米国けんきゅうにっき

はじめまして!2001年に日本を飛び出し米国へ。研究分野は化学でしたが、2005年のはじめに職場を東海岸から山の中へ移し、その際に研究分野も大きく変えました。そして2010年に結婚とグリーンカード取得。さらにさらに2011年夏に再び1800マイルを東に向かい、新天地、ミシガンに生活の場を移しました。2016年夏に仕事の都合でテネシーに引っ越しました。クルマ関係の仕事ですが、未だに合間を見ては投稿論文の準備をしています。まあ、せっかくの貴重(?)な人生なので、日々の出来事を残しておくことができれば幸いです。

2008年03月

念願のレーザープリンタ

 今日は日曜日。昨日は速度論の実験で結構遅くまで仕事をしていたため、金曜日にとどいたブツの設定をできないでいた。そう、とうとう長年の夢だったカラーレーザープリンタ(CLP)を購入したのだ。まず何故に個人でCLPが必要なのかを説明しよう。ウチのラボはこーいったオフィス用品が乏しい。モノクロのレーザープリンタはあるのでそんなに困っていなかったのだが、最近は論文もカラーが当たり前になり、しかも結構、図とかでも色分けされていたりしてモノクロだとナニを言っているのかわからないことが多々あった。それならカラーのインクジェットでもいいのでわ?と思われるかもしれない。しか~し、インクジェットはあんまり使わないとインクが固まってしまい、たとえカートリッジにインクが残っていても新しいカートリッジに交換しなければならない。すなわちムダなのだ。一方、レーザープリンタは長期に渡り使用していなくても、そういった問題はない。しかも印字はキレイだし、印刷物は湿気に強いという利点もある。

 実は東海岸にいたころにモノクロのレーザープリンタを購入している。HPの一番安い機種なのだが、AppleのAirMac Expressを利用してネットワークプリンタとして使用している。コレは買った当時はたしか$199だったのだが、さすが個人で利用してきたので、いまだにトナーの交換をしたことがない。またいまだに印字品質は当初のままだ。だからヘタにインクジェツトプリンタを買うよりは、レーザープリンタを買った方が、個人的にはランニングコストが良いような気がするのである。

 逆にインクジエットプリンタは日本にいたころに使っていた。たしかAppleのStyle WriterとEpsonのカラリオシリーズの一番安いヤツ。いずれも長期に渡り使っていないとインクが干上がり、印刷可能枚数よりも遙かに少ない枚数しか印刷していないにもかかわらず、カートリッジを購入した記憶がある。(だからその後はたしかアルプス電子の熱転写型のカラープリンタを買った気がする。これは印字品質もよくインクジェットの様なインクの乾燥という問題もなかったのだが、インクリボンカートリッジのランニングコストがよろしくなかった。たしか生産中止になったはずだ......)そんなワケでインクジェットプリンタにはまったく良い印象がないのである。

 今回、購入に踏み切った理由はある通販サイトで$100ディスカウントの上に送料無料というオファがあったため。機種はBrotherのHL-4040CNというやつでネットワークプリンタだ。地元のStaplesで同じモノが$400で売っていたが、ワタシは$275で購入した。上記のHPのHP1012と比べてもそんなにかけ離れた値段ではない。また確認のためトナーの値段も調べたがカラートナーでそれぞれ$47、ブラックが$40というように思ったほど高くないのである。(実際、個人ユースで何千枚も印刷するとは思えない)

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シールをとくまえコンソール部のLCDメモリの増設も可能


 あえて欠点をあげるとするならば、デカくて重いことだろう。特に主さは70ポンド(約30キロ)近くあり、一人で持ち上げるのはちょっと推奨しない。それでもおそらく多くのCLPのウチではコンパクトにまとめられているのではないだろーか?実際、HPのCLPは妙に高さがある。これは印字ドラムが垂直に配置されているために高さを抑えられないのだとか。一方、このHL-4040CNはドラムが水平に配置されている。

 ところでこのプリンタ、インクジエットでは定番のPictBridge機能をもっている。これはデジタルカメラなどからプリンタに直接、データを渡して印刷するプロトコルなのだが、どちらかといえば個人的利用の規格だろう。そんな機能が付いているとゆーのはちょいと場違いな気がするのだが......

 またメモリの増設も可能である。一般的なノートPC用の144pin SO-DIMMが利用できるとのこと。標準で64MBが搭載されているが、高解像度の印刷(2400dpiまで可能)をする場合に増設が推奨されるようだ。またPostScript3互換コマンドを搭載している。

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オレンジのピースはシールトナーとトナーを装着したところ


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 付属のドライバはよく洗練されており、ルーターにイーサーネットでつながっているこのプリンタをほとんどオートで見つけてくる。なんにして設定は簡単の一言だ。実際、通販サイトのレビュアーコメントでもこのプリンタをけなしているヒトは居なかったというのもうなずけるのである。印字も速く、仕上がりもきれい。まさに(重さ以外)非の打ち処のないプリンタだと思う。

返ってきた血液検査

 一昨日、昨日と2005年にノーベル化学賞を受賞したSchrock教授の講演がMSUであったので聴いてきた。Schrock教授といえば錯体の分野では教科書にも出ているSchrock型カルベンで有名だが、ノーベル賞の受賞に伴い一般の人たちにもその名前が知れ渡ることとなる。化学科での講演はバリバリの有機金属がテーマだったため多くのMSUの学生やポスドクはつまらなそうにしていた。(改めてMSUの化学科は合成系があんまり強くないなぁ......)逆にロッキーミュージアムで行われた一般向けの講演は聴講者みんなが楽しめたのではないだろーか。少なくともノーベル賞の授賞式の様子をユーモアをまじえて説明してくれたのはなかなか興味深かった。特にスウェーデン王室による授与式の写真は学者として感慨深い。なにがそういう感情に走らせるのかといえば、学者はある意味、”オタク”なわけである。そんなヒキコモリ系がもし突き詰めれば最上の頂にたどり着けることができるかもしれないという道をSchrock教授が示してくれたよーな気がしたから。もちろん自分がそんな場所にたどり着くとは思っていないが、ちょっと荘厳な気分にさせてくれた写真であった。
 他にも教授のお母様が聴講されていた(どーもBozemanに住んでおられるらしい)。授賞式にも参加されている様子の写真が講演で出てきており、教授の昔話にたいしてしきりにうなずいておられた(ワタシの席から比較的近くに座っておられました)。さぞかし誇りに思っていることだろうし、すごい親孝行だよね。
 とにかく刺激的な講演であった。実は2004年のPhiladelphiaで開催されたアメリカ化学会の年会で同時受賞者のGrubbs教授の講演も聴いたことがあるのだが、今回の講演の方が印象に残りました。

 ハナシはかわって血液検査である。前回の検査では血清中の鉄イオン濃度が標準値よりすこし高いということだったので、これを再確認するために行ったワケであるが......さて結果は、ふたたび高い血中鉄イオン濃度を叩き出したorz そもそもどこから鉄分を摂って居るんだ?(どーもアルコールらしい......)医者のコメントでは十分健康でるというものだったのだが、これはおそらくアメリカ人基準であろう。
 今回はこの鉄イオン濃度に加えビリルビン濃度も少し高かった。これはポルフィリン環が開裂してピロールが鎖状になったもので、キレート能はないらしい。まあ鉄イオンの増加という結果と一致しているね。でも前回は標準値内だったので注意していなかったのだが、今回のビリルビン濃度は上限をすこし上回る程度であったので、次回はまた変動するかもしれない。

 鉄イオンが過剰にあるばあい、よく知られているものにヘモクロマトーシスという疾病がある。主に白人の遺伝病らしいのだが、後天性のものもあるようだ。これは血清中の過剰鉄イオンが各臓器に負担をかけるというものであり、加齢とともに注意が必要になってくる。ちなみにワタシの血の色は結構、鮮やかに赤いのだが、ヘモクロマトーシスのヒトの血はもっと茶色っぽくなるらしい。まあ気を付けるということだな。

モンタナには無用の長物だが......

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 先週にカツを10枚揚げたので、これからしばらくカツ丼の予定。今日のお昼はカツ煮込み丼にしてみた。余っていたしらたきを一緒に煮込んでしばらく放置。その上に溶き卵をのっけてさらに煮込む。最後にご飯の上にのせてゴマをまぶしてできあがりである。ちなみに明日のお弁当もカツ丼の予定だ。

 さてワタシは以前にiPAQを利用したGPSを使っていたのだが、古い機種ということもありよく走行中にフリーズしていて肝心の場面で使えなかったりしたものである。(Seattleに行ったときとかはずいぶんと役には立ったのだが......W. YellowstoneからBozemanに戻るときに園内を通過する区間があるのだが、ここの制限速度は50マイル。このGPSではこのときまだ公園の外だと思い、80マイルでとびこんでしまったため、パークレンジャーにチケットをきられた......)まあはっきり言ってワタシ自身、道を覚えるのは得意な方なのでGPSはあんまり必要ではない。その上、モンタナなんぞ郊外にでてしまえばはほとんどまっすぐの道が続いているだけなので、迷う心配もあまりない。なのだがそれと相反してワタシはでじたるがじぇっとに異常な愛情があると思っている。そんなワケで(どんなワケで?)GPSを購入した。

 なんだかウェブの通販サイトを眺めていると妙に安いくせにカスタマーレビューアーがだれも悪いことを書いていないGPSがあった。それがこのXROAD V4150という機種である。このXROADという会社、本社はどーやら韓国にあるらしく、最初は購入を躊躇していた。(韓国のデジタルガジェットにはあまり良い思い出がない)しかしココは米国の消費者の目を信じて買うことに。

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化粧箱はなかなかイイカンジ筐体デザインは日本人らしい


 結果からいえば、コイツはかなりいい。値段($150)以上の価値がある。実際、ワタシがオーダーしたすぐあと位にその通販サイトでは品切れになっていたから、なかなかの人気商品なのかもしれない。機能はGPSのエンジンとしてSiFR StarIIIを搭載しているそーだ。これはかなり精度の高い測位をするらしい。またマップは2D/3Dの切り換えでOSはMicrosoft WinCE.Net Core Version 5.0を積んでいる。プロセッサがSamsung S3C2440/400MhzでGPSから得られた情報を地図にリアルタイムに書き出す速度はかなり速いと思った。(以前のやつと比べてね)また時刻情報をGPS側から取得するらしく地図のグラフィクスも日の入りと共に暗い色彩の地図になる。これはiPAQ+Pharosでは手動切り換えだったのだ。

 不満点といえば2つある。まずビルトインのアンテナの感度がすこしよろしくないかな?室内だと衛星情報を拾得できない。ただこれは外部アンテナを使うとまったく違う。別売りなのですこしコストがかかるが(たしか$29)、XROADの起動の間には衛星情報を完全に取得しており、iPAQ+Pharosの様に待つ必要はない。もう一つは付属品にACアダプターが付いてこないため、シガーソケットでしか充電ができなことだ。まあこれはGPSのみに使うというのであれば全く問題はないのだが......

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暗くなってからの起動状態


 ACアダプターがないと不満に感じる理由はこのV4150の多機能さにある。まず2GBまでのSDカードに対応したスロットを持っており、この4.3インチの液晶に動画や写真を出力できる上に、mp3ファイルを再生できるのだ。つまりマルチメディアプレイヤーなのである。走行中に使おうとは全く思わないが、家で寝っ転がりながら映画とかを見ることができるわけだ。(iPod touchもそうだけどこちらはもっと大画面というのがアドバンテージ)また助手席のヒトが暇ならば、これで映画を見ていればよいのだ。

 さらにBluetoothを内蔵している。米国の現在のケータイはほとんどがBluetoothのペアリングに対応している。そのためこのGPSとペアリングすることでハンズフリー通話も可能となる。

 以上のように多機能さがウリなわけだが、実際にこれを使って町中をかるく走行してみたところ、かなりの精度だと思った。またこんな田舎にもかかわらず地図もそれなりに新しいと思う。3Dマップのスクロールももの凄くスムースだし、液晶の視認性もかなり良好。ワタシはこれまでつかったGPSのなかでは(とはいっても4機種くらい?)、一番、デキがよいと思った、もちろん技術の進歩もあるんだろーけどね。

 都市部に居るヒトはオプションでだがFM Radio Data Systemを利用したリアルタイム渋滞情報も取得できるそーだ。ま~モンタニアンにはカンケーないけどね。ああ、あとこれと同型機種が日本でも売られている。どーも地図ソフトさえ入れ替えれば日本でも使えそうだ。

未必の恋

 ああ、タイトルのコイは当て字だから。

 今日もラボに出ている。火曜からずっとかかりっきりでいるタンパク質の精製だ。今週は木曜日の早朝に血を抜かれたり、金曜の午後に来期の大学院生のColinくんの相手をしたりと途中で実験のスケジュールをやたらと寸断された週だった。特にナニが自分をイライラさせたかといえば同僚のDのDQNぶりだ。(注意、ココから愚痴ですので、読むに値しない内容デス)

 まずナニがムカツクかといえばそのColinくんの相手をしていたときだ。その日は精製の第3段階だったのだが、2時半から3時までそのカレの相手をすることをラボマネから告げられていたのだ。(ラボマネは授業でBillingsに行っていたので、ワタシが代打したのである。)で、まずColinくんにラボの中を簡単に案内してから、ウチでの研究内容を簡単に紹介しようということで、暇そうにしていたDに"5分間で簡単に自分の研究を紹介してくれ"と頼んだ。スデに時間が超過することを見越していたので短めの時間を言い渡したのだが、ヤツは15分まるまるつかいやがった。カレのスケジュールでは3時には次のラボに行かなければならないので、ワタシの紹介はたったの3分だった。いい加減、時間をうまくつかってしゃべってくれよ、それだって能力の一つだぜ?本人はどーおもっているか知らないが、4年生にそんなこまいことまでしゃべってどーするよ?それでドコかの大学のレクチャーをしたいとかぬかしているワケだが、ワタシが学生ならば遠慮したいね。

 さてコレは今週の始めの出来事。FPLCの順番待ちがやってきたので、喜々としてタンパク質導入用のスーパーループを組み立てる。ちなみにこのスーパーループ、10mLの体積がある円筒形のガラスの管であり、4Mパスカル(大気圧が0.1Mパスカル)の圧力まで耐えられるようになっている。彼女は先週にサイズ分取のS200というカラムをつかってこのFPLCでタンパク質を精製していたのだが、スーパーループを洗浄する際に、このガラスにヒビをいれやがったわけだ。(そもそも上記の様に簡単には壊れないのだが。)こうしてDによって半壊させられたスーパーループだがまあまだ使えるだろうという現場レベルでの判断で代替品をオーダーしていなかった。ワタシがMonoQというイオン交換カラムを使うときどうしてもタンパク質を導入するのにこのスーパーループを使わなければならない。MonoQは樹脂がものすごい密度で充填されているため、5Mパスカルまで耐えられる様になっている。だから人力ではタンパク質の導入は不可能なワケだ。懸念していたのは、このスーパーループ、ヒビが入っているので構造上、もろくなっているハズ。もしかしたら2Mパスカルあたりでも耐えられないんじゃないかな~、と思ったら、案の上、ヒビがでかくなってきた。これをFPLCメンテ担当のKimに告げると、そのDもやってきて言うに事欠いて、”ワタシが使ったときよりもヒビを大きくしている"とのたまうわけだ。テメーの仕業だろーが\(*`∧´)/ と思ったが、ココはおさえる。結局、コイツは廃棄とゆーことで代替品をオーダー、$470だそーな。ワタシはこのおかげで実験のスケジュールが遅れるトユー事となる......

 さて以前も話したが、水曜の夕方に抄録会をしている。なんだか知らないがDのたくらみで来週の担当になったので、論文を物色していた。で、ふと背後に気配を感じると思うとDがいるのだが、そこで論文の話に。ヤツが前回、選んできたのは10年以上まえの論文だったので(すでに教科書にのっているよーな内容)、もうちょっと新しいのを探してくるように促した。もちろん、とっても興味があってその論文を紹介したいとゆーのならかまわないのだが、それならそれで引用されている論文を複数読んだり、続報を探してきたりとゆー努力がほしいところ。理想をいえば抄録会の場で質問されたことに対して答えられるくらいの下調べをしてほしいワケだ。だが、いざ前回の抄録ではろくに調べていないように見受けられた(一通り、論文の内容をトレースしただけ)。それ故の意見だ。ワタシだって抄録の論文を紹介するときは、関連・引用論文の数報に目を通す。それを言ったら、D曰く"ワタシたちはそんなに論文を読む時間がないから、そこまでしなくて良いんじゃない?"それならつまんな~いとかいってキレックスカラムで残存金属イオンを緩衝溶液からのぞいている間にYouTubeとか見ているのは暇じゃないのか?とは思ったのだが、DQNにナニを言ってもムダだ。コレでドコかの大学でポジションが欲しいだと?もっと上の大学(StanfordとかMIT、Caltech)の学生やポスドクたちはこれくらいのこと当然にやっていると思った方がいいぞ。そーいうヤツラといつかはコンピートしなけりゃならないワケなんだが......わかってるのだろーか?嗚呼、今週は怒りのあまり脳幹が発熱しそうだ......

 
 さてこれから2つのタンパク質を混ぜてその酸化状態の変化を見る実験だ。これがおわったらもう一回、カラムにかけなければ......

カツ丼前夜

 今日は早朝から血を抜かれに行ってきた。別にドネーションじゃないよ~。血液検査である。昨年の結果によれば血中鉄分が通常よりも多いということなので、これがホントーなのかを確かめるためにやってみることに。昔、友人がデラウェアで血液検査をしてもらったとき、$100ちかく請求された上に、ものすごく痛かったそーな。それから比べるとココのウェルチェックでの$20は破格の安さのよーな気がする。そーいうわけで、アポイントメントは午前7時半。血液検査の12時間前には食物をとってはいけないそーなので、昨夜の夕食も午後7時。ラボで抄録会があったので自宅には戻れず、ビールも飲んでいない。だから今日は朝からラボにいるのだが、もうすでに疲れ気味。昨日からやっているタンパク質精製も手伝って、午後になればなるほど疲労感が出てきた。

 さて自宅に戻ると部屋に荷物が届いている。中身はこの間、オーダーした例のものだろう。まあそんなことよりも明日のカツ丼祭のために疲れたカラダにむち打ってトンカツを揚げ始める。アメリカのキッチンは主に電熱器なのでカツを揚げるために必要な油温(約170℃)に到達するまで結構時間がかかるのだ。また温度のコントロールも難しい。

 トンカツ自体は簡単だ。さすがにこの1年の間に何度も揚げてきたのでなれてきた。まあ買ってきた豚肉の切り身に切れ込みをいれて塩とコショウをまぶす。その上に小麦粉をまぶして、表面に塗り込める。もちろんこれを両面やる。そして溶き卵(通常は水で薄めるが、今回は薄めなかった。牛乳やヘビィホイップミルクで薄めたこともある。なかなかよい。)を用意して、これに浸してからパン粉を両面に塗りつけるのだ。パン粉はPankoとかBread Crumbなどで代用できる。特に前者はBozemanのたいていのグロッサリストアで見つけられるハズ。

 このできあがったトンカツの先駆体を170℃くらいに熱した油に入れて揚げるワケだ。最初は電熱器の目盛りを最大にして、1分ほど油中にあるカツを箸で転がすようにする。そのあと電熱器の目盛りを1つ下げて約1分揚げ続けるのだ。そしてまた目盛りを最大にして1分半ほど揚げてから油から取り出す。目安は3分半くらい。ロースならもっと短くても良いが、相手は豚なので長めにワタシは揚げる。だって当たったらマズイじゃな~い?もちろん表面が少し焦げ気味になってしまうが、これは妥協するしかない。(だれかさらに電熱器による最適な揚げ方を知っている方がおられたらご教授ください!)それにワタシの目的はカツ丼のためのトンカツだ。たぶんこのあたりが限界だとは思うのだが、日本の実家に帰ったら一度、ガスコンロで揚げてみたいところである。

 そーいうわけで今夜は揚げたてということもあり、デキの良いトンカツに日本からの来訪者が持ってきてくれたブルドックソースで白米と食したのである。
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