米国けんきゅうにっき

はじめまして!2001年に日本を飛び出し米国へ。研究分野は化学でしたが、2005年のはじめに職場を東海岸から山の中へ移し、その際に研究分野も大きく変えました。そして2010年に結婚とグリーンカード取得。さらにさらに2011年夏に再び1800マイルを東に向かい、新天地、ミシガンに生活の場を移しました。2016年夏に仕事の都合でテネシーに引っ越しました。クルマ関係の仕事ですが、未だに合間を見ては投稿論文の準備をしています。まあ、せっかくの貴重(?)な人生なので、日々の出来事を残しておくことができれば幸いです。

2006年04月

iPAQが役に立つとき

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 今日は雪。気温も2℃くらい。急に寒くなる。やはりこの町、標高の高いところにあるから、雲が接近するとすぐに雪になる。まあそれにもめげずに、今日は隣町に行くことに。実は先週のイースターのポットラックで耳寄りの情報を得たために、その確認をすることに。耳寄り情報とはデラウェアのRehobothとゆー町にDogFishというブルワリがあるのだが、それを入荷しているリカーショップが隣町にあるとか。そんなわけでこの雪降るなか車を飛ばすことにした。ちなみに隣町といっても30マイル(約48キロ)くらい離れているので、30分くらいかかる。
 実はそれ以外にも目的がある。それが今日のお題。

 2,3年ほど前、eBayを通してCompaq(今はHewlett-Packardだが......)のiPAQ h3835というPDAを落札したことがある。当時はワタシはPalm系のPDA、これも今はなきHandspringのVisor Prismという機種を使っていたのだが、PDAとしての機能以上のモノを期待してしまったため、MicrosoftのPocketPC系PDAに興味を持ったのであった。
 eBayとゆーこともありハイリスクであったが、品物はなんとか届いた。(これも紆余宇曲折があった。売り手がNYブルックリンの米国系チャイニーズだったのだが、マネーオーダーを送ってもなかなか品物を送付してこなかったのである。これは再三催促してなんとか送られてきた、のだが......)届いたのはまさにh3835の本体のみ。付属するはずのCDもクレイドルもマニュアルすらないのである。これでどーしろと......まあ確かにeBayの記述文では何も触れられていなかったので、とりあえず先方に届いた旨とフィードバックをeBayに提出した(これはeBayユーザーは半ば義務である。)

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iPAQ H3835


 実はPocketPCのコトは殆ど何も知らないと言ってよかった。実際、届いたブツは起動すらしないので、壊れているかどうかすらわからなかったのである。仕方がないのでネットでいろいろと情報を集めるウチにまず充電するためのオプションが必要であることを理解した。またPocketPCはPalmと同様、パソコンとの連携を考慮して作られているため、パソコンと接続するためのケーブルも必要であることがわかったのである。(実はクレイドルがその両方の役割をもつ。)まあなんとかクレイドルをStaples(オフィス用品を取り扱うチェーン)で手に入れることができ、ワタシのiPAQは起動~とあいなったわけである♪~♪ d(⌒o⌒)b♪~♪

 しか~し、改めてPocketPCを使ってみるとあまり便利じゃないのだ。まあこれは個人の好みにもよるので十人十色だと思うのだが、Palmと比較してPIM(予定表管理プログラム)があまり好きになれなかった。これはWindowsのOutlookと併用であり、メールクライアントもOutlookを強いられるわけだ。(これは最近、メーラーをOutlookにしたので、あまり気にならなくなったのだが......)また音楽用プレーヤーとしてという使い方も考えたのだが、これもWindows Media Playerがプレインストールされており、コイツを使う以外に選択肢が無いと言っていい。(要するにiTunesの様な優秀なライブライ管理機能を期待できないのだ。)まあこれはiPodがあるので、もう必要ない。他の使い道。まあゲームかね?実際、iGolfとゆーゲームを購入してやってみたが、それくらいだ。そんなわけでしばらくほったらかしになっていた。

 さて最近、Seattleに行ってきたハナシはすでにしたのだが、その際に、同行した友人がMacintosh用のGPSを持ってきていた。彼はiBookとの併用で使っていたのだが、いかにiBookとはいえバッテリー駆動であるため長時間の使用はできないわけだ。そんなこともあり、GPSとしてiPAQを使えないかと考えたのであった。
 じつわ、Prismを使ってたときもGPSを買ったことがあった。しかしこのPrismのメモリは64MBしかないため、マップ情報をすべて入れることはできない。またこのPrism、液晶のバックライトが暗いため、昼間の視認性が悪いのだ。まあ平たく言って、使い物にならなかったワケである(;^_^A
 一方、iPAQはバックライトが非常に明るいのだ。もうこんなにあかるくていいの?ってゆーくらい。たしかにこのフィーチャーは日本でもウリになったくらいで、iPAQは日本でも結構売れたらしい。そういった理由もあり、iPAQ用のGPSを購入することにした。Pharos社のPK032という機種だ。

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iPAQ用GPS


 これが届いてからもちょっといろいろとゴタゴタがあった。まず付属のOstiaというナビソフトがiPAQ上で動かないのだ。これはミクシィのiPAQコミュニティで早速ポストして聞いてみた。結論はワタシのiPAQは古すぎて新しいバージョンのOSになっていないらしいということだ。ワタシはてっきりPocketPC2002だと思っていたのだが、Ositaが起動しないことからインストールされているのはそれ以前のバージョンのOSということに。そこでHPのサポートサイトを探すのだがPocketPC2002どころかPocketPC2003へのアップグレードパスすらすでにうち切られていた......orz
 望みは絶たれたかと思ったが、ここでまたeBayのお世話に。UKのセラーがh3835用のPocketPC2003アップグレードファイルを出品していた。迷わず落札して無事にPocketPC2003に。そしてOstiaは無事に起動の運びとなる。
 ところでこれは疑問なのだが(日本語版の)h3835はもともとPocketPC2002で販売されていたそうな。では、ワタシのOSは何?Ostiaは2002で動くハズだが動かなかった。これはワタシのOSが2002ではないことの証左ではないであろうか?まあ上記の様に出所がアヤシイからねぇ。

 回りくどくなってしまったが、今日はこのGPSのロードテストもかねて隣町に行くことにしたのである。さてさて使用感だが車内でに視認性はかなり良好。また昔のGPSと較べても精度がかなり上がっている様な気がした。ただインターフェイスがわかりにくい。せっかくパソコンと連動できるのだから、PDA上のみでの操作に依存しないで、パソコン上でもいろいろと編集できれば良いのにと思う。(これはPalmのGPSに付属していたStreetFinderというソフトに一日の長がある。)さて来週は今年初のイエローストーンなので、有効活用できそうだ。

イースター!(もう過ぎ去ったけど......)

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 先週のハナシで恐縮なのだが、先週の日曜日はイースターだった。ラボのLexyにポットラック(みんなで食べ物を持ち寄ってパーティ)を誘われたのでキリスト教の重要なイベントに対するアンチテーゼとしてちらし寿司を作ることにした。名付けて”イースターちらし”~。
 冗談はさておき、イースターとはジーザスの復活の日である。彼女は敬虔なカソリック信者なので、この話をふるとすぐにくらいついてくる。ワタシもキリスト教にはなみなみならぬ関心があるためであるのだが。
 イースターといえば、イースターエッグ。みんな家中に卵(もちろんゆでたもの)をかくして見つけだすのだが、今回はナシ。デラウェアでやったことあるからいいんだけどね。しらばく歓談をしてビールを飲んで(これが敬虔な信者のすることか?)ぐてんぐてんになったあと、食事になる。外は雨が降ってきて、ちょっと寒くなってきた。
 ここで耳寄りな情報を得る。Livingstoneの酒屋にデラウェアのDogfish Brewingのビールが入荷しているとか。これは是非に行かなければ。DogFishといえばRehoboth Beachのメインストリートに店を構えるブルワリだ。ワタシは数度、訪れたが90minutes IPAはなかなかのもの。
 またしばらく歓談したあと、Lexyのアパートを辞する。ああ忘れてた。彼女のルームメイトのボーイフレンドがナバホ出身だった。彼はアイダホ生まれだが、もともとナバホは南(アルバカーキーの近く)から来たのだそーだ。アメリカの歴史は意外と深いと思う。

 ところで今週はブログをスゴ~クさぼってしまった。まあそれなりに忙しかったことにしておこう。久しぶりに嫌気下(酸素のない状態)でタンパク質の精製をしたのだ。コレやると体力をかなり消耗する。そんなわけで今週はブログを殆ど更新できなかった。おおっと、1週間後に友人が日本からやってくる。そんなわけで、今年一番のイエローストーンに行って来ようと思うので、写真を期待しててね~。

パウワウの日

tipi.jpg 昨日から大学の体育館でPow Wowが執り行われている。さてPow Wowとは何でしょう?身近な辞書を紐解いてみると......

 powwow 1(北米先住民の)(1)病気回復。狩猟成功などを祈る儀式. (2)会議. (3)呪術師. 2 会議、会談、評定
小学館 プログレッシヴ英和中辞典より


と記述されているのだが、ここでのPow Wowはモンタナ中の部族が集まって各部族伝統の舞踏を披露するというものである。それに伴いいろいろな民芸品とのブースも出ており、ドリームキャッチャーとかソーサーカッター、イヤリング、(頭につける)羽などをアイテムを手に入れることができるのだ。

 ワタシは昨年もチラッとだけ見たのだが、その際、カメラを持参するのを忘れてしまっていたため、今回は大学のホームページで確認してからカメラを用意した。

なんだかわからないが席に着いたら始まっていた踊り
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これもアナウンスで説明されていたが聞き取れなかった
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Lightening Spirit
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猛々しい名前なのだが、子供たちだらけでほほえましい


Golden Age
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動きがほとんどないのだ、まあ仕方ないけど


 たまたまウチのラボマネージャーに会場で会ったのだが、彼女も今回のPowwowが初めての見物だったとか。ワタシはしばらく席でいくつかの舞踏を見た後、周りをぶらつくことにした。

音楽隊?
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打楽器を多用するのは日本の祭りでもだね


d_catcher.jpg まあそんな感じである。このPowwow、昨夜から今日の夕方までぶっ通しでやるみたいだけど、各部族、気合い入っているな~。ところで、みなさんの衣装は想像するよりもかなりハデな感じである。博物館とかで見ることのできるネイティヴの装飾はもっちっと地味な印象を受けるのだが。まあ時代の変遷とゆーことで。
 最後にPowwowの会場を出るときに、手頃なサイズのドリームキャッチャーが売っていたので購入した。クルマに吊しておくにはちょうどいいかな~♪

最近のマイブーム♪

 最近ハマっているもの。それは二ノ宮 知子さんのマンガ、「のだめカンタービレ」だっ。まあ要は音楽大学の学生、野田恵(通称、のだめ)の奇行と古典音楽の話を混ぜ合わせたもの。おもしろいのがのだめの描写なのだが、まあ変態の一言に尽きる。実際、あんな女子が居るのか不思議に思うが、まあ作者が女性だからもしかしたら彼女に近い存在はこの世のドコカに存在するのかもしれない。


 このマンガの魅力は変態(のだめ)だけではない。彼女を取り巻く登場人物も個性があってオモシロイのだ。もちろんこれは少女向けコミックスなので、この世界ではあり得ないよーなイケメンで完全無欠のオトコ(千秋さま)とかも出てくるので、男性諸兄にはちょっと反感を買うかと思いきや、変態(のだめ)に翻弄されるその姿はちょっと哀れとゆーか愛くるしく感じるてしまう。


 さてのだめはピアノ科の生徒なのだがオタマジャクシが全く読めない。しかし一度聴いたことのある曲は演奏できるとゆー神技(絶対音感?)を持っている。だから大学では落ちこぼれ。千秋先輩にまとわりついて、彼とともにフランスに渡るのだ。もちろん仏語はできないのだがフランスにも居るアニメおたくと意気投合してしまうところとか、作者の原風景を見てみたいものだ。


 ほかにも魅力的なキャラクターは作中にたくさんちりばめられている。ワタシのお気に入りは大学のウラにある中華料理屋の「裏軒」。中華料理屋なのに千秋の注文したクラブサンドとか出てくるシーンとか笑ってしまう。またこの「裏軒」の一人息子、峰くん。ヴァイオリン科の学生なのだが、下手で落ちこぼれ。それでも学祭のためにオケ(オーケストラ)を立ち上げるところとかアツいんだな~。


 そんなわけで現在は14巻まで発売中。興味のある方はドーゾごらんあれ。ちなみに古典音楽が題材になっているシーンが多々あるが、そんな知識なくてもとってもオモシロイよ~♪

古代王国

 前回のタンパク質精製で約180ミリグラム得られた。(トリプトファン・チロシンベースの吸光係数ベースで、両方とも芳香族アミノ酸。まあここではどーでもイイ話だけどね)100グラムのバクテリアペーストから得られた量である。今、これの分析をしているところで、来週には結晶化に再挑戦する予定。今度のはこゆいからいいとこまで行くのではと期待しているのだが、すでに空気にさらしているのでコイツは機能しないのだ。まあ構造を見るためとゆーことで。

 マイミクシィでかつ高校の同期が見つけてきた成分解析をやってみた。ハンドル名と本名(ローマ字表記)、そして本名(漢字表記)での結果である。

cooyouの解析結果xxxの解析結果○○○の解析結果
cooyouの91%はビタミンで出来ています
cooyouの8%は濃硫酸で出来ています
cooyouの1%は言葉で出来ています
xxxの70%は欲望で出来ています
xxxの12%は税金で出来ています
xxxの7%は成功の鍵で出来ています
xxxの6%はお菓子で出来ています
xxxの5%はミスリルで出来ています
○○○の96%は真空で出来ています
○○○の2%は利益で出来ています
○○○の2%はマイナスイオンで出来ています

 真ん中のカラムの結果、70%が欲望ってところで一人受けてしまった。でも成功の鍵がたったの7%は寂しいな~。

 さて今日はなにか変わった話題でもとゆーことで、ゲームの話題をしよう。かといってもう久しくゲームをやった記憶がないのだが、ワタシは高校の時に一番ハマった口だ。(このブログのどこかに書いた記憶があるが、どこだか忘れた。)特に当時、RPG(ボードゲームのほうじゃなくて、ドラクエとかFFのようなやつのほう)が好きでいろいろとプレイしたものだ。回顧主義者と揶揄されそうだが、そんななかで未だにココロのなかで色褪せないゲームがある。それが日本ファルコムから1987年に発売されたYsである。そのときワタシはまだ中学生か高校生だね~。

 YsはNECのPC88シリーズ用に開発・発売されていたのだが、ワタシはモチロン、パソコンみたいな高級品はもっておらず、秋葉原でのデモを友人とともに眺めていたのであった。しかしその2年後にPCエンジンというゲーム機にこのYsが移植された。このPCエンジンは世界で初めてCD-ROMを搭載する事のできるマシンであり、このCD-ROMの目玉として開発・発売されたとか。そんなわけでワタシが実際にこのYsをプレイしたのはPCエンジン版が最初である。

 さてYsとはなにか?であるが、詳しくはウィキペディアによくまとめられているのだが、概要をここでは紹介しよう。
 基本的には遠い昔に赤毛の青年冒険家(Adol)が自らの冒険を綴った物語という背景をもつ。その最初の冒険が(たしか)「失われた古代王国」というもので、ゲームではYsI・IIに相当するものだ。物語はエステリアという港町にこの主人公が漂着するところから始まる。エステリアの周りには魑魅魍魎が跋扈しており、山向こうには巨大で不気味な塔がそびえ立つという異様な光景。そんななかで数々の謎を解き明かし、塔に眠る6冊の「Ysの書」を見つけ、天空に消えたとされるイース王国への門に辿り着くというものである。(YsI)
 天空の幻の王国ではやはり魑魅魍魎が主人公の行く手を阻む。謎の地下遺跡、女神と黒真珠の力により繁栄を極めた王国の興亡、うち捨てられた神殿など場面一つ一つに散りばめられた謎を解く鍵、そして悲しい別れ。(YsII)
 エステリアで知り合った友人とともに彼の故郷へ向かう旅。そこには乱心した領主の仄い野望が、そして領主の城に眠る狂気。(Wanderers fro Ys)
 世界の果てにある"カナンの大渦"。そこに隠されているものとは?主人公はだれも辿り着いたことのない大渦の内側へ行く。そこで見た古代文明の遺産、そして帝国の野望渦巻く果てに彼らが見た結末は。
 ワタシがプレイしたのは上記のYsI・IIと、Wanderers from Ys、The ark of Napishtimだけなのだが、(ナプシュテムの筺をのぞいて)その当時としてはしっかりと統一された世界観とかが好きであった。特に最初のI・IIではまさにガリバー旅行記に出てくるような天空の城あるいは、世界七不思議のバビロンの空中庭園やバベルの塔を連想させるような設定など、世界にちりばめられた古代伝説が程良いスパイスを効かせていたように感じられた。これはドラクエやファイナルファンタジーでは味わえなかった感覚である。

 そんなYsシリーズも最近、Wanderers from Ys(俗にYsIIIと呼ばれていた)のリメイク、「フェルガナの誓い」が発売され、ワタシもちょっと食指が動いたのであった......


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