米国けんきゅうにっき

はじめまして!2001年に日本を飛び出し米国へ。研究分野は化学でしたが、2005年のはじめに職場を東海岸から山の中へ移し、その際に研究分野も大きく変えました。そして2010年に結婚とグリーンカード取得。さらにさらに2011年夏に再び1800マイルを東に向かい、新天地、ミシガンに生活の場を移しました。2016年夏に仕事の都合でテネシーに引っ越しました。クルマ関係の仕事ですが、未だに合間を見ては投稿論文の準備をしています。まあ、せっかくの貴重(?)な人生なので、日々の出来事を残しておくことができれば幸いです。

国立公園めぐり

Class AのRVを見る

 引き続き、今回の本命、Class AのRVを見る。Class Aとは日本のRV事情だといわゆるバスコンのこと。バス改造車の意味合いになるが、こちらのClass Aの多くはFordが提供するE450のフレームに居住空間を取り付けており、自動車としての仕様はほぼ同じようなもの。もちろん乗っかっている居住空間がどれだけ重いとか重心の位置とかがそれなりにキーになっていると思うが。

Blog_12_10_2021_01.jpg

 まずは、以前から良く内覧しているThor社のMotor Coach A.C.E.で車長が29フィートのもの。スライドアウトせずに使える最小サイズのClass Aがこのサイズになるかな。まあブーンドッキングに有利というわけだ。それに私的には運転できそうな最大サイズかなと思う。多くの国立公園もだいたい30フィート以下のRVまでなら園内に入るのを認めているところが多いっぽい。

Blog_12_10_2021_02.jpg Blog_12_10_2021_03.jpg

Blog_12_10_2021_04.jpg Blog_12_10_2021_05.jpg

 運転席の視認性は良いと思うが、ウィンドシールドがほかのClass Aに較べて小さい。まあこれはウィンドシールドにヒビが入った時の修理費が抑えられるんだが。キッチンは比較的小さめだが、29フィートのクラスだとこれくらいだろう。ダイネットは必要十分な大きさ、ベッドはクイーンサイズだ。サイズ感から言えば、このモーターホームはワタシの中のターゲットに最も近い。

Blog_12_10_2021_07.jpg

 もう一台はやはりThor社製のWindsport。車格でいえば上のA.C.E.の2つ上の車種で外部電源は50Aサービスとなる(A.C.E.は30Aサービス)。実はワタシが欲しい車種なのだが市場になかなか出てこないため、今回、初めて内覧できた。ただし今回見られたのは32フィートの車種なので、実際に欲しい29フィートではない。あくまで内装などの参考程度の見学である。

Blog_12_10_2021_08.jpg Blog_12_10_2021_09.jpg

Blog_12_10_2021_10.jpg Blog_12_10_2021_11.jpg Blog_12_10_2021_12.jpg

 ウィンドシールドは通常のClass Aに見られる大きなものがはめ込まれており、前方視界が非常に良好。ダイネットはA.C.E.とほぼ同じ大きさかな。31フィートのレイアウトの欠点なのだが、シャワールームと洗面台・トイレが別のコンパートメントになっている。そのためシャワーを使うと湿気が車内全体に広がりそうだ。シャワーカーテンじゃなくてシャワーグラスなのが良いけどね。ベッドサイズはこちらもクィーンみたいだね。キッチンはプレップエリアが大きくとられているので広々として使いやすそうである。


 ぜひWindsportは29フィートのレイアウトも見てみたかったのだが、速攻で売れてしまった。ディラーのインベントリにはまだ掲載されており、実車もまだ保管されていたのだが、買い手が決まると内覧ができない。今はコロナ禍もあったのでRVは非常に人気で売り手市場である。だから値引き交渉どころかあっという間に手付金を支払う顧客がいるため、ディラー在庫があることをオンラインで確認できても実際に中を見ることができないことが多々ある。まあじっくり腰を据えて探せということなのだろうけど、こっちの人たちのこういった大きな買い物のスピード感はいまだについていけないな。


久しぶりのFall Creek Fall州立公園

Blog_09_07_2021_00.jpg 久しぶりにちょっとした森林浴をした話でもしよう。このコロナ禍の最中に抗がん剤治療が始まって久しく外出を控えていたわけであるが、レイバーディということもあり2年近くぶりに近くの州立公園にピクニックに行くことにした。





 自宅からクルマで1時間半くらいの場所にFall Creek Fallsという州立公園があり、ちょっとした散歩や外でお弁当を楽しむのにはもってこいの場所なのだが、ホントーに久しぶりのドライブはかなりの疲労感を感じるものとなった。まずだね、久しぶりに向かう州立公園だったので道をうろ覚えだったわけだ。そういうわけで文明の利器のナビを使ったんだが、選択したルートがクネクネ道の峠を2回ほど越えるものだった。昔の記憶では飽きるくらいのまっすぐな道をただひたすら走る印象だったんだが...

Blog_09_07_2021_01.jpgBlog_09_07_2021_02.jpg

 そんな風にしてたどり着いた公園はたくさんのヒトで溢れていた。まあ公園自体が大きいのでそれ自体は問題じゃないんだが、マスクをしているヤツが誰一人いなかったことにビビった。これじゃ蔓延するわけだわさ。まあなるべく人込みに近寄らないように隅っこの方でMぽんが作ってくれたおにぎりをワタシが揚げた唐揚げとともに頬張るのである。


 たったそれだけだったんだけど、まあよかった。でもね早めに自宅に戻ってきたんだけど、この往復たった3時間のドライブでかなり疲れてしまったわけだ。こんなんでRVとか運転できるのかね?と自問自答するのであった。


Canyonlands国立公園へ

Blog_07_17_2019_00.jpg

 マウンテンバイクを乗り回した後に、Moab周辺のもう一つの国立公園、Canyonlands国立公園へ向かった。

Blog_07_17_2019_01.jpg

 この国立公園は南ユニットの方が静かで良いと聞いていたのだが、トレイルも結構ハードなものが多いの情報も得ていたので、基本的にはドライブで景観を楽しむのみであった。またダートロードも豊富で、上のShafer Canyon Roadはオフロード車で走ってみたい道である。ワタシのTraverseでも行けそうだとは思ったが、今回はテネシーに戻ることも鑑みて諦める。颯爽と白いピックアップがダートに飛び込んでいくのがちょっとうやらましい。

Blog_07_17_2019_02.jpgBlog_07_17_2019_03.jpg

 Canyonlands国立公園の目玉といえばMesa Archだろうか。実際、大量の観光客が入れ代わり立ち代わり写真をアーチの前でとるのでなかなかヒトのいない瞬間をとらえられない。ちなみにアーチの向こうは絶壁である。見晴らしは良いがちょっと怖い。

Blog_07_17_2019_04.jpgBlog_07_17_2019_05.jpg

 北ユニットの舗装路の行き止まりにはGrand View Pointがある。非常に壮大な光景の中に細いダートロードが細々と通っている。そんな中、先ほどの白いピックアップがゆっくりとダートロードを走っているのが見えたのが右の最大望遠の写真だ。なんかあんなところをゆっくりと走るとはどんな気分だろうか。ちょこっとゾッとするね。

Blog_07_17_2019_06.jpgBlog_07_17_2019_07.jpg

 公園口方向に戻る途中でGreen River Overlookにも立ち寄る。さっきのGrand View Pointでも印象的だったのだが、平らな大地に恐竜の足跡がつけられたように渓谷ができている感じ。こちらもすごいスケール感である。ところでここからはるか遠くにだがThe MazeにあるDoll Houseっぽい奇岩群が見える。望遠で観てみたが、ちょっとはっきりしないかな?Doll Houseは結構、奥地にあるのでなかなか行くのは難しそうだ。上司たちも今回は断念した模様である。

Blog_07_17_2019_08.jpg

 最後にUpheaval Domeに行ってみた。1マイル弱を歩くとドームが一望できる丘の上にたどり着く。中央に色の違う岩石が埋まっている感じなのだが、これもスケール感がハンパない。この隕石口というか噴火口みたいな場所はいまだに意見が分かれているらしい。ただ隕石落下説がちょっと有力だとか。いずれにせよだが、非常に大きなスケールのドームでちょっと不気味なカンジがなんとも言えないなぁと感じる。ここのドームのリムを周回するトレイルがあるようだが、我々はキャンセルして今回はCanyonlandsから辞してきた。今度、来るときはダートロードやThe Mazeを攻略したなあと思う。


Delicate Arch in Arches国立公園

Blog_07_15_2019_00.jpg

 引き続きArches国立公園での観光のお話。今回は公園の目玉、Delicate Archに向かうトレイルを歩いた。この日も晴天で気温はかなり高くなる予想。というわけで午前の早いうちからトレイルヘッドに入る。

Blog_07_15_2019_01.jpgBlog_07_15_2019_02.jpg

 トレイルは徐々に登りながら、途中でスリックな岩山を急激に登り始める。

Blog_07_15_2019_03.jpgBlog_07_15_2019_04.jpg

 途中で片側が崖で空中にエクスポーズされる個所を越えると、目的のDelicate Archだ。

Blog_07_15_2019_05.jpgBlog_07_15_2019_06.jpgBlog_07_15_2019_07.jpg

 Delicate Archの第一印象はWindowsの壁紙っ!だとか思ったが、想像以上に大きくて存在感がある。それと黒山!?だけではなく白山や金山・ハゲ山の人だかりである。Delicate Arch自体は大変印象深い光景だったので、この場所に30分ほど滞在してしまう。

Blog_07_15_2019_08.jpgBlog_07_15_2019_09.jpg

 さて下山。途中、トレイル入り口付近にある原住民の壁紙や100年以上前に入植した人の小屋とかを眺める。この入植者の話はちょっと印象的だ。

Blog_07_15_2019_10.jpgBlog_07_15_2019_11.jpg

 一度、トレイルヘッドからクルマで離れ、Delicate Archを遠方から眺めるサイトに行く。写真だとDelicate Archが米粒のようだが、肉眼だともうちょいよく見える。光学ズームでも撮影。やはりたくさんの人たちも一緒に写る。

Blog_07_15_2019_12.jpgBlog_07_15_2019_13.jpg

 この日がArches国立公園を練り歩く最後に予定日だったので、ほかのビューポイントもまわった。その一つがPark Avenue。NYCのPark Avenueの摩天楼の様に岩々がそそり立っているからそんな名前が付いたとか。


 いろいろと天然のアーチを堪能した日々であった。Monument Valley同様、ため息の出るような非現実の光景が広がっており、また長年の滞在希望が叶って満足である。Zion国立公園も別天地的な場所だったが、ここのアーチもまた現実感のない構造物だった。できればまたいつか再訪したいなぁと思わせる場所である。


Devil's Garden in Arches国立公園

Blog_07_14_2019_00.jpg

 先日、訪問したArches国立公園で目撃した天然のアーチやこのへんとは別世界の光景などの紹介でも。

Blog_07_14_2019_01.jpgBlog_07_14_2019_02.jpg

 早朝から活動を始めるもすでに気温は華氏80°(27℃くらい)で、歩くには暑くなってきていた。周りはあまり現実味を感じられない光景が眼前に広がる。

Blog_07_14_2019_03.jpg

 Devil's Gardenのトレイルで最初に見るのはLandscape Archで、本公園の代表的なアーチの一つ。非常に長い石の架け橋が左右にかかっている。昔は岩山を背にしてこのアーチの向こう側から撮影ができたみたいだが、いつ崩れてもおかしくないとのことなので、そういった撮影ポイントへの侵入は不可である。まあこのアングルから見ても十分に壮大だ。

Blog_07_14_2019_04.jpgBlog_07_14_2019_05.jpg

 そのあとは岩山を登りPartition ArchとNavajo Archへと続く道を進む。

Blog_07_14_2019_06.jpgBlog_07_14_2019_07.jpgBlog_07_14_2019_07b.jpg

 Partition Archはちょっと高所恐怖症にはキツい感じ。だが、見晴らしは格別である。

Blog_07_14_2019_08.jpg

 一方でNavajo Archは奥まったところにあるので、ちょっとした隠れ家的な感じである。ここで早めの昼食をとる。

Blog_07_14_2019_09.jpgBlog_07_14_2019_10.jpg

 そのあとはワタシとMぽんは上司たちと分かれ、Devil's Gardenを出ることに。トレイル入り口に戻る途中で2つのアーチ、Pine Tree ArchとTunnel Archを観ることにした。


 この日は気温がお昼過ぎて、気温がかなり上がってきたので、途中でBalanced Rockを観てからキャビンに戻ることにした。ちなみにBalanced Rockは見る角度で様相がずいぶんと変わる。実態として、上に載っている岩は意外と平べったい印象。まあこれもいつ落ちてきてもおかしくない角度で鎮座しているが。

Blog_07_14_2019_11.jpgBlog_07_14_2019_12.jpg

 こんな感じで1日目のArches国立公園観光は終わった。滞在中にもう一度、園内を歩いたので、これままた次回のエントリで紹介する。



プロフィール

cooyou

アクセスカウンター
  • 今日:
  • 累計:

最新コメント
ギャラリー
  • 近所の犬がやってきた
  • Great American Eclipse 2017
  • How Annoying !!
  • Motorolaの新型携帯
  • 例のLGのまるいやつ
  • Motorola製Nexusシリーズ
  • Moto360、ふぁーすとインプレッション
  • Moto360を買ってみた
  • Moto360を買ってみた
アーカイブ
  • ライブドアブログ