自宅近くのWalMartにはナゾのタワーがそびえたっている。最初、何なのかと目を引くわけだが、側面に"PICKUP"と書いてあるように、オンラインオーダーしたものをストア宛てに送り、そこで受け取るための機械である。
1年ほど前にマリオオデッセイをオンラインオーダーしたときにストアピックアップを選択したときに利用した。その時はバーコード付きのメールが届くとピックアップ準備OKということで、タワーのところに行き、スマホにバーコードを表示させるとタワーのスキャナーが認識し、ブツがタワー内から出てくるという、近未来的な感覚をいち早く味わえたのである。
だが最近はその仰々しい姿とは裏腹に、配送済みメールが届いてバーコードをかざしても、係員がくるまでしばらくお待ちくださいというメッセージが来るのみ。10分ほど待たされた挙句、ヘルプボタンを押すと、また数分待たされ、何か別件で近寄ってきた店員が助けてくれるという展開が2回くらい。店員のスペシャルコードを入力すると、タワー内にブツはあるみたいで、タワー内から出てくるわけだ。これをセルフサービス化するためのタワーではないのかねとツッコミたくなるんだけどね。
まさに木偶の坊である。
思うに店員にこのタワーの運用についてちゃんと教育が施されていないんではないだろうか。一部の店員のみしか扱えない機械に見えるので、その店員が近くを通りかからないと客をサポートできないという、なんだかアメリカではありがちなシナリオである。
このタワーが撤去されるのは時間の問題かと思うんだが、別の店舗にもあるみたいなので、WalMartとしては推進させていきたい事業なのだろう。