米国けんきゅうにっき

はじめまして!2001年に日本を飛び出し米国へ。研究分野は化学でしたが、2005年のはじめに職場を東海岸から山の中へ移し、その際に研究分野も大きく変えました。そして2010年に結婚とグリーンカード取得。さらにさらに2011年夏に再び1800マイルを東に向かい、新天地、ミシガンに生活の場を移しました。2016年夏に仕事の都合でテネシーに引っ越しました。クルマ関係の仕事ですが、未だに合間を見ては投稿論文の準備をしています。まあ、せっかくの貴重(?)な人生なので、日々の出来事を残しておくことができれば幸いです。

2013年03月

全米展開中?のブルワリに行く

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 ワタシが住んでいる街、ミシガンはAnn Arborから南に小1時間ほど走るとオハイオ州に入る。州境付近はちょっとした田舎なんだが、比較的新しめのショッピングモールがある。そのモールの中には絶賛全米展開中(?)のブルワリ&レストラン、Granite City Food & BreweryのMaumeeブランチがあるわけだ。ちなみにMaumeeというのはちょっと不思議な音感だがオハイオとミシガンの州境にある町の名前。もうちょっと南にいけばToledoという比較的大きな街にでる。


 さて何で"全米展開中?"なのか?というのは、このエントリを書くためにHPを見てみたのだが、ブランチが中西部に渡って広く存在しているからだ。モンタナあたりだと店舗はないけど、近傍の州、たとえばサウスダコタとかにも進出しているので、ちょっとびっくりした。


 さてさてMaumeeの支店は以下の場所である。

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 注文したビールはWellington Indian Pale AleとBroad Axe Stout。前者は恒例のIPAだがちょっとアロマっぽい香りがして上品さが感じられる。味はホップの利いた心地よい苦味なんだけど、その中に何かの植物の風味が感じられる。若干、アンフィルタード気味なのも良く、キンキンに冷えていてとってもおいしくいただいた。


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銅褐色のIPAだそして黒ビールのStout実際に稼動しているかは不明の醸造タンク



 シュタウトの方はクリーミィな泡が口当たりをとっても良くしているね。コーヒーのフレイバーが好きなヒトにお勧めだ。


 店内の装飾に一役買っている醸造タンクだが、これが実際にビールの醸造に使われているかは不明。というのはこれだけの規模のフランチャイズが各ブランチでビールを醸造する必要があるのか?という疑問から。まあブルワリのデコレーションとしてははずせないんだけどね。

Knoxvilleで訪れたブルワリ

blog_0319_2013_00.jpg 昨夏のGreat Smoky Mountains国立公園とMammoth Cave国立公園への旅の途中でテネシー州はKnoxvilleに立ち寄った。まあここが目的で立ち寄ったのではなく、お昼ご飯のため来たワケである。


 Knoxivilleといえばテネシー大学の本拠地だ。そのためかダウンタウンは学生が集まりそうなお店がいっぱいあった。ただちょっと治安が悪そうに見えたのは気のせいだろうか?Knoxville在住の方々はどう思われているのだろうね。


 スマホによる検索の結果、お目当てのレストランはDowntown Grill & Breweryというところだ。場所は以下の通り。










 大学の目と鼻の先だ。こんな場所だと週末の夜なんかは学生とかで溢れて居そうだが、お店の雰囲気はおちついた感じだったので、学生が飲んだくれるような場所ではなさそうだ。


 ブース席に案内されるとアフリカンアメリカンのウェイトレスがメニューを取りに来た。いやぁ、久しぶりの南部の英語はちょっと聞き取りにくいね~。あとはアフリカンアメリカン特有のヘヴィアクセントっていうのもあるんだろうけど。


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レストランの入り口多彩なビールに説明が書かれたメニューはちょっとした親切WWoodruff IPAとState Street Stoutを注文



 店の雰囲気も相まって、ビールがなかなか進みますね。私の好みの味のIPAと、やはりクリーミィで好きな味わいのシュタウトは食事もすすむ、すすむ。


 時間もあんまりなかったので長居はできなかったのだが、もしKnoxvilleに住むことがあれば訪れた知人を連れて立ち寄りたいブルワリだな。

Royal Oakにあるブルワリ

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 昨日も近くを通ったのだが、Detroit動物園の近くにRoyal Oakという街がある。じつわ妻共々、個人的にこの街を気に入っている。こじんまりした町並みもさることながら、ワタシの琴線に触れるモノは...もちろんブルワリだ。


 まあここのブルワリが特別というわけではないんだが、なんとなく気に入っているのだ。その理由はたぶん歩いていて心地よいことかね?Detroitの近郊にもかかわらず治安はよく、晴れた日にはワゴンセールなんかやっていたり。ほかにもカップケーキ屋とかカフェが並んでいたりと、ここで一日時間をつぶせといわれれば、喜んでやるかもしれない。


 そんな街にあるブルワリの紹介をしよう。その名も街の名前の通り、Royal Oak Breweryである。メインストリートを1ブロックほどはずれたところにある。ちょっと歩いたらBreweryという大きな文字が見えるはずだ。


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ブルワリのおくにはデッキがあるメニューであるサンプラーと共にIPAなのじゃ~



 お店の入り口は冒頭の写真の様なので、ちょっと店内は暗めかね?ただ最近、改装したらしいから、もっと明るくなっているかも。まあその辺はあんまり問題ではなく、ここのブルワリ、お店を奥の方に進むとデッキがあるのぢゃ!暖かい季節には陽光の下でビールを楽しめるという塩梅なのじゃ!


 さて初めてここを訪れた時(すでに何度か通っている)に、このデッキでビールを楽しんでいたわけなんだが、なんか急に通り雨がやってきたことがあった。急いで店内に避難したのだが、店員さんがビールとかは後で持って行くから、先に入っていてと言ってくれたな。なかなかの気遣いじゃないかね!まあ手に握りしめていたパイントグラスは自分で持って行ったけどね。


 オーダーしたのはサンプラーシリーズとやはり定番、IPAである。が、ここでオーダーしたのはCasked ConditionのIPAだ。詳しくはリンクを見てもらえればなんだが、簡単に言えば、醸造器で醸造されたビールでは無く、サービングする樽で醸造され、そのままサーブされるビールだ。醸造された”生”のビールの風味や味わいを直接楽しむことができるスタイルのビールと思っていただければ良いだろうか。ここのカスクのIPAも通常のIPAとはちょっと違って、喉ごしが個性に溢れた風味に彩られる。もしカスクのビールがメニューに目にとまることがあれば、是非お試しアレ。


 サンプラーの方も、1グラスあたりが結構あるので、飲み応えありだ。アンフィルタードのSummer Witなんかはとっても飲み易かったので、暑い日にはオススメだ。アメリカのブルワリでもし何が良いか迷うようだったら、サンプラーをオーダーすることをオススメする。そこから自分にあったビールを見つければいいからね。まあ蘊蓄を云々言うよりも、いろいろ飲んでみるといいよ。

ブルワリにてSt. Patrick Dayを過ごす

blog_2013_0317_00.jpg 今日はMご夫妻とともにPort Huronにあるブルワリまで足を運んで、St. Patrick Dayを楽しんできた。以前に訪れたQuay Street Brewingという場所である。


 実は以前からヒューロン湖で見られる流氷を観察したいと思っていたのだが、いろいろとありSt. Patrick Dayまでのびのびになってしまっていたのだ。今日は風も冷たくてちょっとは期待していたのだが、予感として出遅れたなぁというのもあり、もう流氷は無くなっているかもなとも思っていた。まあ案の定、先週も暖かい日が続いていたときがあったので、残念ながら流氷は見られず_| ̄|○


 まあ残念な結果だったわけだが、St. Patrick Dayにサーブされる緑色のビールにはありつけた。見た目はクリームソーダのソーダ水みたいな色なんだけど、味はビールである。昨年のBennigan's Irish Pub&Restaurantで飲んだグリーンビールはミラーライトかなんかをベースにしていたが、こちらはちゃんとブルワリのオリジナルブール、クリームエールをベースにしていたので、非常に美味しい緑ビールであった。


 店内はお昼から始まるシニアバンドの演奏の準備がステージで進行している中、周りの店員やお客共々、皆さん緑色の服で着飾っていた。ワタシは残念ながら緑色の上着をもっていないので今回は緑装束ではなかったのだが、Mぽんはちゃんと緑色のカーディガンを羽織っていた。すばらしい~


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 ところでここのブルワリの名前、"Quay"だが、まさに店が面しているストリートの名前である。このあたりは旧市街地なのかちょっとひっそりしている。でもカナダの国境へはすぐそばだ。現に昨年の初夏にブルワリの前に流れる水路にも警察の船が見回りにきていたのを思い出す。でもちょっとした町の寂れ具合が個人的にはすてきに見えるね。時間があれば何時間でもブルワリでボーっとしていたい衝動に駆られる。ただしSt. Patrcikではない日がいいな。


 今日は緑のお祭り。どこのブルワリも緑装束で一杯だった。

ケンタッキー州で立ち寄ったブルワリ

blog_03122013_00.jpg 最近もなんとなく忙しい。今週はまたグループミーティングで回ってきたので、前回同様に経過報告をした。前回から1月しか経ってないんだけどね。今まで進捗が滞ってた反動でそれなりにしゃべることがある。しかしここで懸念なのが、ウチのラボの論文投稿状況だ。正直言ってコラボで論文を稼いでいるみたいな感じで、単独では3,4年に1報くらいに見える。現にワタシがここのラボに来てから単独での投稿は1報も無い。まあグラントプロポーザルが評価されるときはそれでもいいんだろうけどさ、ポスドク個人としてのキャリアアップには全く向かないラボといえよう。そんな中、ウチの連中もそのことに気がつきだしたのかボスに対してのあたりが強くなっている気がする。


 そんな中、ワタシの感想である。新規プロジェクトなんでデータはなかなか出ないだろうとは思ってたんだが...まあそんな様子を見ていると、結果が出ても論文が出るのはまだまだ先だな。そしてそれが意味するところは、次のキャリアアップにはここの仕事が全く役に立たないことだ。個人的にはもう○個目のポスドクなんで、野心的なプロジェクトで高いIFの論文を投稿するより、短いスパンで速報を1報でも出せればと思ってここミシガンに移ってきたんだが...当ては大きく外れたことになる。さらに現状、ボスの草稿を校正するペースやらアドヴァイスの的確さなんかを鑑みると、この夏にはこのラボからオサラバしたいと考えるわけだ。もちろんどこかの大学のファカルティになれれば御の字だったんだが、今年のジョブサーチはやはり激しく空振りだったので、不本意だがポスドクを探さざるをえないな。


 さて昨夏の休暇で訪れたMammoth Cave国立公園Great Smoky Mountains国立公園から帰る途中に訪れたケンタッキー州はLexingtonにあるブルワリを紹介しよう。名前はWest Sixth Breweryだ。


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新しい感じの店舗である天井が高くて開放感がある内装グロウラを利用したランプシェード



 店内に入ると高い天井は開放感を感じる。窓も大きめでとっても明るい店内である。内装もビール関連の小物を利用しており、イイ感じ。店員はみんな気さくな雰囲気だった。向こうからどこから来たのか聞かれたので、ミシガンだと答えると、なんとつい先日、ミシガンに訪れたんだとか。休暇でアッパーペニンシュラに行った帰りにJolly Punpkinsに立ち寄ったと言うので、そこのブルワリで友人が働いているよと言ったら興奮していた。そうMぽんの友人のだんなさんがそこでビールを作ってるのだ(今夜も彼らから夕食のお誘いがあるので行ってくる。手土産はSt. Patrick DayにちなんでギネスとMぽんお手製のブルーベリーレアチーズケーキだ)。


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ま~ずはサンプラー、トレイがおしゃれ定番のIPANitro Summer Stoutって名前からN2Oで充塡されてるのかね



 帰路の途中、お昼頃になりスマホで検索したらここが出てきたので行くことにした。いわゆるテイスティングルーム形式みたいだったので、昼食はここでありつけないことも到着する前にわかっていた。そんなわけでブルワリに辿り着く直前にSubwayでサンドイッチを購入。店にもよるけど、大抵のブルワリのテイスティングルームは料理をサーブできないので、持ち込みは大目に見てもらえる。そんわけでここでも昼食とともにビールを楽しむことができたわけ。


 定番のIPAはやはりホップが効いていて、真夏日の日差しを和らげてくれる。一方のStoutは泡のなめらかさも手伝ってクリーミィな喉ごしである。どちらも夏の日を彩るほどよいスパイスだ。ほかにもテイスティングしたDead Heat Wheatもなかなかどうして、この気温にぴったりのビールで印象深い。


 これらのすばらしいビールとともにちょっと心地よい店内もあって、ちょっとした時間を過ごしたLexingtonでの暑い夏の日であった。
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