米国けんきゅうにっき

はじめまして!2001年に日本を飛び出し米国へ。研究分野は化学でしたが、2005年のはじめに職場を東海岸から山の中へ移し、その際に研究分野も大きく変えました。そして2010年に結婚とグリーンカード取得。さらにさらに2011年夏に再び1800マイルを東に向かい、新天地、ミシガンに生活の場を移しました。せっかくの貴重(?)な人生なので、日々の出来事を残しておくことができれば幸いです。

2010年09月

ハイライントレイルの果て

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 昨日、今日とウチのグループに居る日本人留学生のタンパク質精製の指導をしていた。それはつつがなく終わり彼は帰宅したので、空いた時間にブログでもと思い書き始めたのだが......今度は下の階の日本人ポスドクのMさんがやってきて、彼のラボにいる学生さんが塩化オキサルの未開封の缶を空けたら、中に充満していた煙をもろに吸ったとか。で、アドバイスをワタシに聞きにきたのであった。

 基本的に酸塩化物だからねぇ、水分などに触れると塩化水素ガスを出すから呼吸器系は気をつけないとねと、まず差し障りのないことを言うも、個人的には似た化合物としては塩化ベンジルと塩化アセチルしか使ったことがないので、ラベルに記載されている注意書きを見に階下へ。そのラボは予想通りちょっと塩化水素の刺激臭がしていたわけだが、それ以上に気になったのはラベルに記載には1%以下のポスゲンが含まれるとか。ホスゲンといえばかつて兵器にも使われた毒ガスなので、モロにかぶった娘にはうがいとか皮膚の洗浄とかをするように言った上で、念のためにエマージェンシールームに行った方が良いのではと薦める。まあ大事になるのはイヤそうだったのだが、仕方なく彼らはボスに連絡していた。そんなことがこのエントリを書き始めるときにあったのだが、まあ大事に至らなくてなによりである。


 さてさて前回のエントリからちょっと間が空いてしまったのだが、Grinnell氷河展望から無事に戻ってきたところから話そう。

 まあ帰りはそれなりに恐ろしかったわけなのだが、無事にハイライントレイルの分岐まで降りてくることができた。ワタシは足腰がそろそろ限界だったようで、一度、コケてしまったのだが、幸いにしてトレイルの方向に倒れたため、絶壁から転げ落ちるということにはならなかった。(ちょっと肝を冷やしたけどね

 あとはハイライントレイルの終点と思われる山小屋、Granite Park Chaletまで向かえば、The Loopへの連絡ができるという寸法。そんなわけでちょっとした安心感が得られたわけだわさ。

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山小屋がもうすぐなりとうちゃく~ぅ


 正直言ってこの山小屋まで来る予定もなかったし、そもそも体力的にムリポと思っていたのだが......コレだったらちゃんと予約してココで一泊したかったかな?とも思った。まあそんなこといっても始まらないわけだが。

 あとここはSwiftcurrent Passを経由してMany Glacierまで向かう分岐ともなっている。そんで山側を見上げると遙か高台になにか人工物が建っているのが見えた。これはあとからグーグルマップを見て、さらにそこに行ったことのある上記のMさんからの聞き込みから、おそらく山火事などを監視する見張り台らしい。なんでもこの公園を一望に見渡せるんだとか。でもグーグルマップの3Dモードで見ると、険しい上に、なんだかかなり激しそうなスイッチバックがその見張り台まで続いていた。

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山肌に直線に伸びるトレイルが見える


 最後にThe Loopを下る前にGrinnell氷河展望台に向かうトレイルが見えた。改めてちょっとした達成感を感じるのであった。

Grinnell氷河展望

Highline_2010_34.jpg MぽんはThe Loop経由で下山することを議論する前はこのGrinnell Overlookに登りたそうにはしていなかったのだが、ここに来て俄然、やる気が出てきたようだ。更に分岐のところで同様に考えあぐねていたカナダ在住のロシア人と話しているうちに結局、背中を押されたようでもある。ちなみにこのトレイル、Logan Passのビジターセンターでも説明を受けたように1/4マイル(400メートル)で700フィート(200メートル)登ることになる。つまり一気に500メートルほど登ることになるわけだ。じつわ、Highlineトレイルを歩きながら上を眺めていると、確かに点のようなハイカーたちが岩場を張り付くように歩いているのが確認されていた。下から見えるということは、当然、上からも見えるわけだわな。つーことは崖のそばを何の支えもなしに歩くことなのよね~。

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そーいうわけで登りますナニが怖いかといえばトレイル自体バンクがかかっているのだよ落ちたらかなり痛そうな崖が側にあります
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もうかなりへっぴり腰で岩に張り付いてます頂上の平場ちかく実はあんまり高くて震えてました


 ハイ、すご~く怖かったデス。まあ崖のそばをなんの支えもなしの丸腰状態で歩くわけだ。生まれてから二足歩行をするようになった脳みその制御のみが頼りなわけよ。こーいうときに限ってハイキングポール(杖)を持って持ってこなかったことが悔やまれる。(なんだか
こんなパターンが多いのも問題だが......)件のロシア人は最初は歓談しながら一緒に進んでいたのだが、そのうち我々がスローダウンしていくと、すんごいスピードで先へ先へと進んでいくんだなぁ、ロシア人、恐るべし(まあ彼はハイキングポールを持っていたってのもあるんだけどね)。

 なんだかかんだいって40分ほどかけて登り切りました。でも途中で、崖の高さと異常に崖よりになってるバンク、そんで所々、滑りやすく清水が出ているなどなどから、帰りはマジでヤヴァそうな雰囲気......Mぽんは”ムリポ”と言ってましたが。

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まあ堪能してくれMぽんの足とのスケール比だ
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ちなみに下から見るとこんなカンジだんで、パノラマったよ


ものすごく怖い思いして登った甲斐がありました。絶景ですわ。帰りが怖いけどネ。

 さてさてちょっと帰りの話でも......風が結構、強く吹いてきたので、ちょっと生命の危険を感じたのだが、ここでじっとしているわけにもいかないので、あきらめて降りることにしたわけよ。そ~したら、またなんか出てきた!!

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山のヌシか!?なんかカッコイイ

 
出てきたマーモットはもしかしたら山のヌシかしらん?と思いました。というのは強風が吹いている間、彼(彼女?)は我々を先導してくれたわけよ。まあ偶然なんだろーけど、そう思うとちょっと楽しいよねぇ。

みちとの遭遇

 前回のつづき。そろそろMぽんが長いトレイルに飽きてきたころ、ワレワレの目の前に突然、現れたモノの正体とわ!

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まーもっと!?


 なんかヒトに慣れてるんかね?全然、逃げようともせずにワレワレの前方を闊歩するわけだわ。まあこの辺になるとさすがにハイカーもまばらにはなっているけど、それでも間断なくグループとは出会いそうなんだけどね。

 さてこのマーモットと遭遇したのが12時半頃で9時頃から歩き続けていたので、さすがに疲れてきたわけだ。そーいうわけで、適当な岩場を見つけて昼食を摂ることにした。この時点でHighlineトレイルをほぼ山小屋近くまで歩いてきてしまったわけなのだが、ここでこれからどーしようかということになったわけさ。Mぽんももう疲れて、今まで来た道のりを戻るのは嫌そうだったし、ワタシも個人的にはあのHighlineトレイルのちょっと高すぎるヤツはいやかな~と思っていた。そんでもう一回、トレイルマップをじ~っと見てみたわけよ。そーしたら山小屋からThe LoopっていうトレイルがGTTS(Going-To-The-Sun)まで続いているのだよ。そこからシャトルでLogan Passの駐車場まで戻れればもう、再び高所におびえる心配がないわけだ。まあ前提としてシャトルの最終に間に合えばなんだがね(最終は5時半ごろだったのは後でわかった)。そういうわけで、まだお昼も回ったばかりで水も十分にあるし、Logan Passまで徒歩で戻るかわりにThe Loopを通って下山することにした。ちなみにThe Loopの方も先日、Rising Sunのキャンプ場で知り合った米国人の親子が歩いたと聞いていたので、心の片隅には残っていたんだよね。

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ろんぐほーん!!!


 というわけで昼食をとりおえて再び歩き始めると、今度は斜面にロングホーンシープの群れが出現。こっちをじーっとみているわけさ。

 閑話休題。

 先ほどの作戦会議の結果、The Loopを抜けることにしたために時間的猶予が出てきたのである。そして、とうとう長い勘違いタイムから開放されるときがきた!(Garden Wallの切れ目にGrinnell氷河展望台があると聞いていたのだが、ずいぶん前の”切れ目”と勘違いしていたことね)

 目の前にGrinnell氷河展望台への分岐が現る!

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間近に見るGarden Wall

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 前回、Logan Passのビジターセンターから出ているHighlineトレイルを歩き始めたお話を綴り始めたわけだが、高所恐怖症気味のワタシを待ち受けていたのは絶叫マシーンが与える以上のスリルと冷や汗であった。そんな区間もほぼ終わりかけたところで、見晴らしの良い場所に到達する。GTTS(Going-To-The-Sun)ロードを走ったことのある方はなんとなく想像いただけるかもしれないが、どうやらここは"Weeping Wall"の真上らしい。

 ここからはGarden Wallが一望でき、目的(と勘違いしている)場所、すなわち以下の写真にあるところの鞍部の真上、Garden Wallの切れ目の真下あたりまであとちょっとというところか?

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Garden Wallの”切れ目”Weeping Wallの真上だね鞍部へ登るスイッチバックが見える
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そんなワケでスイッチバック登ります上から登ってきた方を眺めますほぼ鞍部へ到達
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Garden Wallの切れ目のたもとに到着だが......かなり高い位置にいます


 さて鞍部まで登ってみてわかったこと。どうやらGarden Wallの切れ目と思って居た場所へは(通常の方法では)到達できなさそう。そんで反対側にあるはずのGrinnell氷河を展望できる場所というのは、この切れ目の場所ではないことが明らかとなったのだ。実わ、ここにたどり着いた時点でもワタシは勘違いを続けており、途中で出会った老夫婦のハイカーにそのことを主張していた。お恥ずかしい限りである。

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勘違いしながら先に進むことに相変わらず高所を走り続けるトレイルである


Highlineトレイルを歩くハイカー達はこの鞍部で昼食を摂り、Logan Passまで戻る計画を立てている模様で、この鞍部を越えて行くヒトは激減した。あとワタシの勘違いが払拭されたのはこのあとしばらくしてから。というのはLogan PassのビジターセンターでGrinnell氷河の展望所に行くトレイルは山小屋(Granite Park Chalet)が肉眼で見えるくらいの場所だと言われていたので、鞍部を越えてもまだ見えない状況では、上述のGarden Wallの切れ目はゴールではないというのは自明であるわな。なにわともあれ、しばらくこのトレイルを歩き続けることになるわけである。

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とうとう山小屋はっけん!それと同時に、なんだこれは~!


 いい加減、Mぽんが飽きてきたらしく、昼食をとれそうな場所を探し始める。そんな矢先、前方が開けてきて、山小屋が見えるではないかね!やったぁ、と思いつつも、肝心のGrinnell氷河展望所へのトレイルが全く山肌に見られないのである......と、足下をふと見ると、ナンダコレワ~
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