突然だが金曜・土曜とかけて学会(Mid West区域の大学や研究機関が参加する小部会)に参加するためにChicagoに行ってきた。とはいってもワタシはこの研究室に来てからまだ2ヶ月しか経っていないわけなので、当然、発表できるネタなんてないのだが、ボスが行くといいと言ってくれたのでお言葉に甘えることにしたのである。

 基本的に今までのラボでは学会の旅費なんかはあまり出してもらえなかった方だったのだが、今回は全部持ってくれた。発表しないにもかかわらずね~。まあだけど大学のレンタカーを借りてChicagoまで行ったので、通常の学会旅行なんかよりは全然、疲れたのだが。

 Chicagoは個人的には初めて。大都会と言えばNYCやDCには行ったことはあったんだけど。まあ今回は純粋なビジネストリップということで、基本的に観光はナシ。それでも金曜日に早めにAnn Arborを出たので、夕方ごろにはChicagoのダウンタウンや周辺を散策することができた。車でだいたい4~5時間くらいだろうか。

 学会会場はこれまた有名なシカゴ大学。何度か職を求めてメールを出したことはあったが、訪れるのはやはり初めて。小部会ということもありセッションは1つだけのこじんまりとした学会だったが、結構、いろんなヒトと知り合いになることができた。特にカンサス大学でファカルティになっている日本人の先生と知り合えたのは幸運か。というのは前の職場(モンタナ州立大)のボスのことをよく知っておられて(それどころかGCの推薦書を頼んだAndyとも仲がよいとか、いやはや世界は小さいねぇ)、米国でのポジション取得の苦労をとても理解してくださった。そして推薦書とかでなにか困ったことがあったら是非言ってくれともおっしゃってくれた。感謝である。

 ほかにもモンタナを出る直前に知り合いになったDuston(彼はUMでPhDを取って、モンタナのMさんのラボでポスドクをしている)のコトを知っている学生とも知り合いになった。まあ彼はUMの化学科卒だったので、Ann Arborのどこかで彼の同僚に会えるだろうとは思っていたが、Chicagoで会えるとはちょっと意外。まあUMは広いので(ワタシの職場から化学科まではバスで7分くらい)、なかなかおいそれと化学科の建物までいけないんだがね。

 総じて今回の学会参加は収穫があったと思う。そのほか、今回はボスの計らいもあり妻を連れて行くことができたことも大きかったな。彼女はChicagoみたいな米国の大きな街を体験したことがなかったので、よい刺激になったのではないだろうか。ワタシ自身は彼女をA2に残さなくて良かったので助かったし、同僚のSさんの友人オススメの韓国レストランも美味しかった。

 非常に充実した週末であったと思うし、来年には良いデータを携えて参加したいと切に思ったのである。