米国けんきゅうにっき

はじめまして!2001年に日本を飛び出し米国へ。研究分野は化学でしたが、2005年のはじめに職場を東海岸から山の中へ移し、その際に研究分野も大きく変えました。そして2010年に結婚とグリーンカード取得。さらにさらに2011年夏に再び1800マイルを東に向かい、新天地、ミシガンに生活の場を移しました。2016年夏に仕事の都合でテネシーに引っ越しました。クルマ関係の仕事ですが、未だに合間を見ては投稿論文の準備をしています。まあ、せっかくの貴重(?)な人生なので、日々の出来事を残しておくことができれば幸いです。

2007年09月

町の展望

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 今週末でラボの引越、前半戦終了。全ての梱包を終わらせた。そんでEric、Johnと共に近くのバーで祝杯。ε=( ̄。 ̄;A フゥ......なんだかとってもツカレたよ。まあこの梱包期間の自分の生活を振り返ると、ハッキリいって何もしてないんだよねぇ......そんなワケで時間的ゆとりを理由に大分の食べ物、鳥天を作ってみた。(実は作り方を知らなかったので、試行錯誤の末、この三回目の合成にして食べられるレベルに到達したのである......)さてナゼ鳥天なのかというと.....Robの学生のTravis(日本オタク)がSeattleに行った時に、カボス汁を買ってきてもらったのだ。(トーゼン、彼はカボスの存在自体を知らなかったのだが、なかなかどうして見つけだしてきてくれたのだ。アル意味、目を見張るね。)ああ、ちなみに彼にこの鳥天をごちそうしてあげる約束をしてあるので、この合成は一連の実証試験である。(以下の記述でなにか間違っているとか意見があるとかゆー大分在住あるいは出身のヒト、どしどしご意見ください。ちなみにワタシは大分に1年しか住んでおりませんので悪しからず。)基本的にトリを揚げるので生になるのは避けたかった。だから下ごしらえとして酒蒸しにした。またワタシのキオクでは大分で食べた鳥天はちょっと味が薄かったので、たくさん食べると飽きてくる。そんなワケで下味を付けることにしたのである。下味は基本的にトリの唐揚げと同様。しょうゆ、酒、塩、砂糖に生姜を加えて15分ほど浸けておいた。その後、紹興料理酒で30分ほど蒸す。(これはワインでも良いかも。)汁気を切ったあとで、両面に小麦粉をまぶして黄水(卵の黄身と冷水を混ぜたモノ)と小麦粉を入れ、ダマになる程度でかき混ぜ、小麦粉をまぶしたトリを浸す。これを180℃まで熱したサラダ油(+ゴマ油少々)で揚げるのだ。揚げ時間はだいたい5分弱かな?揚げすぎて堅くなることは心配だったが、酒蒸しの処理が良かったのか、食感は心配と裏腹に柔らかくてよかった。天つゆの方は椎茸だしベースでしょうゆとみりん。コレにカボス汁をたらして食するのだ。味はなかなか。今回はタケノコ(ただし日本で売っている水煮の真空パックは手に入らなかったので、その辺のスーパーで売っているbamboo shootの缶で代用した。)の炊き込みご飯も併せて作った。まあデキは写真みたいなカンジだ。味は上にも書いてあるよーに悪くなかったヨ。

 閑話休題。

 もう一月ほど前になるが、BozemanのはずれにあるM Trailに登ってきた。M Trailとは町のどこからでも見える山肌に彫られており"M"の文字に通じるトレイルだ。

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町から見える"M"の文字"M"はココ(カーソルを画像の上に)モチロン、険しいほうをチョイス

 イヤ、見た目はそんな大したことなさそうだったのよ。でも"Most Rigourous"を選んだのがマチガイだった_| ̄|○ ガクッ 途中で5人ほど、アメリカ人に抜かれた......

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途中で駐車場を見下ろすこのあたりで帰りたくなってきた

 まあ(体力の)分際をわきまえるべきだったのだが、途中でなんども休みながらなんとか"M"まで到達した。

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"M"の文字はこうなってましたここからの駐車場の見た目Bozemanを展望する

 登ってみるとわかるんだが結構、高いんだよね。一応、水を持っていたのだが、カナリ途中で飲んだ。(普段はあまり水を飲まないヒト)でもこの"M"の文字、何を意図して作ったんだ?これだけの石を運ぶだけでもカナリのエネルギーを要すのに、さらにココに"M"の仕切りを作ってなんて、ものすごい情熱だね。まあともかく町の展望はなかなかよかったと個人的には思う。ただし無理して険しい道を選ばなくても、もっと緩やかなルートもあることを付け加えておこう。

さて泥試合のハジマリか?

 今日はラボマネのDoreenがチョコレートケーキを持ってきた。(作成は同居人のLisa)KimとLexy、それにワタシの三人の誕生日祝いにとのことだ。この三人は9月生まれの乙女座なんだよね~。(でも性格はまったく異なる......)チョコレートケーキはKimのリクエストらしく、究極に甘かった。(帰りにKimがもって帰るか尋ねてきたが、丁重に断った。)

 さて今日のエントリもまたiPod関連。だって日本の状況があんまりにも楽しそうなんだもの(^^)......とゆーのは冗談で、なんだかAppleから以下の緊急声明が出たらしい。

米Apple、iPhoneのSIMロック解除ツール利用についてユーザーに警告

米Appleは9月24日(現地時間)、iPhoneのクラッキングツールに関する緊急声明を発表した。

iPhoneには所定のキャリア以外での利用を防ぐ「SIMロック」と呼ばれるセキュリティ機構が組み込まれているが、その制限を解除するソフトウェア・ツールが現在インターネット上に出回っている。Appleによると解除ツールを利用した場合、iPhoneが保証対象外になるばかりか、ソフトウェア・アップデートが行えなくなるおそれがあるという。iPhone上のソフトウェアに取り返しのつかないダメージを与える可能性があり、ユーザーに対してこれらのツールの使用を控えるように警告している。

またAppleの声明によれば、今週末にもiPhone向けの大幅な機能アップデートが行われる予定だという。これには9月5日のスペシャルイベントで発表された「iTunes Wi-Fi Music Store」を利用するための機能拡張が含まれるなど、iPhone発売以来の大規模なアップデートとなる模様だ。iTunes Wi-Fi Music Storeは、MacやWindows PCを使わずとも、ホットスポットなどのWi-Fiネットワークを介してiPhoneやiPod touchのみでiTunes Storeを利用できるサービス。また11月9日の欧州でのiPhoneの発売に合わせて、現在iPod touchのみでサポートされている英語以外の言語のメニュー表示や入力システムが実装される可能性もある。


 いやさ、ソースを見つけられなかったんだけど、少なくともAPpleのサイトには今現在、アップされてない模様。いや~、日本のユーザーの心情を逆撫でしそうな声明だね。問題はこの声明に含まれる言質がいわゆる"SIMロック解除"のみなのか、それとも"JailBreak"などのAjax経由ではないネイティブアプリの外部からのインストール(いわゆるハッキングに相当)もその対象なのか。(ココでオモシロイ意見が掲載されている。いわゆるAppleのSafariベースアプリ戦略に対する見解だ。)

 まあ個人的にはiPhoneがどーなろうがあんまり興味がないのだが、日本には10万以上も払ってiPhoneの並行輸入品(もちろん電話としての機能は無い)を購入している人たちもいるみたいだ。それとJobs(AppleのCEO、通称、"禿")だが、日本人の事を「海岸を埋めつくす死んだ魚」と表現するようなヤツだ。不正規ユーザーの締め出しを本気で考えているのかもね。

iPod touch......おお~、祭りだ~

 いや~、なんだかお祭りになってるね~、iPod touch。日本のユーザーにも配送されはじめたみたいだが、Windowsからのロック解除が出来ないらしい。

iPod touch、商品到着と同時にWinユーザーから不具合報告多数--「確認できていない」とアップル

iPod touchが9月22日より順次出荷開始され、翌23日午前には多くのユーザーの手元に届き始めた。だが、商品の到着を喜ぶのもつかの間、Windowsユーザーからは不具合報告が相次いでいる。なんと、iPod touchが一切操作を受け付けないという。

 まずiPod touchに電源を入れると、USBケーブルを使ってiPod touchとPCを接続するように画面上で指示される。iTunesはiPod touchを認識しており、楽曲や動画などの同期も行えるが、iPod touch側はPCとの接続を促す画像を表示したまま一切の操作を受け付けなくなってしまう

(中略)

 アップルジャパンによれば、記事中「iPod touchには出荷段階からロックが掛かっており、これを解除するには一度Macに接続する必要があるという」と記載した部分は、同社の公式見解ではないため、必ずしも対策として正しいとは限らないとしている。

 また、ヨドバシAkiba 2階のAppleコーナーで行われていたiPod touchのロック解除は、ヨドバシとしての公式対応ではなく、すでに対応を中止したとのこと。おそらく突発的な善意のサポートの一部だったということだ。

 アップルジャパンは、iPod touchがWindows環境で動作しないという現象について「不具合であると確認できていない」としており、現在も確認作業を進めている最中だという。そのため、すでに手元にiPod touchを持つユーザーに対して、今後どのようなサポートを行っていくかも決まっていない。Apple Storeでの対応予定、店頭販売のスケジュールへの影響なども不明のままだ。


 某掲示板やらmixiではアップルの対応を罵倒している人たちが大勢だが、アップルの対応は昔からこんな感じだ。(ワタシも古くはMACユーザーだったからね......)ただ今回の事情はちょっと根深いものがありそう......まずこの不具合は英語版Winodws XPでは出てこないのだ。iTunesを日本語表示にしても全く問題ない。つまり日本語版Windows固有の問題となる。興味深いのはこの問題をアップルジャパンは全く把握していなかったということ。コレはおそらくアップルジャパンはiPod touchの開発にいっさい関与しておらず、さらに禿の戦略によりギリギリまで実機さえ国内に納入されなかったということだろう。だから今回のアップルジャパンの対応はあんまりはっきりしておらずグデグデになっているのだと思う。上記のヨドバシカメラへのアップルジャパンの対応はまあ仕方がないと思う。なぜならばこの一時的な対応ののち、不具合が発生した場合のサポートがさらに困難になるためだ。

 さてこうなると一番ワリの合わないのは日本人の日本語版Windowsを使っているユーザーたちだ。これはマイクロソフトとアップルの責任が半々くらいだと思う。日本語版のWindowsは全世界から見れば特殊仕様の部類にはいる。(OSXが問題ないのは全世界共通のバージョンだからだろう。)まあそんな事情はどーでもいいiPod touchユーザーはただ単純にアップルに対して怒り狂うだろうけどね。

 さてそんな祭り状況を海外からただ見ているだけでもちょっとかわいそうになってきたので、以下、2ちゃんねるで紹介されている、一番簡単だと思われる解決法を記しておこう。

1: まず仮想環境を構築する。VMwareというのもあるけど、VMware player(172MB)の方が軽いと思う。
2: マイクロソフトからWindows Server 2008 Beta 3 Standardの評価版をダウンロード(モチロン英語版)シリアルはいらない。"no"を選択してインストール。(30日間、無償利用可能)ただし1.8GBとデカイ。
3: isoイメージはDVDに焼くか、仮想ソフト(WMwareでは可、Playerでは不明)から直接指定でインストール。
4: iTunesを仮想OS内にインストール。これの言語はなんでもいいみたい。
5: iPod touchを接続してロック解除ができる(ハズ?)

 VMware Player上のisoイメージのマウントはちょっと定かではない。Fedoraのインストールを紹介しているサイトがあるので、参照してみて。ワタシもVMware Playerをダウン中だけど、まだ終わってないので確認がとれないのだ。あとVistaのヒトはWindows Updateから英語環境のダウンロードができるそうなので、これをインストールして再起動すればいえるみたい。(個人的には未確認ね。)

 まあこのブログに訪れてくださった皆さん、がんばってください<(_ _)>

追記コチラのサイトがもっとわかりやすいかも......

iPod touch、来る!

 やっと今週という拷問が終わる。研究室引越のパッキングは非常に疲れるのだ。Fくんに彼の元ボス、○ーズマンとの食事を誘われたのだが、さすがに疲れたので丁重にお断りした。そのあと同僚のJohnにも飲みにいこうと誘われたのだが、これもお断りした。だっていやな汗が出るくらい疲れたんだもの!さて昨日、予約注文したiPod touchが届いた。さる9月6日の禿の講演を聴いて直ちに注文したのだ。米国では先週末からApple StoreやBest Buyなどのリセラーで販売が開始されていたが、オンラインオーダーはそれからちょうど一週間後の配送となった。まあ田舎だから手段がコレしか無いんだよね。(もちろんSeattleまでクルマで12時間走って、Apple Storeにいくという選択もあるが、そこまでこのiPod touchに執着はしてない......)
 mixi内や2ちゃんねるでは一種のお祭り状態になりつつある。というのは、日本でもやっと発送通知が予約したひとたちにぼちぼち届き始めたためだ。ワタシも参考になればと思い、2ちゃんねるとmixiに配送状況を書き込んだのだが......まあ2ちゃんねるは便所の書き込みだからイイのだけど、mixiの方はねぇ......Fedexのトラックを書き込んだら、コミュニティ内で別のトピックス、”★日本限定★発送開始報告スレ”が立ち上げられた。ちょい隔離されぎみにされたので、気分は不快( ̄へ  ̄ 凸 まあこれもmixiの特徴なんだろう。

 さて米国では店頭販売から1週間おいてのオンラインオーダー組の配送であった。どうも日本ではちょいと違うらしい。オンラインでの配送とストアでの販売時期を調整しているみたいだ。発送元が中国なので、もしかしたらストアのストックと通販組のストックが同時に日本に入るのかもしれない。(米国はたぶん別枠。)ちなみに以下はワタシのFedexトラッキングだ。

Sep 19, 2007 1:02 PM Picked up KUNSHAN CN
Sep 19, 2007 3:18 PM Left origin KUNSHAN CN
Sep 19, 2007 9:24 PM In transit SHANGHAI CN
Sep 20, 2007 3:01 AM Package data transmitted to FedEx
Sep 19, 2007 1:41 PM Arrived at FedEx location ANCHORAGE, AK
Sep 19, 2007 5:36 PM Departed FedEx location ANCHORAGE, AK
Sep 20, 2007 1:58 AM Arrived at FedEx location INDIANAPOLIS, IN
Sep 20, 2007 2:44 AM Int'l shipment release INDIANAPOLIS, IN
Sep 20, 2007 6:01 PM Departed FedEx location INDIANAPOLIS, IN
Sep 20, 2007 9:52 PM Arrived at FedEx location MEMPHIS, TN
Sep 21, 2007 4:49 AM Departed FedEx location MEMPHIS, TN
Sep 21, 2007 6:11 AM At dest sort facility GREAT FALLS, MT
Sep 21, 2007 8:33 AM At local FedEx facility BELGRADE, MT
Sep 21, 2007 8:36 AM On FedEx vehicle for delivery BELGRADE, MT
Sep 21, 2007 9:33 AM Delivered Bozeman, MT

 いや~正直言って最初に中国からの発送というのを見たとき、何日かかるのかと思ったのだが、かなり速い到着だね~。さすが自前の航空会社をもっているだけはある。ちなみにこのiPod、刻印サービスをしてあるのだが、日本で出回ってる刻印サービスをリクエストしているヒトは配送が遅れるという情報(中国の工場から刻印工場へ送られた後に届けられるため)とちょいと食い違う。日本の刻印サービスは日本語アリだからだろーか?

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梱包内容だ
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ドックは第3世代のアダプターでもささる操作感はこんな感じ

 梱包はAppleらしい。つまり説明書らしいものは紙切れが2枚ほど。またコレは前世代からと伝え聞いていたのだが、付属のCD(iTunesなどのソフトウェア)はいっさいなくなっていた。要はすべてダウンロードしろということだ。ワタシのiPod touchはほとんど何の問題もなくインストールされているiTunesと同期し始めたし、この一晩、問題なく動いている。ただちょっとわかりにくかったのは、iPod touchのMACアドレスの所在だ。ワタシの自宅の無線LANはWPA+MACアドレスフィルタというセキュリティ構成なので、ルーター側に個々のMACアドレスを登録しておかないとネットワークに参加できないのだ。マニュアルをざっと眺めた限りでは見つからなかったのだが、mixiに書き込んだらiPhoneのユーザーがただちに教えてくれた。感謝すると同時にちょっと自分の不注意に恥じ入ってしまいますた......orz(ワタシと同様のヒトもいるみたなので追記場所は"設定"をタッチして一般→情報といくと、下の方にWi-Fiアドレスというのがある。これがMACアドレス。

 液晶の初期不良問題とかmixi内で米国在住者のヒトの不具合報告とかで戦々恐々としていたのだが、運がよかったのだろう。基本的にAppleの初期ロットはソニー同様、信用していないのだが、今回は即買いを決断させる魅力があったのである。その個人的ではあるが、もっとも魅力的であった点はやはりWi-Fiの搭載につきる。いつぞやのエントリでiPhoneをワタシはこき下ろしていたのだが、これには理由がある。まずcingularというプロバイダは北米内陸部のネットワークにまったく強くないのだ。(だから購入者はたいてい湾岸部に集中しているはず。)電話としての機能がほとんど使えない上に、私自身、Verizon Wirelessの携帯電話を持っている。まずその点で購入対象にはならなかった。また携帯電話という性質上、かなり乱暴に扱われることが予想される上、先述したAppleの機器としての信頼性から鑑みて、iPhoneにはまったく興味がわかなかったのである。しかし、iPod touchは十分に個人的ユースを満たしていると思う。まず携帯と音楽プレーヤーを一緒にしたくないというのがある。(緊急時に電池が切れていたら目も当てられない。)あくまでiPodはエンターテイメントのひとつ。だからどーしても電話なる現実的なガジェットとは一緒にしたくなかったのである。

 さて前置きが長くなったのだが、個人的にこのiPod touch、かなり満足している。どこかで音質がうんぬんとか書かれていたが、所詮は携帯プレーヤーだ。音質にこだわりたいならステレオとか買えばよい。また液晶の画質がとかも言われているが、これも小型プレーヤーなんだから、もっと妥協しろよと思う。あと容量の問題もいわれているのだが、80GBとか持ち歩くヤツはそれを外で全部聴くわけ?その前にバッテリーが切れるし、そうなればiTunesにシンクするだろう。映像とかもそんな小さな画面で長時間見るというライフスタイルはワタシには考えられないのだ。まあ個人の自由だけどね。ただ16GBというのはワタシにはちょうどよい容量だ。(古いほうのiPodが20GBだしね)ちなみに使用可能領域は14.8GBで20MBほどがたぶんOSのようだ。
 さてソリッドメモリなので車の中での使用にはよいだろうし、CoverFlowなんかも運転中にちらっとLCDを見るだけで、どんな音楽なのかが認識できるからよいのではないだろーか?また今回、バッテリーのもちが飛躍的に向上している。ワタシがモンタナに来た頃に持っていた第四世代iPodは8時間しか持たなかった。だから途中で音のない時間ができたりしたものだ。また日本に帰国する際の機内での使用にも耐えうるのがいい。これも8時間だとまだ太平洋の真ん中だ。(この間、修理した第四世代のiPodと併用できるので、どんな長時間でももうダイジョーブ)無線LANの使用感は、個人的には大満足だ。ベッドでゴロゴロしながらネットを見ることができるというのはかなりの快感だ。

 不満点としてはOSがMAC OSXのサブセットになったので、ちょっと重いような気がする。映像でも見ていただければわかると思うが、タッチパネル操作での反応が少々鈍い。(これは次世代機ではより強力なプロセッサを積まなければならないかもね)あとソフトキーボードの入力にちょっとクセがある。まずうまく目的のキーをタッチできないことがある。これはキーピッチが小さすぎるためだが、mixiでその指摘をしたらタッチのあとホールドしてスライドさせると目的のキーをうまく入力できるということであった。それでもちょっとクセがあって慣れが必要であろう。

 なにはともあれ2年前に友人と期待していたWi-Fi搭載のiPodは個人的にはよい買い物をしたと思っている。あえて言おう......コレはイイものだ(^^)

共鳴Raman、円二色性偏光分光、そしてお引っ越し~

 先週半ばから週末まで共鳴Ramanスペクトルの測定をした。紫色の結構強い色合いのタンパク質なので、今回こそは「イケル!!」と思ったのだが......実はワタシはRaman運が無い。いままで分子研、Wisconsine-Madison、そしてココで測定してきたが、ロクなデータを叩き出したことがないのだ。故に世間ではいかに強力な分光分析法だと言われていても、個人的にはまったくピンとこないのである。

 今回は今までの悪い印象を払拭するために自身で測定に挑んだ。使ったのは514nmの強力な緑色のアルゴンレーザーだ。暗闇のにある一条の緑のヒカリは数個の反射鏡で光路を調整され、サンプル室に入る。ここでサンプルとの散乱光を発し、CCDの検出器でRaman散乱を測定するのだ。すべて測定中は真っ暗闇。しかもレーザー発信器の熱で室内もけっこう暑くなる。さらにうまくレーザー照射によるサンプルの散乱光を見つけられなくて、イライラ......まあ精神的によろしくない実験でもある。そんなことを週末まで3日連続でやっていた。測定中のレーザーの光路とかは未来的でちょびっとカッコイイのだが、3日も見ているとただつかれるだけだ。散乱光を得るためのサンプル位置の調整が微妙で難しく、ついついレーザー照射の反対側からのぞきたい衝動に駆られるが、当然失明してしまうのでダメ。ただただイライラがつのる。そして結果は......やっぱりダメだったのだから目も当てられないねorz

 そして土曜日には気を取り直して円二色性偏光分光(CDスペクトル)の測定に挑んだ。これは"打てば響く実験"なのでちょっと気楽だったのだが、使用したタンパク質量はもう大盤振る舞いだったので、やはり失敗は許されない。コイツは深夜までかかったが、結果オーライであった。この実験を最後に今の研究所の引越が始まるので、なんとかぎりぎりでデータをそろえられたことになる。

 で、今週はず~っと引越の梱包作業。やはりなれないのか異様に疲れる......昔、○工大でのラボの引越を経験しているのだが、あのときはそれなりにマンパワーがあった気がする。今回は危険そうな毒物は少ないので、その辺は良いのだが。それでも低温室にカビが生えてたり、いやなモノが培地で育ってたりとまあ精神的にもよろしいとは言えないね。

 夜の時間がかなり自由になってしまったので、昨日はカツを揚げてカツ丼を作った。もはや独身男性の食卓ではないよーな気がする。自分でもこれはすでに「料理が趣味」といっても良いのではと思うのだが、個人的には生きるための手段なのでそういう風には言わないだろう、今後とも。
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