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 雨模様の間隙を突き、除草剤散布を敢行した。撒いた薬剤はSouthern AG社の2,4-D Amine Weed Killerという製品。インストラクションによれば選択的除草剤なので多くの芝には作用しないことになっているが、ベントグラスやカーペットクラス、セントオーガスティングラス、センチピードグラスなどには効いてしまうらしい。ワタシの庭の現在の芝の種類がわからないのと、あと数週間したら種まきを考えているので、現行の芝の保持についてはあまり考えないことにした。

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 名前にあるようにアミン類の化合物が主成分かと思ったら、インストラクションを見ると有効成分として2,4-ジクロロフェノキシ酢酸のジメチルアミン塩が半分弱含まれているとのこと。商品名の由来は上記酢酸誘導体のアンモニウム塩ということなのだろう。経験上、固体のような気がするが、あとの半分の成分が溶媒として添加されているので、見た目が薄いオレンジ色のちょっと粘度の高そうな液体になっていた。これを3/4カップ(約6オンス)とり15ガロンの水に希釈して約5000平方フィート(約1/8エーカー)に撒くように書かれていた。

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 まあ毒物なので手袋して作業。専用のカップを用意してタンクにそそぐ。ホースは帰任する同僚からもらったものを早速使用。だいたい15ガロン、タンクにたまったら芝刈り機で牽引して薬剤をばらまいた。これをタンクを背中に背負うタイプのスプレーガンでやるのは結構、大変そうである。とはいえ、この方式だと建物のそばとか、細かい場所に散布できないので、やはりバックパック式のスプレーガンは今後必要かもしれない。ちなみにこの薬剤はPost-Emergence用、つまりすでにはびこった雑草を駆除するためのもの。今後、Pre-Emergence用、すなわち雑草被害予防用の薬剤を撒く予定である。


 さて作業中、トラブルがあった。タンク側面にホールドされていたスプレーガンが振動で脱落してしまい、それを轢いてしまった結果、スプレーガンが折れてしまった。折れたスプレーガンからはトリガーが閉まった状態でも溶液がしたたり落ちるようになってしまった。ということで、さっそくAgri-Fabのカスタマーサポートに連絡するとリプレースメントを送ってくれるとのこと。素晴らしい対応である。

 もう一点。あと1/8エーカーで散布作業が終わりそうなところで雨が降ってきてしまい、未散布部分があるばかりでなく、タンクのクリーニングもできなかった。明日は一日、雨が降らないようなので、芝刈りとタンクの洗浄を行いたい。