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 先日、オリンピック国立公園に向かう道でのことである。運転していた友人が突然、「イヤなものを見た」と言った。果たしてそれは何なのか?(^^)ハイ、なんと原子力発電所です。場所はもうオリンピック国立公園の目と鼻の先、Elmaとゆー町だ。ワシントン州の州都、Olympiaからクルマで小1時間くらい。丘の上に突然、現れた巨大な冷却塔。友人は行ったことがあるのだが、ワタシは東海岸に居た頃に訪れる機会を逃してしまったThree Mile Islandの原発。そう世界で初めて事故を起こした原子力発電所だ。まさにこの出会い(?)はワタシがThree Mile Islandに行けなかった代わりに天が与えてくれた機会だったのではないであろうか?(注:ワタシは原発マニアではない)
 何はともあれ、余裕で通りすぎたのだが、気になったのはなんで国立公園の目の前にそんな自然保全とは正反対のものが存在するのか?しかもこの公園はUNESCOにより世界遺産として登録されているのである。気になったので調べてみることにした。

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 まずは位置のおさらいだ。またまたGoogle Earthのお世話になろう。このようにホントーにオリンピック半島のたもとにある。それ以上に、SeattleやPortlandといった大都市の比較的近くにこのような施設があるとゆーのもなんだか不気味だ。

 なーんて不安をあおるよーなことを書いたが、調べて行くうちに隠された事実がわかったのだっ!!まず施設の名前はSatsop Development Center。そうすでに発電施設ではないのだ。実はこのプラント、ちょっとカナシイお話がある(ノД`;)
 1970年代に当時として最大規模の原子力発電施設の建設がWashington Public Power Supply Systemという会社により発案された。Olympiaの西に計5器の核反応炉を建設するというもので、予算は240億ドルにもふくらんだ。しかしながらその直後に起こったThree Mile Islandの事故により民衆の大反対に遭い、この計画は頓挫することになる。結局、ここの146メートルにもなる炉の冷却塔は使用されることがないまま放置されることとなったのである。現在では西からやってくる国際線のSeattle進入への目印として利用されているとか。今はSatsop Development Parkとゆー名前に変わり、ビジネスパークとして生まれ変わっている。そのサイトの紹介文を引用しよう。

"It was the tower's elegant curves that inspired the Satsop Development Park architects in their design of this unique business park. What they designed was an environmentally friendly business park - with international connectivity and acres of growth potential - in a low density, employee friendly, rural environment. "



 平和の象徴(^∀^)が別のカタチで世界にかかわりを持ち始めているのであった。

Cooling Tower and Overview
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この写真はそのサイトで自由配布されているもの、いくつかピックアップ