米国けんきゅうにっき

はじめまして!2001年に日本を飛び出し米国へ。研究分野は化学でしたが、2005年のはじめに職場を東海岸から山の中へ移し、その際に研究分野も大きく変えました。そして2010年に結婚とグリーンカード取得。さらにさらに2011年夏に再び1800マイルを東に向かい、新天地、ミシガンに生活の場を移しました。せっかくの貴重(?)な人生なので、日々の出来事を残しておくことができれば幸いです。

2012年07月

Kalamazooのブルワリ

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 先日、Drug Metabolismのミーティングがミシガンの西にあるKalamazooという街で開催され、参加してきたのだが、その際のお昼に食べたGyroがとっても美味しかったので、妻を連れて(ミーティングには妻は行ってない)再びKalamazooに行くことにした。


 ところでKalamazooはアコースティックギターで有名なGibsonの発祥の地である。今は工場は閉鎖されたらしいが、奇遇なことに以前に住んでいたモンタナ、BozemanにはGibsonの工場があり、見学ツアーにも参加したことがある。そんなわけでKalamazooにはちょっとした縁を感じるのである。


 そんなKalamazooにはブルワリがある。ここミシガンでは結構有名でストアでもボトルが売られているBell's Breweryだ。

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場所はWater St.をWater St. Coffeeに向かって行くと見えるはず、ちなみにこのコーヒーショップも超オススメ入り口はちょっいとわかりにくいかな?


 自分だけかもしれないが、ちょっと入り口がわかりにくかった。Water Street CoffeeからはBell's Breweryの看板とそのお土産屋は見えるんだが、肝心のブルワリが見えないんだ。で、そのショップに近づくと上の写真にあるような"Eccentric Cafe"の矢印が見つかる。当初、これがブルワリを示しているんだががよくわからなかったんだが、その矢印に向かって行くとなんだか入り口があるわけだ。

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扉をくぐると...無事にブルワリに着いたようだカウンター上には黒板に今日のタップが書かれていた


 扉の中に入ると廊下になっていて右手にはパティオへのドア、左手はそのエキセントリックカフェへのドアになっていた。そんで左のカフェへの扉をくぐると、なかはビールの香りと人々の喧噪で一杯な感じ。

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Pale AleとCherry Stoutそして定番のIPA



 その日はとっても暑かった。のでけっこうたくさんの人が列を作ってカウンターに並んでいた。そんなワタシもちょっと暑すぎてクラクラしていたので、カウンターでビールをオーダーしたらパティオにはいかず、このバーの中に留まった。


 最初に頼んだビールは5.2%ABVのPale Aleと7%のCherry Stout、対照的なビールである。Pale Aleはこの暑い日にふさわしいさっぱりした喉ごしのビールだ。Cherry Stoutの方は黒ビールでサクランボのフレイバーを感じさせる。


 次のビールはTwo Heartedで7%ABV。最初にPale Aleをオーダーしたときは気づかなかったのだがIPAである。やっぱりこんだけ暑いとIPAが飲みたくなるのだよ。さてお味の方だが、やはりホップが効いてて苦みがこの暑さのカンフル剤になってくれる感じ。それでも最近のIPAの傾向なのかね、苦くてもさすような感じじゃなくて、もっと優しい感じのする飲み心地だ。


 暑い中やってきた甲斐はあったね、美味しいビールに出会えたからさ。そういうわけで、ここでは結構な時間、ボーっとしていたのである。

Port Huronにあるブルワリ

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 5月の終わりにあったメモリアルディの連休を利用してカナダ経由でナイアガラの滝に行ってきた。妻は結構な回数、米国に訪れていたり、すでに1年以上暮らしていたりもするのだが、米国東部の観光地にはほとんど行ったコトがないのである。また彼女は最近、米国永住権を取得したということもあり、米国観光地のメッカの一つ、ナイアガラの滝に行くことにした。ちなみにナイアガラの滝は米国側よりもカナダ側の方が(観光地的に)整備されており、どうせ行くならばアメリカ滝だけでなくカナダ滝もみようぢゃないかと。そんなわけで彼女の出国が可能となる永住権の取得を待っての今回の計画である。


 さて長々とナイアガラの滝のことを書いたのだが、今回のエントリで紹介するのはブルワリである。というのはせっかくの妻の永住権取得を記念しての初出国をしようぢゃないかということで、今回のナイアガラへの旅は往路をカナダ経由で復路をアメリカ経由でと思ったからだ。


 そういう理由もありPort Huronというカナダと米国の国境の町を越えてナイアガラを目指したわけであるが、そのPort Huronでブルワリを見つけたので、ちょっと一休みをすることにしたのである。


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Quay Street沿いにあるブルワリの裏手はLake Huronにつながる水路となっていたMichigan Cream Ale(左奥)とQuay Street Wheat(右手前)Salmonバーガーはうまかった


 Port Huronは国境とはいえ小さな町である。でもPortと名が付くように水路沿いにはたくさんのヨットやクルーザーが停泊していた。またこのQuay Street Breweryに行くのに水路の橋を渡るのだが、これが大型船などが水路を通れるように跳ね橋構造になっている。ブルワリの裏手のパティオから水路を眺められるのだが、滞在中に結構な数の大きな船が水路を行き来しておりそのたびに跳ね橋が上がっていて、ちょっと楽しめた。


 ビールだがクリームエールは後味の良いビールだね。なんかクリームと付くとシュタウトとかが多いんだけど、ここのビールは薄い色合いのもの。だから”クリーム”ビールでの先入観を軽く裏切られるのだが、とっても飲みやすいビールである。一方、ホイートはまさに夏ビールでこれもまた飲み易い。のどの渇いたときにたくさん飲めるビールだ。是非、BBQのお供にしたいね~。


 さてここでもう一つ、特筆すべきなのは...サーモンバーガーである。なんかとってもリーズナブルなお値段で美味しかったので、また来たいな~と密かに思ったりしているのである。

ストレスからのちょっと開放感、そんでNexus7が届く

 最近やっと兆しがあらわれてきた。研究の進捗の話なのだが、タンパク質発現レベルの安定化および精製法の確立が軌道に乗り出した感じ。去年の8月からだから約10ヶ月かかったことになる。

 こんな経験は博士課程以来だろうか。あのときも今回同様、フロムスクラッチからの実験系の立ち上げだった。もっともあのときは金属配位子のデザインと合成、遷移金属錯体の合成、今回はプラスミドのデザインから大腸菌による発現系の構築、タンパク質の精製とずいぶんと違うわけだがね。

 今やっているのはP450という酸化酵素の研究なんだが、その中でもヒト由来のやつを大腸菌で発現させて研究に利用しようというものだ。個人的にはヒト由来のP450を大腸菌で発現させても、ヒトそのものから得られるであろうP450とはまったく同じにはならんだろうと思うんだが、このP450の世界はコレで良いらしい。

 まあコレが膜タンパク質というのもあるんだが、なかなか大腸菌で発現しないわけよ。だから株の種類を変えたり、メッセンジャーRNAの予測2次構造を元にした至適コドン配列を探してみたり、あーでもない、こーでもないといじってたのがこの10ヶ月だ。そもそも錯体作ってたバックグランドの人間に遺伝子工学をさせるなよとつっこみをいれたくなるが(ボスにはここにきたときにさんざん念を押してある)、ポスドクである以上仕方のないことである。

 とにかくなんとかメドがたってきた。今はHisタグを使わないクロマト法を模索している感じである。ちなみにナゼ、タグを使いたくないのかというと、このタグ、Niイオンを担持させた樹脂でクロマトを行うわけだが、このNiイオンはずれてきて精製したいタンパク質にくっくことがあるのだ。まあ悪さしなければいいんだけど、わからんよね~。特に私のバックグランドは錯体化学、Niイオンなんてタンパク質表面にくっついてたら百害あって一利なしって思うわけさ。そーいうわけで、もうちょっと古典的な方法で攻めることにしたのである。まあそれ以降のお話はいずれまた。


 ところで7月2日に衝動的に注文したNexus 7がついこの間の火曜日に届いた。某匿名掲示板で話題になってたAdoramaというこっちの通販サイトよりも5日ほど遅れての到着である。

 まあこれに関してはツイートでもふれたんだが、正式発表されていない日本の人たちが本国の直販サイト(Google Play)で注文したのよりも早く手に入れられたというのはどーなのよと思った。こっちのギークたち、とくにGoogle直販組は不満いっぱいだった様である。ひとえにGoogleはハード会社じゃないんだなと思うと同時に、少なくとも今後、Google Playではハードウェアは買うことはないだろーなと思っている。

 さて開封の議である。

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なんの変哲もない段ボール箱そしてGoogle Playからのスリップ第一印象は”ちっせ~”
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まあ実際、小さい7を意識したデザインであるなんかSONYあたりが戯言をこいてた”おもてなし”を感じるんですが...


 このNexusと書かれた黒い箱のふたが取りづらくてちょっと笑えた。まあどーでもいいことだが。それ以外は梱包は完璧である。なんだかわくわくするよね~。でも明らかにiPadを意識してるんだろうなとは思うが。

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中に入っているもの最初の起動を動画にしてみました


 梱包されているのは本体と充電器、USBケーブルに保証関連の小冊子だ。マニュアルは本体内に電子化されたのが入っている。起動してみて驚くのが、なにも設定してないのに、いきなりHi Cooyou!みたいな画面が出るところか。これは直販組だからかね?サードパーティから買った場合はどーなるんだろう、この初期画面。

 さて動作だがちょうヌルヌリだ~。さすがNVIDIAのTegra3、クアッドコアCPUだ。あと7インチが小さいんじゃないのと思うヒトがいるかもしれないが、私的にはこれで必要十分のような気がするね。まあiPadと比べたがるかもしれないけど、アレとはたぶん製品としてのターゲットが違うわ。どっちかといえばAmazonのKindle Fireの方が競合相手だろうとあらためて思います。

 そんなところがファーストインプレッションかしらね。まあ日本でも2万円くらいで出るようなら買いだと思うなり。

論文のこと、そしてFenton Winery & Breweryへ行く

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 つい先日、2008年から4年越しの論文草稿がやっとアクセプトされた。4つのジャーナルで何回も査読者にダメだしをされたのでちょっと感慨深い。実際には2つめのジャーナルの査読者コメントの時点では2:1くらいで悪くない評価だったのだが、ある査読者がやたらと執拗にネガティヴコメントを出してきたので、チーフエディタの判断でリジェクトとなった。3番目のジャーナルも同じような感じ。まあそのあとモンタナを離れたので、その直前にできる実験は全部やって、4つめのジャーナルに挑んだわけだ。やはりある査読者がやたらと執拗にネガティブレビューを書いてきたんだが(その時点でもう誰かは察しが付く)、この初夏にいろいろと大改稿して再提出、アクセプトとなった。ジャーナル自体のインパクトファクターは高くない。しかし2008年にこの世を去ったDr. Hans Freemanの追悼記念号に掲載されるという名誉をいただいたこと(彼とは奇縁なことに、ここAnn Arborで2005年に開催されたICBICのポスターセッションで隣だった)と、モンタナのPIからコレスポンディングオーサー(まあ簡単に言えば論文の責任者)をいただいたことは自分の学者としての転機となることだろう。さらに個人的なことになるが、妻もこの論文には電気化学者として大きく貢献してくれたので、セカンドオーサーに名を連ねている。関係者には多大なる感謝を表すとともに、ここより新たな地平を開拓できることを願う。


 さてブルワリである。Ann Arborの北、クルマで走れば30~40分ほどの場所にFentonという町がある。そこのダウンタウン(?)にあるのがFenton Winery & Breweryだ。店の見た目は下の様にアメリカでよく見るパブみたいだが、中はちょっと落ち着いた感じ。

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あんまり目立たないんだが...Ignescent AmberとUnbridled India Pale Ale


オーダーしたビールはIgnescent AmberとUnbridled IPAだ。前者はABV: 5.3%; IBU: 24の比較的マイルドなビール、後者はABV: 6.1%; IBU: 69のちょっとパンチの効いたビールである。簡単に説明するとABVは体積あたりのアルコールパーセンテージ、日本のビール缶に記載されているアルコール度数と同じである。後者は苦みの程度。Light Lagarで5くらい、シュタウト(黒ビール)系で50前後、IPAで60から100を超えるものもある。

 そんなわけで店内では生演奏が行われつつあった。まあみなさん、それぞれビールを飲みつつ歓談に興じていたのだが。ワタシの印象としては”居心地の良い雰囲気”であった。ウエイターもフレンドリーだったし、そこまで店内も騒々しくない。それにワイナリーということもあるんだろうね。ブルワリのみの客層ともちょっと違う感じでほどよい。まあオススメのブルワリだな。
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