米国けんきゅうにっき

はじめまして!2001年に日本を飛び出し米国へ。研究分野は化学でしたが、2005年のはじめに職場を東海岸から山の中へ移し、その際に研究分野も大きく変えました。そして2010年に結婚とグリーンカード取得。さらにさらに2011年夏に再び1800マイルを東に向かい、新天地、ミシガンに生活の場を移しました。せっかくの貴重(?)な人生なので、日々の出来事を残しておくことができれば幸いです。

2013年07月

Lake Superiorに辿り着く

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 休暇明けの2日目だが、なんかとーってもモチベーションが低い。とりあえずVAの年度更新の書類を午前中に片付けたら、結晶学者の同僚とともにボスから呼び出された。なんか自分の仮説を見せたいらしい。ただ自分のなかでさ、P450に対する情熱がかなり冷めてるんだわ。まあ自分のバックグラウンドが無機化学ってのもあるんだけど、なんか金属中心のハナシを無視してペプチドの構造から水分子がどこから来るだの、水素結合がどこにこうあるだのを、ひたすら言っているのを見聞きしていると、ちょっといい加減疲れてくる。いや、もちろん重要なことはわかってるよ、わかってんだけどさ...


 今回の旅の続きである。Tahquamenon Falls州立公園のキャンプ場を後にして、我々はさらに西にあるPictured Rock National Lakeshoreに向かうことにした。Tahquamenonのキャンプ場はウェブで予約できたんだけどPictured Rockの方は早い者勝ちなんで、この夜の寝床を確保できるかは辿り着くまでわからなかった。

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こんな感じの道をひた走りますHurricane Riverキャンプ場にとうちゃくキャンプ場の裏手はスペリオル湖が広がってます



 目的のキャンプ場はHurricane Riverキャンプ場。ただここは20ちょいしかサイトがないので、ここが埋まってたらもうちょい先にあるTwelvemile bearchキャンプ場を考えていたのだが、運良くまだサイトが空いていた。だいたい午前11時くらいか。その30分後くらいにはすべてのサイトが埋まってしまったので、まあちょうど良いタイミングである。


 キャンプ場はスペリオル湖のすぐそば。キャンプ場の裏手には砂浜が広がっている。カヤックとか置いてあったので、湖岸を巡って旅をしている人がいるんだろう。ここの問題はbiting flyがいること。半ズボンだとやつらはかみついてきます。その上、虫除けが効かないのである。


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Grand Sable Dunesへの道砂浜は強風が吹いていたでも湖はおだやかに見える
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実は湖面から結構な高さにいますそして唐突にSable Fallsがある


 テントを設置後、ちょっと町へ買い出しにでかける。最寄りの町はGrand Maraisという小さな港町。キャンプ場から30分くらいかな。その途中には2つほど見所があったので、立ち寄ってみた。まずはGrand Sable Dunes。地図上では近そうに見えた。まあ実際、距離的にはそんなにない。しか~し、砂場なんで歩きにくいんだな。その上、靴の中に砂が入りまくるぅぅ。さらに林をぬけると吹きさらしになるので、強風が直撃する感じである。まあ疲れる。それでもスペリオル湖の姿は印象的だ。もうこれはほとんど海だな。


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Log Slideという降りてビーチまでいけるんだが、帰りがすご~く辛いだろうなって感じの高さである。それ以前に高すぎてこわいなりLog Slideの反対側にはAu Sable Lighthouseがみえる



 もう一つはLog Slideというところ。名前の由来は切り倒した丸太を湖に滑り落としたことから。落ちた丸太は船でどこかに運ばれたとか。遠景はなだらかそうに見えてきれいなんだが、直に下を見下ろすと急斜面で高所恐怖症には怖すぎます。でも下のビーチには何人か降りていて遊んでいるみたいだった。


 反対側には灯台が見える。これはキャンプ場からトレイルが出ていたのだが、結局はいけなかった。ちょっと残念。


 そんな感じでPictured Rock一日目は過ぎていった。しかぁし、夕方までは非常に天気が良かったのだが、キャンプ場で食事をしていると遠方で地鳴りが聞こえてきたんだな。最初は気にしてなかったんだけど、だんだんと音が大きくなってくるではないかね。そして急激に暗くなってくるのであった、怖いくらいにね。その夜は雨がやってきたのだが、念のためにテントの上にタープを張っておいた。まあ杞憂かなと思ったんだけど、結構、強い雨だったのでタープ張っておいてよかったわ。

Tahquamenon Falls Brewery & Pubに行ってみた

blog_2013_07_27_00.jpg この休暇で宿泊したキャンプ場の近くにはTahquamenon Falls Brewery & Pubというブルワリがある。ありていに言えば観光地にある観光客向けのブルワリなんだが、このブルワリを特色付けることとして、このブルワリ、州立公園内にあるのだ。



 場所的にはアッパーフォールズのすぐそばである。前々回のエントリで触れた滝のことね。森の中にあるブルワリなんで、とても良いロケーションである。観光客であるか地元民であるかはさておき、ビール好きにはたまらないであろう。


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入り口は観光地らしくギフトショップが隣接している店内はモンタナを彷彿させる装飾だ
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ビールの種類は4種類、ただしこの写真を撮ったときはシュタウトは品切れ醸造タンクはカウンターのすぐ後ろにありました



 まず目を引いたのは店内の装飾である。そう2年前に住んでいたモンタナを感じさせるのである。特にシカの頭部の剥製とかビターンと壁に張り付けられたような動物の毛皮とかね。


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まずは飲み易そうなHarvest Wheat妻はBlack Bear Stoutを注文
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フレイバービールのRaspberry Wheat AleUPの名物になっているPastyがこの日の夕食だ



 まさに夏の避暑地にあるブルワリなので、飲み易いビールがそろえられている。このときワタシは大変にのどが乾いていたので、最近のお気に入り、wheat ale系を注文する。その一方でMぽんは彼女の最近のお気に入り、黒ビール系だ。ちなみにここのシュタウト、とってもクリーミィで飲みやすい。簡単にのどを通り過ぎていくみたいで、ついつい飲みすぎになりそう。私が最初に頼んだHarvest Wheatも冷えていてとっても美味しい。特に癖のないビールなんだが、こういう味も重要である。


 さてパスティである。パスティはアッパーペニンシュラでは名物の食べ物である。円形パイ生地に肉やジャガイモなどの具を入れて折りたたんで半月状にする。そして縁に折り目を付けてオーブンで焼く料理である。ちょっとパイ生地がバター豊富なので縁の部分を食べると気持ち悪くなったが、具の入っている部分は非常に美味である。一緒についてくるグレイビーソースをかけるとバターとのコンビネーションによりいっそう味が引き立った。


 このUPでのパスティはフィンランド系移民が持ち込んできたものだとか。もともとは鉱山で働く労働者たちの昼食だったとか。関連してモンタナのButte(銅鉱山の町として有名)でもパスティは名物だとか。



 まとめるとこのTahquamenon Falls Brewery & Pub、ロケーションがなによりも良い。特に森の中を歩き回って疲れた後のビールは最高である。

Tahquamenon Falls州立公園ロウアーフォールズ

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 先ほど、職場の研究室に行ってきた。自宅には固定電話がないので、ラボの電話で電話面接を受けるためにである。まだ休暇中だったのにラボに現れたら、みんなどうしたんだと理由を聞いてきた。

 さて面接であるが、特に大きな失敗はなかったとは思う。まあもちろんいろいろとアヤシイ回答をした場面も思い出されるが、まあアクセプタブルであろう。


 それとKalamazoo Collegeの先生から2D6の精製に関して問い合わせが来ていた。キャンプ出発直前にもこれから精製する旨の報告を受けていたんだが...結論から言えば失敗したらしい。原因はすぐに見当がついたので、返信しておいた。まあ次回の糧になればいいね。



 引き続きアッパーペニンシュラの旅について書こう。キャンプ2日目に訪れたのはキャンプ場のすぐそばにあるロウアーフォールズである。クルマだとあっという間なんだが、テント設営場所から歩いて行ったので20分くらい離れた場所に滝はある。

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岸からちょっと離れた場所に滝がみえるそんなわけでボートで中州に行くわけだ岸から出るときはオヤジがボートを押してくれたが、対岸では自分でランチさせなければならない


 最初は川岸から見える範囲の滝を眺めていたが、ボートで中州に行きそこから中州の周囲にある5つの滝を眺めることができるということだったので、ボートに乗ることに。ちなみに川は相変わらずルートビールの色なので、水面下がどうなっているかは一切わからない。すくなくともMぽんはちょっと怯えていたんだが、ワタシも高校生以来の手こぎボートだったので、ちょっと操船に不安だったのはナイショのハナシ。


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中州にはちょっとしたループトレイルが相変わらず黄色い水の流れでも陽が差すと金色に輝いて結構きれい
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これはまるでプリンのようだ川上は穏やかなせせらぎであるこちら側の滝も金色



 黄色い水の流れでも日差しによっては金色に見える。これはとてもきれいだね。


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ここの滝は二股に分かれているように見えるが、たぶん真ん中のは倒木だな中州からボートドック側を眺める、青空が映えるね


 さて訳あって今はボート上の写真はないんだが、妻が撮りまくっているはず。ワタシはオールを漕ぐので精一杯であった。ちなみに中州から川岸に戻る前に、ボートで滝の近くまで接近しようとしたんだが、転覆したらイヤすぎるので途中で挫折。チキンなのである。


 タークアメノン滝州立公園のハイライトはこんな感じ。滝周辺はなかなかに充実していると思うが、いざトレイルに行こうと思ったら、ちょっとした装備(特に足回り)があった方が良いだろう。あと強力な虫除けも必需である。ワタシは蚊に刺されまくったので...

Tahquamenon Falls州立公園にて

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 昨日の夕方ごろにアッパーペニンシュラから戻ってきた。だいたいクルマで6時間くらいだろうかね。5日間のキャンプだったが、ほどよいリフレッシュとなったと思う。


 休暇自体は今週いっぱいまで取ってあるので、あとは自宅でダラダラ過ごそう...と思っていたのだが、実はキャンプ出発直前に以前に電話インタビューをした会社から再び連絡がきて、明日の金曜日に再びの(それにまさかの)電話面接をしたいというオファがやってきた。今回はHRからではなく、直属の上司や同僚となりうる人たちとの面接のようだ。そういうわけでちょっと休暇の予定を早めに切り上げて戻ってきたわけ。なかなか心安まる暇がないなぁ。


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タークアメノン アッパーフォールズである。水が黄色いのは汚れているわけでは無く、水底に沈んだ枯れ葉などからしみ出たタンニンに由来するそうだ


 このタークアメノンフォールズ州立公園は黄色い河川の流れが特徴的である。これは上記したように川底に沈んだ枯れ葉などからしみ出るタンニンが流水を着色していることによる。これを陸水学ではブラックウォーターというそうだ。この名称の通りに必ずしも黒い水であるわけではなく、ここの様に黄色い水であることもある。


 この滝の別名は”ルートビールフォールズ”だそうだが、たしかに色合いはそっくりだ。ただ陽光が反射すると鮮やかな黄金色を呈するので、非常に見栄えが良くなる。秋の紅葉期に訪れるとよりいっそう引き立ちそう。


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なんか、モソモソ...ジャイアントパイン(松の木)ループトレイルのハイライトだと思われる
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すでに廃道の様相を呈してきている倒木のくぼみには茶色いたまり水倒木が行く手を遮る


 この日はアッパーフォールズをみたあとにGiant Pines Loopという周回トレイルを歩くことにした...のだが、トレイルには数日ほど人が歩いた形跡がみられず緑の絨毯で道が覆われていた。さらにかなりの頻度でトレイルは水没しており、ウォータープルーフのシューズを履いていなかった我々の行く手を遮っていた。そして最後にはちょっとシャレにはならない倒木があったので、前進をあきらめたのであった。


 この日の午前中は別のトレイルを歩くために、悪路をクルマで1マイルほど進んでいったのだが、この悪路もまたあんまり人が入り込んでいた様子がなく非常に不安だった。まあこの州立公園はトレイルを歩くというよりは滝を楽しむのが主体なんだろうな。

 

 そんなワイルドなトレイルとはうらはらにキャンプ場は妙に充実していた。温水シャワーは完備されているわ、各サイトには電源がきているわで、なんてミシガン人はスポイルドされているんだろう!って思った。とっても便利だけどね。


 あとちょっと吃驚したのは、周囲のキャンパーは就寝後も無造作にピクニックテーブルに食器とか水とか放置してあったこと。これはモンタナでは禁止されている。というのはクマをおびき寄せるからね。まあ次に訪れたPictured Rockのビジターセンターで聞いたけど、ブラックベアは居るらしいけどみたことないとか。だからモンタナほど気にする必要はないのかしらね。

アッパーペニンシュラ、2日目

今、テントのなかでこれを書いている。キャンプ2日目だ。

今日は午前中になんだかすごい場所をクルマで走ってたどり着いた駐車場が森の奥底で、あんまり不安なのでキャンプ場にもどってきた。

気を取り直して滝を見たあとに再び別のトレイルを歩き始めたら、そのトレイルも人っ子一人いないうえに、道は廃道のように荒れ果てていた。しまいには倒木で通行不能だったので諦めてもどることに。蚊にさされまくった。

なんだかんだ行って疲れたので眠いんだが、まわりのキャンパーは宴もたけなわって感じ。眠れそうな雰囲気ではないなぁ。
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