米国けんきゅうにっき

はじめまして!2001年に日本を飛び出し米国へ。研究分野は化学でしたが、2005年のはじめに職場を東海岸から山の中へ移し、その際に研究分野も大きく変えました。そして2010年に結婚とグリーンカード取得。さらにさらに2011年夏に再び1800マイルを東に向かい、新天地、ミシガンに生活の場を移しました。せっかくの貴重(?)な人生なので、日々の出来事を残しておくことができれば幸いです。

2011年09月

ミシガンに引っ越して最初に訪れたブルワリ

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 給料を受け取りに街中にあるWolverine Tower(UMの人事や出納・保険などを管理する部署がある建物)に行ってきた。初回の給料は手渡しなのである。というのは銀行振り込み(Direct Deposit)にするためには、まず銀行口座を持っていなければならず、その口座に紐つけられたチェック(小切手)に"VOID"と書いてPayrollに必要書類と一緒に渡さなければならない。ワタシの口座はモンタナの地方銀行のものなのでここで常用するには不便すぎる。なのでこっちで口座を開設してチェックブックを受け取るまで、銀行振り込みの手続きができなかったのである。

 そうは言っても開設した銀行はVAリサーチセンターから一番近いといっても、キャンパスバスに乗って行かなければいけないので、20~30分くらいかかる場所(大学病院のなか)にあるので、結構不便。だから今回の給与だけでなくQwest(モンタナで利用していた電話会社)から日割り分で戻ってきた電話回線・ネット料金のチェックも新しい口座に入れるため、お昼過ぎに病院まで行ってきた。すげー蒸し暑かったのである。

 Ann Arborに来て3週間。そろそろ生活に慣れてきた様な気がするので、アパート近隣にあるブルワリに行ってきた。チャリで30分、車だと10分くらいか?ワタシの住むアパートは住所はAnn Arborとはいえ、隣町、Ypsilanti(イプシランティと読む)との境近くにある。そしてブルワリはYpsilantiの中にあるわけだ。ちなみにYpsilantiにはEastern Michigan Universityがある。小さな教育主体の大学だが、UMと負けず劣らず美しいキャンパスである。

 ちなみにAnn Arborにあるブルワリには6年前の国際学会の際に訪れたときに立ち寄ったところが最初の訪問先である。だから今回のタイトルは”Ann Arborでの最初のブルワリ”ではない。

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お客の呼び水になったようだ一言で言えば裏庭はカオス醸造器も見える


 たどり着いたブルワリはCorner Breweryである。事前に妻が調べたところによれば、本日は4周年記念とかで裏庭で豚の丸焼きをやっているとか。そーいえば豚の丸焼きと言えばモンタナに居た頃に隣町のNeptune Breweryでもお客様感謝デイとかでやっていたな。これはアメリカでの吉日の祝い方なのだろう。

 店の外観はちょっと古くさい煉瓦風の建物だが、中は明るくて広くいい感じ。私たちが訪れたときは店内に人はまばらだったのだが(でも後述する裏庭にはいっぱいの人)、私たちがビールにありつけた時にはカウンターには長蛇の列が作られていた。

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Strawberry BlondeとDouble IPA違う種類のIPAシュレデッドポークの盛り合わせ


 さて最初に飲んだビールは妻がイチゴ風味のStrawbeery Blodeと、ワタシはDouble IPA(Indian Pale Ale、もやしもんのビール編に詳しく書かれている)のArborealis。ArborealisはIPAなのでホップが強烈にきいた味だけど、香りが上品なビールだった。Strawbery Blondeのほうはそんなにイチゴの風味が強くなくてイイ感じ。特にアンフィルター(濾過してないので液体がクリアではない)なのがわたしの好みでもあった。

 しばらくして小腹が空いたのとせっかくの4周年記念で提供されている豚の丸焼きメニューがあったので、ポークと(ワタシは)もう一杯シングルのIPA、Sacred Cow I.P.Aをオーダーした。ブタは裏庭でピックアップするように言われたので、IPAを握って裏庭へ。

 裏庭ではカオティクな音楽が流れ、陶器とか絵とかが販売されている中、みんながビールとブタを楽しんでいる光景が目に飛び込んできた。そんな私たちも空いているベンチでビールとポークを楽しんだ訳だが。

 天気が良くて風が凪いでいる中ビールを外で飲むのは最高の贅沢だな。まあ記念すべき引っ越し最初のブルワリ巡りである。

新しいラボの様子

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 先々週からラボには通常ベースで常駐している。とはいってもP450関連の論文を読み続けているのだが。モンタナとの大きな違いはボスが夕方頃に(雑談も含めて)研究について話しかけてることか。これは○工大時代に似ているなあと感じる。改めてアクティブなラボはこうでなくっちゃね!と思ってしまうこの頃。

 膨大なペーパーワークが終わり建物に入るカードキーとIDが発行されたので、やっと自由にVAのリサーチセンターに出入りできるようになった。IDはHR(ヒューマンリソース)で写真を撮られ直ちにラミネート化されて渡されたのだが、なんだか上に向きすぎていて変な写り具合。これで本人照合ができるのか?

 このペーパーワークの果てにはUMのID番号の発行と大学のPCやサーバーへのアクセス権が付与された。ついでに保険の登録も。妻の分はSSNの発行がまだなので、書類をPayrollに提出。(そのPayrollも大学からちょっと離れたところにあるので超不便なんだなぁ)そんで意外なことだが8月分の給料も出た。これは予想外で助かったのであるが、初回は銀行振り込みではないので、その学外のPayrollに取りに行かねばならない。これは明日の朝、ラボに行く前に取りに行くことにする。

 ラボの中はとっても静かである。少なくともUDやMSUよりもずっと静か。論文を読むにはもってこいの環境である。ここではPCも大学側から支給されるので、論文もダウンロードし放題。さすが米国のトップ校の一つだけあって、購読している雑誌の数も半端ではない。さらにPCで作成したデータはローカルのHDDに保存するのではなく、ネットワーク上流にオンライン接続されたHDDに保存するようにとのこと。このオンラインストレージは冗長化(たぶんRAID)されているので安全なんだそうだ。何もかもが先進的でビビった。

 さて研究である。ここでのボスはワタシにヒト由来のP450の大腸菌での発現系を作ってほしいらしい。22番染色体にコードされているP450で、現代人が取り得る薬の3割近くを代謝するとのことで、薬学的に非常に重要なのだ。一応、遺伝子いじるのは専門じゃないおって言ったんだがなぁ。しかもそいつは膜タンパク質なので精製の経験すらねぇ!つまりはじめから新しいこと始めることになったんだな。とりあえず座学で何とかなるところは論文をたくさん読んで何とかするんだがね。でもヒトの遺伝子を大腸菌で発現って聞くからに発現効率が悪そうだ。だいたいMSUでいじっていた土壌細菌の遺伝子だってそのまま大腸菌にぶち込んでもマトモなタンパク質ができないんだぜ?同じ原核生物同士でこの有様なのにね。ただこっちのタンパク質は発現系に関しては成功例があるから勝算がある模様。ただ発現効率を高めるためにメッセンジャーRNAの推定二次構造から膜貫通部分のαヘリックスをコードする塩基配列をデザインしてくれと......そんなことを伝えられた今週であった。

 ところでまだUMのIDをもらっていないので(もらったのはVAのID)、市バスにタダで乗れない。だから朝晩は妻に送り迎えしてもらっているのだが、今日は試しにバスで帰ってみることにした。ちなみにバスで40分くらいかかる郊外に住んでいるが、自分の車だと15分だ。バスが時間がかかる理由は、今日のルートは一度、ダウンタウンにいって乗り換えしたためである。実は初めてAnn Arborのダウンタウンに行ったのだが、なんだか楽しげなレストランや建物がいっぱいあった。まあBozemanとは大違いである。
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