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 新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。そして今年の抱負は転職をすること。あまりAnn Arborに愛着が持てないというか、ほかの州での生活と比較してちょっといろいろどーなの?と思うところがありました。またもっと重要なこととして、今の職務に疑問をもってしまったことでした。

 昨年は妻も大学内で職を得たこともあり、彼女と同じ時間に出勤することに決めました。朝7時に出て夜7時半ごろに帰宅する生活でした。はっきり言って、この生活は全くとはいいませんが時間の無駄だとこの1年で感じました。日本で働く方にとっては普通の勤務時間なんだろうと思います。私もその職務内容が実のあるものならば、喜んで働き続けるでしょう。しかし、この1年間、この勤務形態(プラス毎週月曜日のレポート提出)を続けて結論付けたのは、一刻も早いステップアップないしは転職だということでした。

 研究内容はそこまでつまらないとは思いません。ただ上と合わない。その一言に尽きます。これまで米国でのボスは基本的に”褒めて伸ばす”姿勢だったように感じられました。しかしここでは、まったく逆の状況で、なにをやっても批判的なコメントしかありません。これではモチベーションを維持するのは難しいですよね。私がそう思うのは甘えているからなのかもしれないけれど、現実的にウチのグループは2年くらいで出て行く人が多いそうです。また個人的にココで学ぶこともあまりないというのが正直な感想です。

 そういうことで、今年の抱負は転職です。できれば(研究・教育問わず)ファカルティポジションを得ることができればと考えております。

 さて、そんな思惑の中、前エントリで触れたように24日から27日までかつてデラウェアでの友人と再会するために東海岸まで行って参りました。参考までにAnn ArborからペンシルヴァニアのEastonという街まで8時間半掛かりました。I80を経由したので、昔、友人が住んでいたState Collegeのそばを通過したことになりますね。(帰りはかつてモンタナに引っ越した時のルートをたどりました)

 冒頭の写真はデラウェア大学の化学科の建物。2001年から2005年まで私が働いていた場所です。私の米国研究生活の原点の場所といって良いでしょう。

 今回、Newarkに訪れることができて良かった。改めて自分の歩む道の再確認をすることができました。

 あたらためて、今年もよろしくお願い申し上げます。