このブログでもよく米国のブルワリ(地ビール)を紹介してきているのだが、紹介しているほどは足繁く通っているわけではない。(だってお金が続かないよ~(≧Д≦))そんなわけで今回は普段はどんなビールを飲んでいるのかをお話しよう。
 まずたいていの日本人が米国のビールといって連想するのがバドワイザー(Budweiser)やクアーズ(Coors)、ミラー(Miller)だと思う。そしておそらくビール愛飲家(?)の多くはこれらのビールを評価していないであろう。また少しは米国のビール事情に詳しい方はサミュエル・アダムス(Samuel Adams)と答えるかもしれない。このビールは確かにおいしいし、日本のバーなんかでもたまに見かけることがある。まあでも多くの日本人の米国ビールに対する認識を改めさせるには至らないであろう。(まあこれは流通量と日本におけるかわいくないお値段のためであるのが......)

 さて東海岸に居た頃はワタシもよくSamのお世話になったものだが、酒屋で手に入るほかのビールに比べてちょっと割高だった気がする。まあSamは元々Bostonが発祥とゆーのも理由かもしれないのだが。そんな中でリーズナブルプライスかつ味もよろしいとゆーすばらしいビールに出会ったのだ。

Yuengling-lager.jpg
Yuengling-porter.jpg
Yuengling lagerとPorter

 Yuenglingは名前からすれば中国語みたいだが、れっきとしたアメリカを源とするビールだ。ペンシルヴァニアのPottsvilleという町に本拠地を構えるこの会社は米国東半分の州にビールを出荷している。以前のエントリでも紹介したが、この本社ではブルワリ見学ツアーが1日に4回ほど開催されており、ツアーの最後にはフリービールを楽しめるのだ。

 モンタナに来てからもこのYuenglingを探し回ったものだが、YuenglingのHPによれば残念ながら西部には出荷していないとのことだった。というわけでこの地でのフェイヴァリットを探さなければならかったわけだ。現在でも未だに自分の好みのビールを探し出せていないのだが、今回はこの地でのいくつかのボトルビールを紹介しよう。

big_hole.jpg
black_dog.jpg
moose_drool.jpg
DiabloBlack DogMoose Drool

 上の三つはいずれもモンタナ州由来のビールだ。特に右のMoose Droolはダークビールで非常に味わいがあって良い。ちなみに名前の意味は"ムース(ヘラジカ)の鼻水"でラベルもヘラジカが大量の鼻水を川に流しているキチャナイ絵だ(^^)

 DiabloはやはりダークエールということでMoose Droolと同系列なのだが、これはBelgradeという町のBig Hole Brewing(まあ地ビールと思ってくれ)が生産しているもの。ここにテイスティングルームがあるのだが未だ行ってない。

 真ん中のBlack Dogはかつてはモンタナ州、Bozemanに拠点のあったSpanish Peaks Brewingのもの。Spanish PeaksとはBozemanの近くにある山の名前だ。これもダークビールで良い味を出している。

 次回はダークビール以外についても紹介しよう。