昨日から話題になっているらしいニュース。ワタシは修士時代の同期からスカイプを通じて知らされた。

論文データ捏造疑惑も 不正受給の松本早大教授

 研究費を不正受給していた松本和子早稲田大教授に論文データ捏造(ねつぞう)疑惑があるとして、早大が調査に乗り出したことが29日分かった。
 早大や関係者によると、疑惑が持たれているのは、中国人研究員との共同研究として、米国の化学誌に2001年に発表した論文。新しい「金属錯体」と呼ばれる化合物を合成し、生体分子などの試料を高感度に分析するという内容だった。
 論文の成果は「画期的」と評されたが、他の研究者から「分析結果が再現できない」との指摘が相次いだ。早大には4月、研究費不正受給とともに捏造疑惑の内部告発が寄せられたという。
 文部科学省によると、松本教授の錯体に関連した一連の研究には、科学技術振興調整費など約8億7000万円の研究費が配分された。



 松本先生は無機化学の分野ではかなり著名な研究者であり、ワタシの周りにも数人の松本研出身の研究者がいた。ワタシ自身も松本先生にはお会いしたことがある。

 まあ、そんなことよりも上記のリンクの記事だ。ねつ造について取りざたされているのだが。これはどの部分をおいて"ねつ造"としているのかわからないのだが、少なくとも合成の報告に関してはそれはないだろうと信じたい。言い換えればクレームを出した研究者のウデを疑うべきだろう(^^)とワタシは思うね。

 まあなんでもかんでも面白おかしく書くなっつーことだ。いい加減にしろよ、マスコミども。