デラウェアにいた3年間はとても貴重な時間だったけれど、アメリカに永住したいという気持ちはなく、いつかは日本へ帰るぞと思っていろいろと日本の助手職の公募に募集したものです。でも結果はさんざんでしたね~\(^▽^)/

 やっぱり日本とアメリカの距離は遠いのです。だってクルマで越えられない大洋もあるし......冗談ですが、私の日本に住んでいる友人と電話で話したときに、私の距離感がすでに狂っていることを指摘していました。ええっ、ココからシアトルやソルトレイクなんてそんな遠いと思ってませんよ

 ところで最近のアメリカ化学会の機関誌、C&E Newsで、中国の環境破壊が野放しになっていることの記事が掲載されておりました。

Tempers Flare In China
Throughout the countryside, farmers demand improved environmental controls, but change is slow in coming
Courage comes to those with nothing to lose. The severe environmental pollution suffered by the residents of the village of Huaxi, in the city of Dongyang in China's Zhejiang province, led them to combat riot police this April. Dozens of officials' cars were overturned, several peasants were beaten during the melee, and a few were arrested afterward. But the villagers remain defiant.

 中国の人口とその工業立国としての発展の度合いを鑑みると、この記事の出来事はかなり前から予想されていたことです。また中国政府はこういったリスクコントロールを軽視しているきらい(つまり経済発展の寄与しなさそうなことに関しては投資の対象にならない)がありますので、この汚染はますます広がっていくことでしょう。それどころかすでに深刻な状況になっているのかもしれません。

 何よりも私が不安なのは、ある友人とメールでやりとりしたときのことです。彼は携帯電話関連の仕事をしており、ヨーロッパやら中国にしばしば出かけておりました。彼は以前から中国のマーケットの巨大さとその潜在的な就労力を絶賛してきたていたのですが、今回のメールでちょっと中国の友人のメールアドレスを尋ねたところ、「オマエも中国に興味を持ちはじめたのか?」と返ってきました。まあ何気ないメールの返答なのですが、これは彼が、というか多くの日本人が未だに中国に対する認識を変えていないというあらわれのような気がして不安になったのです。

 以前のエントリでふれましたが、私はもともと無機化学の合成を専門としておりました。そして今は土壌のバクテリアに含まれるある酵素の研究をしています。そしてこの酵素群がこの地上の汚染の広がりを防ぎうるキーとなるのではと考えております。こういった仕事をしていきたいですね、今後は。

兵者どもが夢のあと

 さて今日は朝からグループみーぃんぐ。今日の発表者は最近、ウチのグループにやって来たDalia。彼女はpH.Dをとりたてのホヤホヤで、今日は博士論文の公聴会(博士号をとるときに課せられるプレゼンね)での話でした。内容はタンパク質とはまったく関係なく、どちらかといえば私がこれまでやってきた分野に近いかな?彼女は分析、私は合成という違いはありますが。

 その後はお昼までにタンパク質の濃度を決定するためにBCA(一種のタンパク質濃度決定法)をやっていたのですが、どうも再現性が低いんだよね。これって私のウデが悪いのかな?Biuret(これも別のタンパク質濃度同定法)でも異なる値が出てくるし、午後は280ナノメートルの吸収帯(これもある種のタンパク質濃度測定法)を測定してみよう。

 ところで選挙の結果をみて、ふと目に入ったのが「片山さつき」さん。このヒトたしか財務省の主計官だったな~と思っていたのですが、立候補していたんだね。まあそんなことは良いのだけど、たしかこのヒトすごいことを言っていたなぁ、と思い出したので。(詳しいお話はココをどうぞっ!)

 ......まあなんだ。あんまり日本に居ると意識できないけれど、結構、現在の日本の置かれている立場は厳しいと思う。特に大した軍事力もない日本の周りには軍事大国の中国ややはりキケンな北朝鮮、そして反日感情むき出しの韓国があります。しかも前者2カ国は核保有国。こんな危険な状況のなかで、片山さんのおっしゃることはどうなのかと考えてしまう。確かに国家間紛争はないに越したことはないけれども、やはり国を守る為の備えはあるべきでなないのでしょうか。「これで戦争ができるからキケンだ」とか「軍国主義にたちかえるのか」などといった意見を言うヒトは居ますけれど、国防力は即戦争力にはつながらないし、それに軍国主義というのは世界にはまだ存在しているの?と思います。又、ある人(スポック)は言ってましたが、「安全保障条約があるから、もし有事の時はアメリカが必ず守ってくれる」と。私は「そんなわけねー」と思うのですが、そーしたら彼(スポック)は「cooyouさんはアメリカをまったく信用していないんですね~」としみじみと憐れんでくださいました。まあそう思うのならばそれで良いのだけど、実際、日本が(北朝鮮などに)侵攻された場合、在日米軍だけで守りぬけると思いますか?兵力はともかく米兵の志気とかを鑑みても、彼らにはそこまでヤル筋合いはないですよね?それに今回のハリケーンによるNew Orleansの壊滅でブッシュ政権の国内政策への不満が噴出している。そんな中をそこまで日本を大切にしてくださる米国って想像できます?私はそんなに楽観視はできません。

 だから今回の「片山さつき」さんの政界進出というのはなんだか複雑な心境です。

開き直ったみたいです

 オイオイ、今日は4つ目のエントリだよ。おなかも空いたことだし、帰ろうかなと思った矢先にカツ○のブログの更新だ~。(注意:RSSリーダーを利用しているので、しょっちゅう見に行っているわけではございません)

 で引用します。全文引用です。

以下引用します。

勝○誠○ 様

ご連絡ありがとうございます。
管理人の×××です。

修正していただきたい箇所は以下となります。

「しかし実際に票を入れたのは今回ニューオリンズで××になっている太った○い人たちである。」

それでは「さるさる日記」をよろしくお願いいたします。

引用おわり。

だそうです。
みなさん興味がおありだようで膨大な同様な指摘を頂戴しましたが、もちろん私が検閲を受諾して訂正などするわけはありません。
「××」にしたのが誰かという姿をそこで思い浮かべる批判的想像力を持たない方々に媚びて文章を書くつもりはありませんし、いかなる解説を自分の文章に加えるつもりもありません。
というわけで歴史的な選挙の結果を書いた○谷○彦の9月12日の日記がさるさる日記から削除されることを、私は承諾しました。
検閲というのがどういうものかを知る言い機会でしょう。

明日からもちゃんと書くからね。

 ってな具合でした。この出来事を忘れない様にココに残しておきます。そして規制対象と思われる言葉を伏せ字にしました。私はこの人の品性を疑わざるを得ないのです。

彼曰く「ネット情報規制」だとさ

 さて私には毎朝、毎朝、楽しみにしているあるブログがあります。さるさる日記のほうにある"○谷○彦の××な日々。"です。いつもいつも彼独特の香ばしい議論を展開してくださり、とっても毎日の更新が楽しみでした。

 しかしながら、その日記も存亡の危機に立たされております。なんとさるさるの管理人の方から、9月12日付けのエントリ内に規約違反に相当する表現がなされていたとのこと。本人はどの部分がその規約に抵触するのかを管理人に問い合わせたところ、未だにお返事をいただけないそうです。さらに当人はそのブログそのものが閉鎖される可能性をほのめかしており、もしそうなってしまうとまことに残念で仕方がありません。嗚呼、彼の毒舌をもうネット上で垣間見ることができないのか、と。

 さらに彼はこう続けております。

これまで5年3カ月の間いっさい検閲のなかったさるさるの管理人からかかる強圧的なメールが来るのが偶然だと思えるのはよほどおめでたい人だろう。私の長い読者ならばこれまでと何ら変わりないのにと内容を読んで首をひねるかあるいは独自に「消したい箇所」を見つけて苦笑するか。私へだけではなくネット論壇への規制と圧力は一気に強まるだろう。その道を選んだのは日本国民の方々であるので愛国者たる私は笑って俯くのである。(カツ○誠○の××な日々。2005年9月13日エントリより抜粋)

 彼は政府から圧力を受けている、そう言いたくて仕方がないようです。みなさんがどう感じ、どう考えるかわかりませんし、彼の意図することもユルイ私には理解し難いのですが、ただ一つ言えることがあります。もう一度、一部抜粋させていただきます。

アメリカ事情に精通した○西○哉さんが「先の大統領選挙に似ている」と言ったのは至言だ。政策から言ってもイラク侵略をめぐる世界の世論から言ってもケリーが勝つことは当たり前のようであった。しかし実際に票を入れたのは今回ニューオリンズで○○になっている太った○い人たちである。結果として世界はイラクの惨状をまた見続けることになった。(○ヤ○彦の××な日々。2005年9月12日エントリより抜粋

 流石に私も上記大文字の部分には嫌悪感を感じました。こんな言い方はいくらなんでも無いんじゃない。たぶん管理人が指摘しているのもココではないでしょうか?そしてこれを判読できない彼の神経には脱帽モノです。
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911の朝

 今日は(米国時間で)9月11日。4年前の朝、ニューヨークシティ、ワールドトレードセンターに2機の飛行機が突っ込み、2つのビルを倒壊させたあの事件が起こりました。私はその朝、なにも知らずにラボに向かい、着いた途端にAndrewからその事件を聞かされたのです。そしてコンピュータのあるオフィスに行くと英国人のAlexがそのニュースのストリーミングを見ていました。ちょうど2機目の飛行機がぶつかりビルが崩落するところが流されていました。これが私がアメリカに渡り初めて経験した大事件、そして全人類が初めて経験した大規模テロでした。世界が変わったのもこの時からなのかもしれません。

 この後、アメリカはイバラの道を歩むことになります。当時の私に理解できなかった(たぶん今でもよく理解できていない)ことはまずアメリカがアフガニスタンにあるタリバン政権を攻撃したことでした。そしてご存じの様にイラクのフセイン政権。米国世論は激動の時代を迎えます。そしてブッシュ二期目をかけた大統領選挙。ラボに居たSharonの弟もまた海軍士官大学を出てそのままアフガンに派兵されること、その彼はかなりおびえていたこと。他にもニュースで伝え聞く多くの兵士達の犠牲など。現実に米国市民はブッシュ政権の決断(或いはその負債)を受け入れ続けています。

 米国民はそれで幸せなのでしょうか?とたまに考えてしまいます。世界は反米の思惑が渦巻き、多くの世界の人間が米国を嫌っている。そんな世の中が現実だと思います。そして今回のNew Orleansにおけるカトリーヌによる被害。アメリカは広大な国土でもあるため多くの市民は対岸の火事だと思っているのですが、その反面、キリスト教社会による強力な互助制度のためやはりdonationなどの運動も盛んです。そしてここモンタナ州も数千人のNew Orleans市民を受け入れる準備があるそうです。

 私が首を傾げるのは、この事件(カトリーナの被害)に対して多くのブログはアメリカ政府の初動救援の遅さを非難していることです。このことはJohnに尋ねたのですが、今回のブッシュ政権の行動の遅さを非難するということよりも、この状況をどうするのかという方が重要な様子でした。そして私も前のエントリで少しふれたように、再びハリケーンが被害地区を襲ったら目も当てられない惨事になることを彼と話しましたが、彼もそれは指摘しておりました。批判はいつでもできるけれども、今そこにある現実はできるだけ速やかに対処しなければならない。痛みを背負うコトのない外国人であるにもかかわらず、この災害を機に米国への非難が噴出しているというのは、正直、私には不快感を禁じ得ません

 今回、日本では9月11日に選挙が行われました。結果はどうやら

自民大勝、民主惨敗 与党300超で首相続投  
 第44回衆院選は11日投票、即日開票された。自民党は小選挙区で大勝し、国会運営で主導権を握る絶対安定多数(269議席)を突破した。公明党と合わせ与党は300議席を超えた。小泉純一郎首相は続投する。民主党は解散時の175議席から大幅に減らし、岡田克也代表は辞意を表明した。小泉首相が是非を問うた郵政民営化は支持を得た形で、首相は「国民は郵政民営化を正論と判断してくれた」と勝利宣言した。

のようですが、この選挙前も郵政云々とかで、コイズミ政権の非難に集中しているブログを多数見かけました。なんだかこの郵政解散による現政権への批判する構造は上述のカトリーナ被害に対する現米政府への非難のそれと似ていますよね?小泉さんの資質はどうあれ、私たち国民はそれを見つめ続けていかなければならないし、新しい世界に踏み出すためには痛みを伴うこともまた真実です。何処かの誰かのように選挙前から悪口雑言を垂れ流すニンゲンには同様の不快感を感じます

 なんだか物思いに耽る朝でした。
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