休暇明けの2日目だが、なんかとーってもモチベーションが低い。とりあえずVAの年度更新の書類を午前中に片付けたら、結晶学者の同僚とともにボスから呼び出された。なんか自分の仮説を見せたいらしい。ただ自分のなかでさ、P450に対する情熱がかなり冷めてるんだわ。まあ自分のバックグラウンドが無機化学ってのもあるんだけど、なんか金属中心のハナシを無視してペプチドの構造から水分子がどこから来るだの、水素結合がどこにこうあるだのを、ひたすら言っているのを見聞きしていると、ちょっといい加減疲れてくる。いや、もちろん重要なことはわかってるよ、わかってんだけどさ...
今回の旅の続きである。Tahquamenon Falls州立公園のキャンプ場を後にして、我々はさらに西にあるPictured Rock National Lakeshoreに向かうことにした。Tahquamenonのキャンプ場はウェブで予約できたんだけどPictured Rockの方は早い者勝ちなんで、この夜の寝床を確保できるかは辿り着くまでわからなかった。
こんな感じの道をひた走ります | Hurricane Riverキャンプ場にとうちゃく | キャンプ場の裏手はスペリオル湖が広がってます |
目的のキャンプ場はHurricane Riverキャンプ場。ただここは20ちょいしかサイトがないので、ここが埋まってたらもうちょい先にあるTwelvemile bearchキャンプ場を考えていたのだが、運良くまだサイトが空いていた。だいたい午前11時くらいか。その30分後くらいにはすべてのサイトが埋まってしまったので、まあちょうど良いタイミングである。
キャンプ場はスペリオル湖のすぐそば。キャンプ場の裏手には砂浜が広がっている。カヤックとか置いてあったので、湖岸を巡って旅をしている人がいるんだろう。ここの問題はbiting flyがいること。半ズボンだとやつらはかみついてきます。その上、虫除けが効かないのである。
Grand Sable Dunesへの道 | 砂浜は強風が吹いていた | でも湖はおだやかに見える |
実は湖面から結構な高さにいます | そして唐突にSable Fallsがある |
テントを設置後、ちょっと町へ買い出しにでかける。最寄りの町はGrand Maraisという小さな港町。キャンプ場から30分くらいかな。その途中には2つほど見所があったので、立ち寄ってみた。まずはGrand Sable Dunes。地図上では近そうに見えた。まあ実際、距離的にはそんなにない。しか~し、砂場なんで歩きにくいんだな。その上、靴の中に砂が入りまくるぅぅ。さらに林をぬけると吹きさらしになるので、強風が直撃する感じである。まあ疲れる。それでもスペリオル湖の姿は印象的だ。もうこれはほとんど海だな。
Log Slideという | 降りてビーチまでいけるんだが、帰りがすご~く辛いだろうなって感じの高さである。それ以前に高すぎてこわいなり | Log Slideの反対側にはAu Sable Lighthouseがみえる |
もう一つはLog Slideというところ。名前の由来は切り倒した丸太を湖に滑り落としたことから。落ちた丸太は船でどこかに運ばれたとか。遠景はなだらかそうに見えてきれいなんだが、直に下を見下ろすと急斜面で高所恐怖症には怖すぎます。でも下のビーチには何人か降りていて遊んでいるみたいだった。
反対側には灯台が見える。これはキャンプ場からトレイルが出ていたのだが、結局はいけなかった。ちょっと残念。
そんな感じでPictured Rock一日目は過ぎていった。しかぁし、夕方までは非常に天気が良かったのだが、キャンプ場で食事をしていると遠方で地鳴りが聞こえてきたんだな。最初は気にしてなかったんだけど、だんだんと音が大きくなってくるではないかね。そして急激に暗くなってくるのであった、怖いくらいにね。その夜は雨がやってきたのだが、念のためにテントの上にタープを張っておいた。まあ杞憂かなと思ったんだけど、結構、強い雨だったのでタープ張っておいてよかったわ。