米国けんきゅうにっき

はじめまして!2001年に日本を飛び出し米国へ。研究分野は化学でしたが、2005年のはじめに職場を東海岸から山の中へ移し、その際に研究分野も大きく変えました。そして2010年に結婚とグリーンカード取得。さらにさらに2011年夏に再び1800マイルを東に向かい、新天地、ミシガンに生活の場を移しました。2016年夏に仕事の都合でテネシーに引っ越しました。クルマ関係の仕事ですが、未だに合間を見ては投稿論文の準備をしています。まあ、せっかくの貴重(?)な人生なので、日々の出来事を残しておくことができれば幸いです。

2017年05月

フロントフォークの交換(その2)

blog_2017_05_29_00.jpg 昨日はインディ500で佐藤琢磨が優勝しましたね。中盤ごろに、なんか現地で観戦している上司からテキストが来て、佐藤が首位に躍り出たとか。TVをつけて眺めていたら、なんか優勝の瞬間まで見てしまった。どうもインディ500史上初の快挙のようなんで、ちょっとびっくり。高校の時、F1よく見てて、佐藤がF1レーサーだったとは認識してたけど(この時代にはF1への興味をなくしてたので、実際に走っているのをみたことない)、インディのレーサーになってたとは...とりあえず、おめでとうございます。歴史の瞬間を垣間見た気がした。  絢爛華麗たるレースシーンのことはさておき、ワタシはこの連休中に自転車を乗れるようにまで仕上げておきたいと思っていた。というのは来週、会社の同僚と近くの州立公園でキャンプをすることになっているので、バイクを持っていきたいのである。

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クラウンレースというヘッドセットの下部ベアリングを支えるカップをフロントフォークの操縦桿に取り付ける専用工具ここで悲劇が...

 さて結論から言えば、改造は進んでいない!のである。フロントフォークは交換品が送られてきた。スレッドレスの1インチ、26インチホイール装着用のものが届いたので、これでやっと先にすすめると思ったのだが......これだけの情報ではまだ足りなかった。反省もこめて、とっても重要なことなので備忘録として書いておく。

1.1インチスレッドレスフォーク用のヘッドセットには大まかには2規格(またはそれ以上)ある。クラウンレース(フォークたもとに圧着する部品)の外径が26.4mmと27mmのもの。
 これはおそらくスレッドレス時代の規格のISOとJISに対応しているものと推測。ここを誤解してた。1インチのスレッドレスにはワンサイズしかないものと思ってたので、ノーマルサイズスレッドレス用のヘッドセットを購入すれば、それに付属するクラウンレースの内径が自動的に決まる。だからそれがノーマルサイズスレッドレス用のフロントフォークにはまらない道理はないと考えていたんだが、大きな間違いだった。実際は多種多様の規格が混在しており、もしヘッドセットに付属するクラウンレースがフロントフォークに合わなければ、そのヘッドセットはそのフロントフォークに使えないということになる。これは2件ほどNashville近くのバイクショップに行って確かめてきた。いずれも汎用クラウンレースで代用する(この場合、買ったヘッドセットに付属する26.4mmのクラウンレースの代わりに汎用の27mmクラウンレースを取り付ける)のは保証できないとのこと。理由はクラウンレースは下部のベアリングの保持のための部品だが、これはヘッドセットの装着されているベアリングの形状に対して設計されているはずである。だから汎用品を使った場合、ベアリングとの接触が適切にならないので性能を発揮できないばかりか、ベアリングの異常摩耗や最悪、ヘッドセット自体の破損など安全面に問題が出てしまう。後で英文サイトで確認したら、確かに非常に多岐にわたる規格が乱立していると書かれていた。ここで気が付いたんだが、最初の誤解は日本語サイトのみを参照していたためだろう。ただでさえ1インチの規格が廃れている現在、MTBなんて日本じゃほとんど売れてないらしいもんね。MTBなら本場のこっちの情報の方が正確だと思い知らされた。

2.適切なヘッドセットを手に入れるためにはフロントフォークおよびフレームの寸法を正しく測る必要がある。
 いやさ、たぶんこーゆうの必要かもとおもってノギス買っといたんだよね。でもヘッドセット買うときにまったく自分の好みで選んでしまった。だから正しくはまずフロントフォークのサイズ(操縦桿上部と根本部分の外径)とフレームのヘッドチューブの上部・下部内径を測るべき。例えば、ウチのは

部位上部下部
フロントフォーク操縦桿外径25.4mm27mm
フレームヘッドチューブ内径30mm30mm

 この情報をショップに持っていくなり、通販なら買う前に売り手に確認するなりして、対象のヘッドセットがこの組み合わせでちゃんとインストールできるか確認することだ。不幸中の幸いなんだが、ワタシはヘッドセットプレス専用工具とヘッドセットリムーバーを買ったので、ヘッドセットの脱着は手元でできるけど、ショップに持ち込んだ場合、$40ほど工賃を取られる。まあショップに持っていけば、その前に上のような適合条件を聞かれるので、こんな失敗はないと思うが...


 まあ恥をさらす格好になるが、勉強ということで。あえて自己弁護するなら、まず最初にとどいたフォークが希望と違うものだった。だからそこで1週間ロスしてしまい、こんどはこのヘッドセットサイズの不適合である。英文のMTBメンテマニュアルを何度も見直しながら作業してたんだが、大前提の部分は見逃していた。

 2件目のバイクショップのおねーさんも言ってたが、自転車部品のうちでヘッドセットとボトムブラケットは規格が乱立していて、プロでも間違えるらしい。のでCaneCreekのヘッドセットファインダーというサイトを教えてもらった。幸いボトムブラケットを交換するときは取り外す以外は特に何の問題もなかったんだけどね。

 以上の情報をもとにeBayでヘッドセットを急きょ、物色するも、ほしいかつ適合するヘッドセットはいずれも台湾のセラーのみ。昨夜、オーダーしたが、たぶん届くのは来月半ばになるだろう。

フロントフォークの交換(その1)

blog_2017_05_21_00.jpg 夏の休暇に向けてアウトドアアクティビティを充実することになるのだが、その中で個人的に今年も重視しているのは自転車だ。昨年はメーン州のAcadia NPに自分の自転車を持ち込んだり、近傍のMTBトレイルを走ったりしてみたが、やはり悪路を走るとリジッドフォークだと大変疲れることが分かった。ので、今回の改造はサスペンション付きのフロントフォークを取り付ける。

 ハンドルバーに取り付けられているブレーキレバーやシフターを取り外し、ハンドルバー自体もステムから取り外す。そしてステムもフォークから取り外して、フォークをヘッドセットから取り外すという塩梅。

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取り外されたフォーク、フォークのステアにかかっているのはヘッドセットのベアリングフォークを取り外した状態はフレームにヘッドセットの上下ワンがついただけになる

 このバイクに乗っているときにハンドルを切っても特に何も違和感は感じなかったんだけど、いざ分解してヘッドセットのベアリングを見るともうサビサビの上にグリースぎれになって久しいようだ。それに上ワンも欠けているので、いずれにせよ乗り続けるならヘッドセットの交換は必須だったみたい。

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このタコウィンナみたいなツールはヘッドセットリムーバーという専用工具このようにフレームに通して、広がっている部分が圧入されたヘッドセットの内側にかかるようにしてから、ハンマー(マレット)でぶったたくこのように圧入されていた上下ワン(ヘッドセット)がとれる

 ヘッドセットの上下ワン(碗、英語ならcup)はフレームに圧入されているので、専用工具で取り外さなければならない。まあこんなの何度も取り換える人なんていないんだろうから、たぶんこのバイクも固着してて取り外しは大変そうかなと思った。だが専用ツールのおかげで意外と簡単にとれた。まあ写真のようにこれもまたサビサビである。

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新しいヘッドセットはこれまでとは別規格の1インチスレッドレスそしてこれもヘッドセット圧入用専用工具である圧入はこのように少しづつ工具のハンドルを回して押し込んでいくのだが、ここでは中央位置合わせがキモとなる

 もともとついていたヘッドセットは1インチのthreaded用という古いものだったので、これはクイルステムしか取り付けられなかった。今回、いろいろ悩んで1インチthreadlessのヘッドセットをインストールすることにする。理由はフォークのステアはインストール時に必ず切ることになる。もしthreadedのステアの場合、ステア表面に刻まれたねじ山の真ん中らへんを切ることになるので、またねじ山を刻み直さなければならないのだが、その工具は結構大がかりになるのでたぶん自宅でDIYできない。そのためステアに改めてねじ山を刻む必要のないthreadless用のヘッドセットをインストールすることにした。

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では初期状態からヘッドセットの上下ワンを取り外した状態そして新しいヘッドセットをインストールした状態

 ヘッドセットはPROMAXというところのあまり高くないやつだがアンギュラーカートリッジベアリングになっていて、ちょっと先進的。ただ最終的には勘違いだったんだけど、このカートリッジベアリングがはめ殺しになっていると思ったので、圧入ツールの中央位置合わせ用スペーサー(凸型のやつ)を入れられなくて苦労した(MTBメンテナンス本によれば、はめ殺しになっているカートリッジベアリングの場合、直接、圧をベアリングにかけないように書かれていた)。結局、カートリッジベアリングは外れることがわかったので、ワンだけまず圧入してからヘッドセットを再組立てすることで、ヘッドセットのインストールは成功である。  さてでは肝心のフロントフォークだが...

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 オーバサイズ(1と1/8インチ)、threadedのフロントフォークを送ってきやがりましたよ_| ̄|○ ガクッ

ぷろじぇくと、フロントフォーク交換

 さてこの間の年末にホイールを交換して一応のアップグレードは落ち着いたのだが、ここにきてYHしてしまったのである。つまりぷろじぇくと、フロントフォーク交換である。
 現在のフロントフォークはリジッドである。どういうことかといえば、MTBトレイルを走ると超疲れるのである。まあ26インチっていうのもあるんだけど、たった4マイルほどのトレイルを走るだけで1時間半かかる始末。体力がないというのもあるが、もうちょっと機材を使って楽できないかと考えたのは甘えである。(いちおう、平たい道なら20マイルくらいは走れる...)
 でわ、私の現在のバイクにサス付きのフロントフォークを取り付ける場合、ナニが必要なのかといえば...今は古いヘッドセットがついているので、threadedのフォークとヘッドセットとなっている上にサイズはノーマル(1インチ)。選択肢がほとんどないのが現状だ。
 そこでフロントフォークを1インチのThreadlessにすると、ヘッドセットも対応するThreadlessにしなければならない。そしてこれには現在、ついているThreadedのヘッドセットを取り外して、Threadlessのヘッドセットを取り付ける作業が必要となるのだ。
 Headsetの取り外しと取り付け工具は専用のものが必要である。そしてヘッドセットとThreadlessのフロントフォーク。だかこれだけではまだ足りない。さらに私のバイクのステムはクィルステムなので、Threadlessのヘッドセットと互換がない。ので、さらにアヘッドシステムにするためにステムとコンプレッションプラグ、スペーサーが必要となる。さらにさらに、現在のトレンドは31.8mmのハンドルバーなので、これも必要となる。
 ここまででフロントフォークのアップグレードの話だが、ここにきてフロントブレーキもディスクに交換しようかと考えていた。というのはホイールにはブレーキローター用のネジ穴があり、今回のフロントフォークにもディスクブレーキキャリパーのマウントがあるのだ。
 それではこのアップグレードにざっと何が必要かを書き下してみる。
[部品] 1. ヘッドセット 2. フロントフォーク 3. ステム 4. ハンドルバー 5. コンプレションプラグ 6. スペーサー 7. ディスクブレーキセット 8. ブレーキローター 9. 8速シフター 10. フロントリフレクター
[工具] 1. バイクスタンド 2. ヘッドセット圧入工具 3. ヘッッドセットリムーバー 4. クラウンレースインストール工具 5. 15インチのモンキーレンチ 6. マレット
 なんか大規模すぎるアップグレードだよね~

カメラモジュール

blog_2017_05_14_00.jpg さて先月、日本に一時帰国したのだが、そのときにいくつかIT機器も持って行った。そのうちの一つが私の現在のスマホ、MotoZに光学ズーム10倍のカメラ機能を付与するモジュールである。このMotoZはMotoModという拡張機能規格に準拠しており、後付けのスピーカーやプロジェクターなどの機能が付加できるという塩梅。
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 MotoZに機種変するときにVerizonのリテーラーでMotoModは何か買うか聞かれたんだけど、あそこだと定価で売り付けられるからな。しばらくしてeBayを通して購入した。だいたい$100前後安く手に入れられる。
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左がカメラモジュールで右がスマホの裏側こんな風にモジュールとスマホを背中合わせでくっける強力な磁石でくっついて、コンデジに早変わり(写真は10倍ズームにしたとき)

 実はデジカメとしての性能はMotoZのビルトインカメラに若干劣るのだが、光学10倍ズームが大きなアドバンテージになる。まあそれと飲み会の話のネタにもなるね。この間の同窓会では見せる暇もなかったけど、翌日、先輩にあったときに見せたら、先輩もさることながら店員さんまで興味を示していた。
 というわけで手軽にスナップをとれるコンデジの代わりに使えるかなぁと思った次第である。

日本から戻る

 ブログを1月以上放置していたようだが、その間に日本出張があった。仕事は1週間だが、そのあとの週に有給を取ったので計2週間の日本滞在である。実はこの季節に日本に戻るのは17年ぶりだ。というのは2001年に日本を離れたときはひどい花粉症だったのだが、米国では一切発症しなかった。そんなわけでこの季節に日本に戻るのは避けていたのだが、いざふたを開けてみると.....やっぱり花粉症でした。一緒にテネシーから出張で来ていた同僚からアレグラを分けてもらい、この2週間は凌いだんだけど、またしばらくは春の日本には足を踏み入れたくないかなぁ。

 今回、特筆すべきことがあるといえば、小中学のプチ同窓会に参加したことか。かつての地元の板橋に行くのは実に20年以上ぶりである。さらに友人の計らいで、小学校2年から4年までの担任の先生も来ていた。正直、だれか最初わからなかったわけだが、名前を聞いてちょっと絶句した。だって35年ぶりの再会だもんね。そう思うと中学3年の担任が数年前に逝去したことが悔やまれる。一度、お会いしたかった。

 さて、先週の金曜日にテネシーに戻ってきたのだが、体重がヤヴァいことになってた。そーいうこともあり、昨日は自転車で34キロ走ってきた。道に迷ったりした結果だが...まあMTBで34キロだから、それなりに負荷がかかっていると思う。実際、部屋に戻ったら2キロほど体重が下がっていた。ただどうやらこの2週間は激しい雨が降っていたみたいで、道がそこら中ぬかるんでいた。だからタイヤがドロドロになってしまったんだが、これを部屋に持ち込むのは忍びない。というわけで、アパートのフリーの洗車場で水洗いした。ちょっと水洗いは避けたかったんだけど、背に腹はかえられんということで。一晩、自室のバルコニーで乾燥後、オイルをさして室内保存となったわけである。

 今回は自分の出張に合わせて妻も一緒に帰国した。ワタシのマイレージが日米の往復航空券分たまっていたので、これを利用。とはいっても意外と高くないなぁというのが今回の印象なので、もし次回があれば自腹を切るのもやぶさかではない。ワタシ自身も妻と一緒に海外から飛行機に乗るのは初めてだったので新鮮だったわけだが、彼女もひじょーに気楽だったとのこと。確かにトイレとか荷物を気にせず行けるし。帰りはワタシの方が一足早く帰ってきたんだけどね。明日から会社だわ。時差ぼけで寝過ごさなければよいんだが......
 
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