昨日は妻のボスの90歳の誕生日パーティに招待していただいたので参加してきたのだが、ふたを開けてみれば彼の家族だけでなく、大学のファカルティがたくさん招待されていてちょっとびびった。
妻は大学の薬理学科に所属しておりパーティで話しかけてくる人ほとんどが学科の教授とかばかり。妻は学科にいるから知り合いもいるんだが、私はアウェイ感たっぷりである。
ただ麻酔科(以前の私の職場)のディレクターのヒトが妻のボスの共同研究者だったらしく、彼とはこの春にあった麻酔科のインターナルミーティングで前ボスが紹介してくれたため、ちょっとソーシャリティを発揮して挨拶した。すると向こうも覚えていたらしく軽くハナシが始まったんだが、前ボスははどうやら来年にはリタイアする様なことを言ってた。まあRO1をディフェンドできない時点で、すでにコレまでのように大量にポスドクを雇えないだろうし(現に私はそれが理由での離職である)、研究内容としても煮詰まってたからねぇ...
アサインされたテーブルには妻の元同僚のLさんとその奥さんも来ていた。Lさんとは以前、日本から妻のボスに会いに来た元ポスドクのヒトと夕食をともにしたときからの知己だったので、ちょっと(個人的には)場違いな雰囲気のなかの安堵を感じる。
こういった高齢の方の誕生日パーティに招待されるという経験は在米13年間の間になかったので、久しぶりに新鮮であった。特に誕生日を祝われるヒトとのおもしろい逸話を披露するというのはなかなかに難易度が高い。妻がYouTubeとかで調べてみたら、いわゆるウケ狙いのネタを披露する感じ。今回に限っていえば、妻のボスとは2回くらいしか会ったことがないんで、さすがにムリ。まあ彼はかなりの好々爺なので、何を語ってもニコニコと笑ってくれるだろうけれど。
妻のボスがテーブルに挨拶に来てくれたとき。彼は”You should be honored that you have such a beautiful wife"と言ってくださった。昨夜は妻は彼の卒寿を祝うために和服を着ていたので、さぞかしうれしかったのだろう。女性の参加者会うヒトもほぼ全員が着物を褒めていたな。
昨夜は小雨が降っていたのと妻が和服を着ていたということもあり、Gandy Dancerのバレットパーキング(映画とかでよく見るホテルとかでクルマを停めて、そのままボーイに任せるアレ)を利用した。これもワタシには初の経験である。通常のワタシなら使わないサービスだ。
まあそんな感じで、Gandy DancerというAnn ArborのAmtrakの駅に隣接しているちょっとおしゃれなレストランに4時間ほど滞在。また新たな米国の経験をする。13年ごときではまだまだ学ぶことは多いな。