今日、悲しいお知らせがデパートメントから届いた。(実はすでにKimから聞いていたのだが......)マシンショップのMarkが末期ガンで助からないそうだ。先日から肝臓機能の衰退ということで病院に入っているというのは知っていた。というかつい先日まで普通にしている彼を見ていたし、病気なんてこれっぽっちも感じられなかったのだが。モンタナに来てすでに2年半が過ぎ去ったのだが、彼とはそれなりに接点があった。そんな意味でもかなりショックである。

 こんな時、みなさんはどう思うだろうか。正直言って、ワタシはショックを感じるのだが、どこかやはり他人事の自分が居る。実は自分の父親のときもそうだった。ショックだし悲しいのだけれども、それ以上の感情がない。これって人間としてどうなのだろうといつも悩むのだ。そんなときの自分にいつも感じるのは罪悪感。そんな感情にちょっと悩まされる自分にもやりきれない思いがのこる。なにはともあれ、Markの残りの時間に安らぎの刻があらんことを切に願う。


 さてGrinnell氷河も今回のエントリで最終回。気合いを入れて書き下そう。まず謝辞をココで述べさせていただく。動画の編集にあたり創作集団のWAVEさんから楽曲の使用の許可をいただいた。大変、丁寧なお返事をいただいたこと及び素晴らしいアレンジ曲を世に送り出していただいたこと、誠に感謝いたします。なお原曲はドイツ民謡の"Lorelei"、歌詞はHeinrich Heineの英語訳がベースである。

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水辺の唄と氷河ワタシと氷河(当社比)

 まず氷河にたどり着いた感想であるが、"大きい......"の一言である。"天使の翼"の頂には開けた空間があり、そこに何万年もの間、鎮座していたのである。(正確に言えば、"氷河"なので重力によってほんのわずかながら動くのだが。)地球温暖化の影響なのか昔のGrinnell氷河の写真と較べると明らかに小さくなっており、そのためかUpper Grinnell Lakeという水色の水をたたえた氷河湖が形成されている。

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溶けた氷河は湖となりSalamanderとは引き離された分水嶺から湖に連なる氷河
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湖水はとってもクリーミィな色かつてはこの岩原を覆うように氷河があったのか

 このあたりの空間は涼しくて、長いトレイルを歩いて火照った身体には心地よい。湖畔の岩場でトレイルミックスを握りしめて微睡んでいたら、リスに襲われた。

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オレサマを襲った張本人カレは恥ずかしがり屋さん遠くで草を食べるロングホーンシープ
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ライチョウ(みたいの)が目の前を歩き去るマウンテンゴートは見ていた頭隠して......

 ところで動画にも写っているが、氷河の上におもしろいものを発見!!

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遠くから見ると合掌作りの家?でも実は岩

 誰か氷河の上に住んでいたらオドロキであるのだが......実は氷河の上を歩くことができる。(途中の立て札にもあるが)氷河の下に深い割れ目が隠されていることがあるので、歩くときは自己責任でなのだ。ワタシはチキンなので氷河は歩かなかった。(実はもう其処までいく体力が無かったとゆーのもある......)

 さて4回に渡りGrinnell氷河への道のりを記してみた。こんな長いトレイルは子供の時以来、歩いていないので大丈夫かと思ったのだが、やれば出来るものである。また氷河を見るというチャンスは(主に地球温暖化などで)徐々に減りつつあり、今後20年の間に公園内の氷河は消え去ってしまうだろうと言われている。もちろん温暖化だけの影響ではないだろう。ただこういった地球規模の変動が近代人類史から始まっているということは看過できないと思う。そんなことを改めて考えさせるハイクであったことも附記しておこう。