米国けんきゅうにっき

はじめまして!2001年に日本を飛び出し米国へ。研究分野は化学でしたが、2005年のはじめに職場を東海岸から山の中へ移し、その際に研究分野も大きく変えました。そして2010年に結婚とグリーンカード取得。さらにさらに2011年夏に再び1800マイルを東に向かい、新天地、ミシガンに生活の場を移しました。2016年夏に仕事の都合でテネシーに引っ越しました。クルマ関係の仕事ですが、未だに合間を見ては投稿論文の準備をしています。まあ、せっかくの貴重(?)な人生なので、日々の出来事を残しておくことができれば幸いです。

2014年03月

Handsome tooth

 連絡がきた2つの大学のうちのひとつから電話がきた。チェアからだったのでてっきり電話インタビューかと思ったのだが、現地インタビューのための候補の同意が口頭で必要ならしく、ワタシの訪問の意向や承諾とあとはちょっとした世間話で終わった。今まで大学のファカルティ選定は現地面接の前に電話によるスクリーニングが必ずはさまれていたので、ちょっとびっくりである。



 そもそも電話インタビューだったら時間を設定してやるはずなのが、今回は先方が忙しいらしく時間の指定が一切なかったわけだ。そんで昨日のお昼ごろに突然、電話がかかってきてちょっとうろたえたわけである。まあ突然電話インタビューというのは全くないわけではないけどね、以前のデラウェアの会社みたいに。



 ところでその電話のあとに歯医者の予約が入っていた。直前に気がついたんだが、どうやら虫歯の治療のアポだったらしい。というのは、以前からフラクチャのある歯の処置についてミシガン大の歯学部に通っていたのだが、そこで精査した結果で虫歯がみつかったというながれ。2つあるらしく、いずれも過去に日本で処置されたものだ(たぶん高校時代くらい?)。だからいわゆる”銀歯”なんだが、今回、処置したのがアマルガムのフィリングのやつ。上顎第一小臼歯というらしい。アマルガムをガリガリとドリルで削って、歯と同じ色のフィリングをつめてもらった。



 歯科医師も助手の人も女性なんだが、出来上がったその上顎第一小臼歯を見て’みてごらんなさいな、なんてハンサムな歯だわ!’みたいなこと言って合わせ鏡で見せてくれた。まあ確かに銀色の物体が減ったので見た目が良くなったかな?


 次回は下の歯についているインレー(金属片)を除去してやはり白いフィリングつめるそうだ。

きざし

 昨日のグループミーティングで5月中旬にインディアナポリスで開かれる学会に参加することになった。ここからクルマで4~5時間くらいか。参加するのはいいのだが、今後のスケジュール次第だな。モンタナの友人がブルーミントン(インディアナポリスの近くにある街)に越して来るということだったので、近いうちにあのあたりの行こうとは思っていたのだが。



 なんか昨日、帰りがけに立て続けに2つの大学から連絡がきた。どうやらワタシのアプリケーション、一次の書類選考が通ったらしい。次のステップに進みたいから、まだ職探しちゅうか訊いてきたわけである。時期的にもすでにオファが出ている頃合だからね。相変わらずへたくそな電話インタビューだが、ここは人生の岐路ということで気合を入れなければ。

寝不足のトランス状態でエラソーなことを書いてみると支離滅裂になる

 昨夜は毎週月曜提出のレポートを書いていたら、深夜3時になってしまった。もういい年なので、睡眠不足がちょっとツライ...



 いい加減、背に腹は替えられなくなってきたので、今のボスにレターを頼むことにした。これで3人の推薦人が全部、アメリカ人になったのだが、今のボスがどれほどイイことを書いてくれることやら。そんなわけで、ジョブサーチはいよいよ節操が無くなって来たのである。もうポスドクでもなんでもいいから探している。多少、自分のスキルとかぶってなくてもガンガンいこうぜっ!てカンジ。



 すでに何年もやってないけど、一応、合成で学位とったからね。有機合成とかでも平気でレジュメとカバーレター出してますわ。そもそもバイオケムやりだしてから、自分の合成のスキルを有効利用できるシーンなんてなかったんだがな。どこのどいつだよ、これからは境界領域だ~とか言ってたヤツは?



 そもそもバイオのやつらの合成の感覚と精密合成の感覚がまったく違うのが問題なんだがな。そーいえばP450なんかは薬物のメタボリズムとかやっているから、たま~に化合物の精密合成なんかのプレゼンを見るけど、P450関連のバイオ側の研究者がその辺にま~ったく興味をもってないからね。そんな講演が何かのコヤシになっているのか不明。いやもちろんだけど、エナンチオ選択性がここのステップがすばらしいんですとか、この銅アート錯体で精密な選択付加精密が可能になったとか合成のテクニカルタームをバイオ屋の前に並べられてもどうかとは思うけどさ。境界領域ってなんかさじ加減がむつかしいわ。



 そもそも境界領域学問(まあ日本だと学際領域か)に注力していくとかいうけどさ、日本の土壌で育ってきたような研究者はそんなカンタンに鞍替えできるようにはできてないよね。その辺は米国とか欧州とかとの求めるものの差もあるんだろうけど。日本の場合はそーいう分野をまたにかける学者が出来上がるのが苦手そうだが、こっちだとそんなのがゴロゴロいるわけだ。まあだからといってソイツらが使えるかは不明だし。だから本来なら学際うんちゃらとかウツツをぬかしてないで、ちゃんと日本人に得意な方法でしっかりした基礎を育てつつコツコツとやっていくべきなんじゃないのかと思うわけだよ。



 まあいいよ。なんでも知っているゼネラリストを作りたいんならそれでも。でもその結果、何か基礎が抜けたようなヤツが表舞台に出てくることになっちまったこの状況をどう考えるね、政府の役人さんやそれを許した学者・教育者たちは?なんかエラソ~なこと書いてるけど、別になんか提案があるわけではないんだがな。




 とりあえずレポートは出したのだが、まだ山のようにstopped-flowのデータ解析が残っている。アタマがいたいなり。

ビールの下での再会の約束

 昨日はここミシガンで知り合ったGabiとReedの送別会のため、Cantonの居酒屋三平まで行ってきた。



 ミシガンに引っ越してきたばかりのころ、妻がカンバセーションパートナーとしてGabiと知り合い、彼女のボーイフレンドがReedだったのだ。彼の方はこの街にあるブルワリのビール職人として働いており、よく彼らとブルワリで落ち合ったり、彼らの家にディナーに招待してもらったり、かなり仲良く付き合っていた。



 そんな彼らもとうとう新たな職を見つけこの街から去ることになったので、ささやかながら送別会をすることにしたのである。



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居酒屋では定番の豚角煮であるこれまた定番のモツ煮だが...鴨肉である、これから鴨鍋になる
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鴨肉を鍋に投入店員さんの手際を興味深く見つめる二人食後に記念撮影、再び出会う日まで...



 居酒屋三平っていうのはこの辺では結構、有名な日本風のまさに居酒屋である。近くには矢崎総業の米国支社があるので、この日もかなりの日本人が店内を占めていた。



 個人的にはあまり日本料理店には興味がないのだが、GabiとReedは結構な日本フリークである。2年ほど前に沖縄に旅行に行きその日本好きをさらに加速させたようだ。ということもあり、またこの居酒屋三平の鴨鍋もなかなかの評判だったので、彼らの送別会としてこの店をチョイスした。


 結果として、鴨鍋は大好評だったみたい。最初に注文したアピタイザのモツ煮のテクスチャに個人的にはちょっと引いたが、彼らは果敢にも食べていた。まあ味はいいからね。


 彼らは私たちとほぼ同時期にミシガンに来た。その前は、これまた私たちが住んでいたモンタナの近く、アイダホから引っ越してきたとか。ワタシのアメリカンブルワリ好きも手伝って直ちに意気投合した数少ないミシガンでの友人であった。そんな彼らが今度行く場所は米国を離れた異国の地にあるブルワリだとか。



 送別会の後に、いつの日か必ず再会することを二人に約束した。
 

こんどはクルマですよ!

 今日は集菌。先ほど発現量をチェックしたら1リットル培地当り1200ナノモルと出た。ミュータントとしては悪くないので遠心ちゅう。


 今日はボスが帰ってくるということなので、まったりさせていただく。これまでの3週間が忙しすぎだたのでね。そーいうわけで朝余裕があると思い、オイル交換のために近くのファイヤーストーンまでクルマをドロップしにいったのだが...出かけるとき後ろのハッチを開けようとしたら、凍っていてあかないじゃな~い!んで、ムリにこじ開けたらハッチを支えるヒンジがぶっ壊れてハッチごと取れちゃいましたよ!


 このままだとクルマの内部に自由にアクセスできてしまう。まあオイル交換もするし、そこのガレージで修理を頼むことにした。しかし、ガレージに行くまでの短い距離、後ろのハッチが半分ほどダラ~ンとぶら下がっていたので、ワタシの後ろを走るクルマは気が気ではなかっただろう。でもミシガンの光景としては普通、フツー。


 ファイヤーストーンで説明したら、だいたい300ドルくらいかかるといわれた。ガラスは割れてなくて、おそらくちっちゃなヒンジを交換するだけなんだけどな。だいたいこの部品、壊れることなんて想定されてないだろうに。まあ落ちてきたパーツを見るとサビサビだったので、ミシガンの環境なんだろうな。冬期は地面に塩まきまくるし。それとも酸性雨なのか!?


 こうしてみているとデラウェアやモンタナと違い、ミシガンにはいろいろと○ソなことが多すぎる気がするのは気のせいかね?たとえば道路の穴ぼことかさ。昨日もケロッグアイセンターへの道を歩いていて、ハンディキャップ用の歩道路面に埋め込まれているガイドパネルあるじゃん?あれの1つがまるごと何処かにいっちゃってて、穴が空いているわけよ。たぶん歩道用のスノープロウラーが引っ掛けて掘り返したんだろうな。こんなの他州では見たことないんだがな、どゆーことよと思う。


 他にもまだディスりたいことが山ほどあるんだが...たとえば昨日の寒空でのバス待ちでの出来事とかな。そこのインターナショナルっぽいティーンがバスに乗り込むときに割り込みやがる。寒いからって少しはマナーってもん守れやと思うんだが、自分がちいさいのかとも思う。言い出したらキリがないんだがね。いろいろとカルチャーショックである。まあアメリカでの生活に慣れているという大前提で話すが、ここの州の生活を経験したら他の州のほうが幾分ましだ。それだけこの州ではイライラすることが多い。
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