米国けんきゅうにっき

はじめまして!2001年に日本を飛び出し米国へ。研究分野は化学でしたが、2005年のはじめに職場を東海岸から山の中へ移し、その際に研究分野も大きく変えました。そして2010年に結婚とグリーンカード取得。さらにさらに2011年夏に再び1800マイルを東に向かい、新天地、ミシガンに生活の場を移しました。2016年夏に仕事の都合でテネシーに引っ越しました。クルマ関係の仕事ですが、未だに合間を見ては投稿論文の準備をしています。まあ、せっかくの貴重(?)な人生なので、日々の出来事を残しておくことができれば幸いです。

2017年06月

ちょっと試走してみた

 前回のエントリで触れたように自転車を改修した。その間、しばらく乗れてなかったのだが、その影響(?)もあってか体重が重く感じられる日々...ついにはアパートのジムを使う決断をするも、昨日は暑すぎて(33℃!)断念。  だが今日はちょっと頑張った。今日も午前中にもかかわらず30℃越えだったが、近くのトレイルヘッドまで往復する。たかだか6マイル程度の距離だが、汗だくになって帰ってきた。

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Craigslistで買った時の状態はこんな感じ現在、最新の状態ではオリジナルの部品はフレームのみ


 しつこいようだが、改めて改修前後の差を写真で紹介。上記のようにクロームモリブデン鋼のフレーム以外(正確にはリアのリフレクタも)は総とっかえである。昨年の改修ではドライブトレイン(チェーンリングやスプロケット、前後ディレイラー、コクピットの前後シフター)と前後ブレーキ、ホイールの交換だったが、今回はフロントフォークやヘッドセット、フロントのディスクブレーキ化と、かなりラジカルに改修した。

 特にブレーキはリアはカンチレバーだがAvidの上位モデル、Shorty Ultimate、フロントのディスクブレーキは2013年モデルのAvid X0と、まあビギナーレベルにはもったいないクラスの装備。ちなみにこれらはeBayで格安で入手したから導入した。ほかにも勿体ないレベルの装備品としてはクランクセットがShimanoのXT FC-M770で上から2番目のグレード。当然、このクランクセットをインストールするためにはボトムブラケットをオリジナルについていたカートリッジ式(とっても古い規格のスクエアテーパー)から外部式(比較的近代のホローテックII)にしなければならなかった。これの交換も大変だったのはミシガンでの良い思い出である。

 その一方でできなかったこともある。フレームの規格が非常に古いため(このバイク自体は84年に販売されていたものらしい)、ヘッドセットは1インチのものしか取り付けられない。そうなるとフロントフォークも1インチのものと決め打ちになる。だから1インチのステアリングバーのフロントサスフォークを探すとなると、私が知る限りでは米国ではすでに2,3種類しかない。当然、高級サスを扱っているメーカーはすでにこの規格から撤退してしまっている。またサドルピラー(サドルを支えるパイプ)もクロモリ時代の規格なので現在のバイクのものよりかなり小さい。だから走行中に自在にサドル高を変更できるドロッパーポストの導入は断念した。まあ現状で最も良い(プラスコストに見合った)ものをかき集めて再構築した感じのものである。

 ただこのバイクではより激しい地形を走るには力不足となるだろう。ってゆーかワタシ自身がチカラ不足なんだが。だからいつかコロラドやユタ、モンタナなどの中西部の大地をチャリで駆け抜けるときは、新しいバイクを買わなければならないだろうなと朧げに思っている。だかしかし、このバイクでとりあえずはありとあらゆる路面を練習しまくってオヤジライダーとしての矜持を磨いていこうと思った次第である。


 ところでなんでこんなともすれば物欲にまみれたことをダラダラと書いたのだろうかとちょっと自問してみた。研究職から離れて2年半たってしまったわけだ。たぶんワタシは研究職に戻ることはないだろうとちょっと思っている。実際、アカデミックな活動はしていないに等しい。これはもう研究者としては堕落以外の何物でもないだろう。まあすでに2報のドラフトをモンタナ、ミシガン時代のボスにそれぞれ託してあるんだが、なかなか投稿はされなさそうだ。

 そんな中、今月から今の会社で昇進した。給料も2001年にデラウェアにたどり着いたときの約3倍だ。生活もちょっとはラクになって泣きそうである。仕事の内容はともかく、まわりに評価されていることに自分のなかで価値を見いだせつつある。昇進にともない、アサインも増えた。これまでの業務に加えて化学に関連することもやっていく。こんな中、研究職(あるいはファカルティポジション)を模索するのは年齢的にもどうなのだろうかと常に自問し続けている。そんな自分にとって新しい業界内での3年間である。

 たぶんだけど、こんなふうに気楽に生きてますよと数少ない読者に伝えたいんだろうな。そんな感じなのかもしれない。まあこの仕事でどこまでいけるかわからないけど、もうちょっと頑張っていこうかと思った次第である。

フロントフォークの交換(その3)

 前回の続き。キャンプの後の週半ばにヘッドセットが台湾から届いた。

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TOKENのTK1161をeBayで購入これもカートリッジベアリングなんでTREK820にはオーバースペックだなぁ

 これで作業が進められると勇んでいたのだが、週末は日本からの出張者のお相手もあり時間がなかなか取れなかったばかりか、この間、購入した工具(クラウンレースセッター)ではクラウンレースを自力で圧入できないことに気が付く。

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クラウンレースは27mmのものが付属することをしつこく確認済みでも結局、自力で圧入できなかったので自転車屋に泣きつくすでに何回か圧入しているのでヘッドセットの圧入はすんなりできた

 ここからは結構、簡単に進んだ。まずはフォークを差し込んでスペーサー、ステムを仮組後、余分なステアリングバーはパイプカッターで切断である。

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仮組して油性ペンでマークした、あとから考えればケガキ線でよかったな線が見えなかったのでマスキングテープを巻いてそのエッジに沿って切断

 なんかメンテ本にはいろいろむつかしいことが書かれていたので、心して作業したんだが、結構簡単に終了。そのあとヘッドセットに付属のスターファングルナットは使わずに(専用工具は必要なので)、別途購入してあったコンプレッションプラグをステアリングバー内に挿入。最初はコンプレッションプラグの機能がよくわからなくて、インストールに試行錯誤したが、最終的にはステムまで取り付けられた。
 さてここからまたいろいろ(リア用のシフターを間違って内装用買ってしまい、ディレイラーの調整がうまくいかなかったり、シフター内でケーブルがジャムってしまい、シフターを分解整備したりとか)とあったんだが、なんとかすべてのパーツの装着までこぎつける。

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ハンドルバーは690mmのもの、26インチとしてはずいぶん大きめ市販の自転車ではあまり装着例がないと思われるフローティングローターを今回は採用この改造でTREK820はハードテイル車になったので、この機会に油圧ディスクブレーキを装着

 操舵系を一気に刷新した。まずはフロントフォークをサスペンジョンのものに変えたのでハードテイルとなった。またフロントフォークにディスクブレーキ用キャリパーのマウント穴が、ホイールにローター固定用の穴がそれぞれあるので、フロントブレーキはディスクブレーキを装着。AvidのX0シリーズという結構良いグレードのものである。リアブレーキもAvidのカンチレバーなので制動部分はSRAM系列の製品で固めた。

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改造前はフロントはリジッドフォークにVブレーキ+ブースター、ヘッドセットもスレッドでクィルステム改造後はフロントサスにディスクブレーキ、ヘッドセットもアヘッドと近代化された?

 先ほどアパートの周りを試乗してきた。サスの分、フロントが高くなったのでポジションは変わったんだが、たぶんMTBトレイルを走るという意味では乗りやすくなった気がする。サドルの位置とか調整しないとなんとも言えないけどね。それと特筆すべきなのはサスがあるので、荒れた路面がとっても頼もしい!また改造前のVブレーキが効いているんだかわからない印象が強かったんだが、今回のフロントのディスクブレーキの効きがとても良いのでトレイルでも全幅の信頼を寄せられそうだ(今までは大丈夫だったのか?ってくらいあまり効かなかった)。

 これで今度の休みのMTBトレイル攻略、そして夏休みのグレートスモーキーは準備万端である。

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