米国けんきゅうにっき

はじめまして!2001年に日本を飛び出し米国へ。研究分野は化学でしたが、2005年のはじめに職場を東海岸から山の中へ移し、その際に研究分野も大きく変えました。そして2010年に結婚とグリーンカード取得。さらにさらに2011年夏に再び1800マイルを東に向かい、新天地、ミシガンに生活の場を移しました。2016年夏に仕事の都合でテネシーに引っ越しました。クルマ関係の仕事ですが、未だに合間を見ては投稿論文の準備をしています。まあ、せっかくの貴重(?)な人生なので、日々の出来事を残しておくことができれば幸いです。

2010年11月

Swiftcurrent Passの手前まで行ってみた

 しばらくパソコン関連のエントリが続いたので、今回は再び国立公園について。このブログを読んでくださっている方はご存じかもしれないが、この夏にモンタナ州Glacier国立公園に新婚旅行に行ってきた。その際にMany Glacier側にあるGrinnell氷河トレイルIceberg Lakeトレイルを歩いたのだが、キャンプ最終日に(もう疲れ果てていたんだけど)Many Glacierにあるもう一つのメジャートレイル、Swiftcurrent Passトレイルを歩くことにした。とは行ってもさすがにこれを踏破するつもりもなかったし(これはその名の通りSwiftcurrent Passを越えてGranite Park Chaletまで続いている)、天候もちょっと悪くなってきていたので行けるところまで行こうかということになったのである。

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Swiftcurrent Motor Innの駐車場の一番奥に入り口があるトレイルに入ったとたんに鹿が出現


 すでに出発時には霧雨が降り始めていたのだが、トレイル周辺の駐車場にはすでにクルマがたくさん停められている上に、ぞろぞろとハイカー達がトレイルに吸い込まれていった。基本的にアメリカ人は天候を気にしないんだろうね(雨降ってても傘ささないし......)。トレイルに入るやいなや、結構大きい鹿が目の前のトレイルに陣取っていたのはちょっとビビった。

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ごらんの様に天候はよろしくない今度はヘラジカの子供だそうな対岸の滝が目下の目標となった


 トレイルはほどよい人数で占められていたためか、ほぼ大きなグループと行動を共にする形となる。だからみんな、野生動物に目ざといのよ。私たちなら素通りしそうなのに、よく動物たちを見つけてくれるのだ(まあ後述するが、そのおかげで早めにこのトレイルから帰ってきたんだけどね)。とりあえずこの時点では上の左の写真に写っている滝を目指すことにした。ちなみにこの湖はRedrock Lakeという。

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ますますお天気は下り坂そんで更に悪い材料は遠方にグリズリー!


ちょっと天候がいただけないのよね~。んで滝の直前でたくさんのハイカーが湖とは反対側の斜面を見ているワケよ。まあ言わずもがなグリズリーベア(日本で言うところのヒグマの近縁)である。しかもかなりの距離があるのに結構、はっきりとした存在感あるんだよね。あれはかなり大きいんじゃないかしら?

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なんだかんだ言ってRedrock Fallsに到着名前の由来は岩肌が赤いからかね?


 このRedRock Fallsまではほぼ平らなトレイルを歩き続けるだけなんでちょっとつらくはない。まあ初心者向けのハイキングコースだ。個人的にはこの先にあるRedrock Fallsの水源のBullhead Lakeまで行ってみたいかな~とは思っていたのだが、妻との協議の結果、ここで折り返すことにした。まずは悪天候もそうなんだが、クマの動向が予測できないのと、上流の方でどっかのアホがホイッスルを吹いていたので、ちょっと雰囲気悪いよね~ってことで。

 最終的にこの判断は正解だった。というのは雨が本降りになってきたのと、トレイル口にたどり着く直前に以下のパーティを見たからね。

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HP MediaSmart Server EX495について

 過去二回のエントリでWindows Home Server(WHS)の導入と自宅ネットワークの見直しについて触れたが、今回はWHSの緒言と具体的にWHSを使うことで何ができるかを説明しよう。

 まずハードウェアとしてはIntel Pentium Dual Core 2.5GHzのCPU、2GBのメモリ、そして1.5TBのHDDを搭載しており、3基の空きHDDベイをもつ筐体に納められている。インターフェイスは前面にUSB×1、背面にUSB×3、eSATA×1、1Gbps対応のRJ45×1。OSがインストールされているHDDは一番下のベイに納められており、このベイにはロック機構が付いている。とはいっても別にたいそうなものではなくて、だれでもカンタンにアンロックできるんだけどね。残りの空いているベイにはトレイが入っており、ここにHDDを入れてやればWHSの容量を増設できる。ハードウェア的にシステムをモニタできるのは前面下にある3つのLEDだ。左から順に電源、ネットワーク、ヘルスインジケーターランプで、これらは正常な時は水色に点灯している(このヘルスインジケーターが赤く点灯していたのでシステムの復旧を試みたのは前回のエントリで触れたとおりだ)。

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稼働中のEX495ベイの部分


 細かい話はここまでにして、セットアップはいたって簡単だ。WHS機の電源を投入後に同じネットワーク内にあるPCにクライアント用ソフトウェアをインストールすればよいだけ。このインストーラが自動的にネットワーク内のWHSを見つけてきてくれるはずである。WHSが見つかったらこのサーバーの名前を決められるので適当な名前をつける。そのあとにWHSログインするためのパスワードの設定を促されるのだが、セキュリティのためかちょこっと縛りの厳しいパスワードが要求される。そのあとはほぼダイアログに従ってWHSのアップデートをしておしまい。ちなみに同梱のWinodws Home Server Console(クライアント用ソフトウェア)はバージョンが古い可能性があるので、WHSをアップデートしたらWHS上の共有フォルダ内にあるSoftwareに新しいバージョンのソフトウェアがあるはずなので、他のPCにこのクライアントソフトウェアをインストールしたい場合はこれを利用するとよい。

 ここまで本来ならば小一時間もかからないんだろうけど、私の場合は半日かかった。理由はOSの再インストールから始まったからなんだけどね。


 さてこのWHSだが具体的に何ができるのか?であるが、簡単に言えばNetwork Attached Storage(NAS)としての運用が主たるものである。最近のローカルのPCには例外なくHDDがつながっているよね?ここには起動用のOSのほかに写真とか文書などのデータも保存されているわけだけど、これらのデータをネットワークのどこかにつながっているHDDに保存しておこうというのがNASの概念である。この方法のメリットは、もし家庭内に複数のPCを持っている場合に、各PCのHDDに異なったデータがあるとするとちょっと不便な場面に出くわすことがあると思う。たとえば旅行の写真がPC1にあるのに、今、その旅行に関するブログをPC2で書いていて、PC1が起動していないときとかね。そんな場面を解消するためにネットワーク内にデータ保存専用のHDDを接続したものがNASだと思えば良いだろう。そしてこのWHSはNASとしての側面ももっているということだ。個人的にはNASをこれまで使ったことはなかったんだが、一般的なNASと比較するとWHSのアクセス速度はかなり速いんだとか。まあお値段的にもNASよりもちょっとお高いんだけどね。

 お値段が高いというからにはそれ以外の機能も充実しているハズだと思うヒトも居るだろう。まあここからはMSもアピールしづらかったろうなと思うんだが(このWHSの宣伝は結構、カオスだったらしい、例、”ママ、どうしておうちにサーバーがあるの?”)、WHSはいろいろな公開されているAdd-inをインストールすることで様々な拡張機能を付け加えることができるんだわ。この辺はおいおいこのブログで触れていくことにして、インストール直後にできることに話を戻すと、NAS以外で注目に値するのはクライアントPCの自動バックアップと家庭内ネットワークの外側からアクセスできるリモートアクセスだろうかね。

 自動バックアップは家庭内ネットワークにつながっているクラアントソフトウェアをインストールされたPCのバックアップを寝静まった深夜(べつに時間帯は設定できるんだが)にやってくれる機能だ。OSやらデータやら(このバックアップする範囲も決められる)をWHSのストレージ内に圧縮して保存する。そんで定期的に差分同期されるらしい。こうすることでいつクライアントPCのOSがクラッシュしても、クラッシュ直前の状態まで速やかに復帰させることができるんだそうな。幸いにしてまだそんな恐ろしい場面には遭遇してないが、まあ転ばぬ先の杖ってやつだ。ちなみにMacOSXのTime Machineのバックアップ先に設定もできるそうだ。

 あと目玉機能のリモートアクセスね。具体的には自宅にあるサーバー内のデータを外出中に必要になった場合、このリモートアクセスを利用すれば、自宅のサーバーに外から直接、閲覧することができる上にデータをダウンロードもできるわけだ。実はこの機能のために私はWHSの購入に踏み切ったといっても過言ではない。まあやろうと思えばNASにVirtual Private Network(VPN)を介してアクセスすればいいのだが、このVPNの設定とか素人にはちょっと敷居が高いよね。WHSを使えばその辺のメンドーな設定をスキップできるってゆーのがまあウリだわな。

 ちと長くなってしまいましたが、あんまりに多機能なんでまた時々、このブログでも触れたいと思う。まあ時間つぶしにはもってこいのおもちゃですね。

ギガビットイーサーネットワークの導入

 話は前後するがWHS(Windows Home Server)の設置の前に一つやるべきことがあった。このHP MediaSmart Server EX495のLANカードは標準でギガビット対応のものがビルトインされている。まあサーババーだからね、ある程度、帯域があった方が良いという判断なんでしょう。そこで問題になるのは、コレまで使い続けているルーター(Qwestというこのあたりを仕切る電話会社から購入したもので、ADSLモデムと統合されている)の有線ポートは100Mbps対応であり、このサーバーをここにつなげてもさー1Gbpsの速度は出ないわけよ。さらに言えば1Gbpsのスループットが保証されるためには、少なくとも同じレベルのポートに100MbpsのLANとかが混在しているとマズイわけ(遅い方のスループットに足を引っ張られる感じ?)。そーいうわけで手頃なギガビットネットワーク対応のハブかルーターをこれまで使っていたルーターの下流に設置することにしたわけである。

 では何を購入すべきかである。このモンタナに居るのも長くてあと1年弱。そうなれば現行のADSLサービスともオサラバなわけで必然的にADSLモデムはお役ご免となる。そして新天地ではケーブルサービスに加入しようかとも思っているので、将来、ケーブルモデムの下流にもつなげることができるルーターを購入することにした。ただルーターの二重化はいろいろとメンドーくさいことが起きるんだが、最近のルーターはたいていブリッジモード(ルーティング機能をオフにできてハブの様に振る舞うモード)で使えるということ。従って、メールインリベート適用後の価格が$35となるASUSのRT-N15というブロードバンド無線ルーターを購入。有線ポートはギガビットイーサーネット対応で無線は801.11nドラフト対応(最大300Mbps)のやつ。更に無線LANも801.11b/g(54Mbps)と801.11n(最大300Mbps)が混在していると遅い方に帯域が制限されてしまうので、これもサーバーに頻繁にアクセスするPCには300Mbpsの速度が出るPCIカードに差し替え、サーバーの直上にある新ルーター(ただしブリッジモードで動いているのでアクセスポイント)には1Gbps(有線)/300Mbps(無線)の機器のみがアクセスするようにした。これで少なくともWHSサーバーと自宅のPCは高速でコミュニケーションをとることができるわけだ。

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箱にはこんな感じで入ってました正面からうらのインターフェイスはフツーかな



 一方、古い方のADSLモデム/無線ルーター(801.11b/g)の方には有線でネットワークプリンタ2台とお天気端末(Weather Channelのお天気情報をネットワークからダウンロードしてきて自宅の温度計に無線でデータを発信するデバイス、室外に温度プローブもおいてある、ここから外の温度も表示される)、無線にはiPod touchとBB(自宅では3Gの代わりにWiFiで通信する)、それとヘルスメーターがつながる様になっている......米国に長く住んでいるウチにいろいろなヘンなものを買い込んでしまった結果なのだよ。まあとにかく文章ではわかりにくいので以下に図を作ってみた。

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 ......自分で言うのもなんだが、あらためてアホだな......米国では一人暮らしなのになんだか秘密基地みたいな実装である。まあ一人で時間をもてあましている時にネットワークの設定とかPCの中身をいじくったりとかしているウチにこんな風に肥大化してしまった。まあ便利っちゃ便利なんだけどね。グリーンカードの書類作成とか仕事探しの書類作成とかさ。

 次はやっとWHS本体のお話に入りましょう。

ねんがん(?)のほーむーさーばーをてにいれた!

 突然だがHPのMediaSmart Serverを購入した。詳しいレビューはココに書かれているのだが、この記事に紹介されているEX490ではなくて日本では発売されていないEX495のほうだ。違いはCPU(EX490はCeleronに対してEX495はPentium DC)とHDDの容量(EX490が1TBで本機は1.5TB)である。

 なぜ唐突にコレを購入したのかと言えば理由は二つ。まずOpen Box品がNewEggで出ていて、通常価格から$200以上割り引かれていたこと。まあリスクは伴うけどね(コレはあとで確かなリスクとなって眼前に現れたのだが......

 もう一つの理由が複数のPC間でのデータ同期に起因する。現在、私はDropBoxとEvernote、そんでWindows Live Syncを併用している。DropBoxは無料の2GBを使っているので、これにはダウンロードした論文のpdf倉庫として、Evernoteはちょっとしたメモ程度の利用が前提みたいなので、そのように使っている。だから重要な書類のデータリンクはWindows Live Syncというマイクロソフトのクラウドサービスを利用しているのだが、このサービス、来年のはじめごろにはWinodws Vista/7に特化されてしまうのだ。私は未だに2台のPCにXPをインストールしており、これが仕事でメインに使っているものだ。だからXPがこのクラウドサービスから除外されてしまうと、ちょっとというかかな~り困るんだよね。そういうわけで、このLive Syncの代わりになる方法はないかとちょっと前から模索していたわけだ。

 ではその解決方法は?ということだが、サーバーを立ち上げた現在も未だ模索中なんだが、アイデアとしてはこのEX495にFTPサーバーを立ち上げて、適当な同期アプリで適宜サーバー上のファイルを更新同期かなぁと思っている。だから最新のデータは常にサーバー上にあるってイメージね。この場合、家庭内LANでは楽なんだが、外部のPCとの同期はちょっと工夫が必要だね。外部との通信をWin7機を使ってLive Syncという手もあるんだが、残念ながら外部にあるのがXP機なんだわ。

 というわけでブツが届きました。

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開封品だからなのかちょっと小汚い化粧箱中身は外見とは裏腹に綺麗にまとまっている、あと本体、小せぇ~


 同梱物はディスク3枚とLANケーブル、電源ケーブル、そしてスタートアップチュートリアルの紙っぺら1枚だ。

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ルーターと較べてもそんなに変わらない大きさ裏側のインターフェイスはシンプルそのもの、まあぶっちゃげNASだからね


 本体の作りはなかなかいい。これはココとかアソコとかのレビュー記事で言われていた通りだ。ひとしきり眺めて、チュートリアルに従い電源ケーブルをさし、LANケーブルをルーターにつなげてスイッチオン!しばらく本体の一番下にある3つのLEDが青く明滅するんだが、最後に一番右側のLEDが赤い状態で点灯した状態のままになった。ちなみにチュートリアルにはこの3つのLEDの説明は一切ない

 まあとりあえずチュートリアルに従って一番近くにあるPCに付属のディスクをいれる。これはどーやらこのEX495のクライアントソフトをインストールするもののようだ。インストーラーが立ち上がり、ネットワーク上のサーバーの検索を始めるが、サーバーか見つかりませんと出てくるじゃねーかよ、オイ。ここにきてちょっとイヤな予感がし出したので、まずはぐーぐる先生にこの3つのLEDの意味のお伺いを立ててみた。そーしたら、どうやら一番右のLEDが赤色に点灯している場合はサーバーの状態がオカシイとか......これってDOA(Dead on Arrival)?と思った次第ですわ_| ̄|○

 さて嘆いても仕方がないので、まずはNewEggにRMA(交換)ができるかの確認をするも、開封品のため在庫切れで返金のみのあつかい。これだと送料を丸々損してしまうわなぁ。そーいうわけで、システムのリカバリーを試みることにした。まずハードウェア的にはちゃんと動いているっぽいのとダウンロードしてきた説明書によればこの赤い点灯サインはOS自体の破損によるものらしいことから、プリインストールされていたはずのWindows Home Serverの再インストールを試みることにする。

 最初はノート用のUSB接続型外付けDVDドライブをつなげて付属のシステムリカバリーディスクによりインストールを試みるも全くうまくいかず(あたりまえだが......)。もう一度、説明書をちゃんと読み直すことに。そーしたらこのリカバリーディスクは俗に言うネットワークインストールで復旧させるものらしい。だからまともに動くPCにLANケーブルを直接つなげなければならないのだとか(ルーターとか介してはダメってことね)。ただここでPC同士の直接通信の場合、クロスケーブルじゃないとダメなんじゃね?と思ってしまい、昔、購入したクロスケーブルで接続してリカバリーディスクを作動させてみたのだが、インストール途中でエラーが発生してしまった(今のネッtワーク機器は大半が自動認識するから、わざわざクロスケーブルをつなげる必要はないみたい)。そんで更によーく説明書を読んでみると、サーバー側をサービスモードにしなければいけないんだとか。ちゃんとマニュアルは読まないといけないね~

 このサービスモード、ちょっとトリッキーである。サーバーの電源投入時に一番右のLEDが青→赤→青という順番で点灯するのだが、そのときにすばやくその隣にある穴(リセットスイッチみたいなもの)にピンを入れて押し込むと、このLEDは紫色に点灯する。これでサービスモードに移行したことになるんだとか。ここからリカバリーディスクのインストーラーを作動させればWindows Home Serverの再インストールが始まるわけである。

 とまあサーバーのセッティングの前段階ですでにトラブル続発なわけである。サーバーセッティングなんて、むかーし日本にいた頃に研究室で廃棄処分になる予定だったMachintosh SE30をもらってきて、これにNetBSDをインストールしてからファイルサーバーとして自宅で使っていた以来だなぁとしみじみと思ったんだが、アレなんかよりも遙かにカンタンだ。

 次はウチでのWHSのセッティングに入りたいと思います。

カオスだったブルワリ

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 土曜日(10月30日)に昨夏にREUの学生としてMSUに訪れ、今セミスターからGraduateの学生をやっているDarylとHarrisonとともに空港近くにあるMadison River Breweryに行ってきた。昨年は本来ならDarylを指導しなければならなかったのだが、名古屋で開催されるICBICとJSTのヒアリングもあって彼に指導する時間がとれなかった。まあ仕方がない話ではあったのだが、彼は私の前任のポスドク、Jeannine(今はPortland近郊にある大学のファカルティ)の学生だったのと、彼女にはCrater Lakeに行った折りに大変お世話になったのとで、個人的には(Darylを指導できなかったことに対して)罪悪感を感じていた。そーいうわけで昨年のREUプログラムの終わり近くに彼とその友達を連れてこのMadison River Breweryに連れて行ったのである。

 と、ここまで書いて気がついたのだが、このブログでMadison River Breweryについて紹介してないね。そういうわけなんで、まずそれから話そうか。場所はGallatin Field空港(Bozemanの最寄りの空港)のすぐそば。ちょっとがんばれば歩いていける距離だ(まあそんなことしなくても、空港のバーでそこのビールを飲めるけど)。このブルワリはどちらかといえばBelgrade(Bozemanの隣町)の町外れにあるんだが、意外と静かで個人的には好きなブルワリの一つである。そんな個人的嗜好もありBozemanを訪れる友人やここを去る知人との親睦を深める意味も込めてよく連れて行く場所だ(そんな関係でここに書くのも忘れていたのね、あんまりよく行くからさ)。

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シンボルのタンクそもそも入り口がこんなだから、入るのに躊躇する中はテイスティングルームとしてはいたって普通だ


 写真の様に初めてくるとこの入り口は躊躇するね。まあただの倉庫の一室だから。それでもハンディキャップ用のスロープがあるあたりはバリアフリーが考慮されているんだが、とにかくはじめの一歩は勇気がいるだろうw

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すごい数のボトルコレクションオススメのHop Juice


 ここのブルワリの私のお薦めは上の写真のHop Juice。分類としてはIndian Pale Ale(IPA)になる。これはブルワリフェスタでも何度か賞を受賞しているとか(私もこのビールに投票した記憶がある)。まあIPAなんで苦みの強い味なんだが、そんな中でもシャキっとしたサッパリ感があってイイ!他にもStoutなんかもオススメだが大抵はこのHop Juiceを飲んでしまうね。

 さて話を最初に戻そう。そのDarylとHarrison、昨年のMSUでの経験がよっぽど良かったのか、Graduateとして本セミスターからMSUにきているという話は上に書いた通り。そんで会うたびにMadison Riverへ行こうぜと誘ってくれるわけさ。彼らの中では昨夏の印象がよっぽど良かったんだろうね。そーいうわけで、土曜日に彼らを連れてこのブルワリに行きました。

 んでテイスティングルームにたどり着くと、なんだかヒトが多いぞ?思われるわけだ。で、中に入ってわかった。中ではケイオティクなハロウィーンコスチュームパーティが催されていたのであった。ルーム内にいるほぼ8割くらいの人たちが何らかのコスプレをしていた。印象深かったのはカップルでアウトレット(日本でいうコンセント)とプラグとかな。あと牛の格好をしたオヤジが私に空港の管制塔のてっぺんに居なかったか?と言われたな。

 このコスチュームパーティ、特筆すべきことは年齢層が高いということだ。まあビールを飲める年齢なんだから当然なんだが、それもあってよりカオスな雰囲気が渦巻いていたのだろう。
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