前エントリでBozemanを旅立ったのだが、直前にボスがわざわざ国際会議の合間を縫ってBozemanまで来てくれた。まあ最後のディスカッションとお別れの挨拶を言いに来たのである。研究の方は再投稿の話と阻害剤のまとめ、そしてEPRのデータの再確認をした。あとはミシガンまでの道のりについての助言などをくれた。忙しかったボスだが性格の良い人だったと思う。ほかにはラボマネのDoreenやAlta、下の階の日本人ポスドクの方に挨拶をしてラボを出た。
さて引っ越しである。アパートの荷物を17フィート(約5メートル)のトラックに載せ、部屋の掃除。グラジュエートハウジングの取り決めでカーペットはプロ仕様の掃除機を借りてきて掃除しなければならないのだが、それに気がついたのが前日でちょっと焦った。幸いにしてMSUで大学院生をしている日本人の女の子と妹さんがその掃除の仕方を知っていて助かった。そんでワタシと妻はそれ以外の場所を掃除である。
家財を詰め込みました | U-Haulはこちらで一般的な引っ越しスタイル | トラックの後ろには自動車を積むトレーラー |
手前に転がっているストラップで前輪を固定 | 安全のためにチェーンを前輪軸に巻く | 後輪軸にもチェーン、自転車は入らなかったのでワタシの車にくくりつけました |
これでトレーラーに固定 | この状態で1800マイル(2900キロ)を失踪する予定 |
ちなみにトラックをこんな長距離運転するのは初めてである。ついでに何かを牽引するのも。実際、Bozemanを出る前にガスステーションで給油をしたときに後ろのトレーラーが給油所の縁石に乗り上げそうになった。そんでバックしなければければならなかったんだけど、想像以上に難しかったな。まあそれ以外はそんなに難しくはなかったね。思ったほどハンドルを取られるほどふらつくこともなかったし、Billingsを越えるあたりではだいぶん慣れてきた。
この日の走行距離は272マイル(478キロ)。ところで荷物満載のトラックって上り坂が全然スピードでないのね。ハイウェイなのに時速30マイル(約50キロ)しか出ないときもあった。
そういうわけでとうとうモンタナとお別れしたのであった。