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 昨夜はなんだか眠りが浅かった。休日でもいつも通りの時間に鳴る目覚ましのおかげで、ベッドの中での微睡みはちょっと不快。そんなわけでベッドからのそのそと出てくるのである。
 実はもうすぐ夕方なのにまだ一食も摂っていない。ワタシの体は日曜みたいに何もしない日だと、エネルギーを要求しないらしい。代わりに日の高いウチからビールを飲んでこのエントリを書いている。至福の時間だけど、すこし寂しげな自分も同居しているかな。
 さっき、今飲んでいるビールを買ってきたのだが、あらためてこの街の美しさに見とれる。ちょっと曇り気味の空だけど、時折雲間から差し込んでくる冬の太陽。この異国で使って良い表現なのかわからないけど、小春日和の今日はちょっと日本を思い出す。

 2001年7月下旬、東海岸時間で午後5持過ぎ、ワタシはフィラデルフィア国際空港にたどり着いた。Janisとの約束では彼らが迎えに来てくれることになっていた。ただデトロイトで電話することができなかったため、到着時間などの現状を伝えられなかったことに一抹の不安を覚えていた。たしかに便名を伝えてあったので、ネットで検索すれば到着時刻なんかもわかるはずであるが、そこまでをまだ見知らぬ彼らに期待するのは酷というものだ。

 バッゲジクレイムで荷物を見つけしばらく待つ。ヒトは徐々にまばらになり、最後にはワタシだけになった。さすがに心配になってきたのだが、ワタシの拙い英語ではどうすることもできずに佇む。

嗚呼、もしJanisが来なかったら、オレはどーなるんだ?
まず当座の宿を探さなければ

 そんなことを思い、まずは電話機のそばに歩いていくと......

"Hey, Cooyou?"
"Nice to meet you, I'm Janis."

と、声をかけてくるアジア系の人物が!

"Sorry, we are a bit of late. Did'nt you worry?"

 そんな風にいろいろと話しかけくれるのだったが、当時のワタシは殆ど理解できなかったのであった。代わりに彼の奥さん(日本人)が訳してくれたのである。

 まあ最初からホントーにまったくといって良いほど理解できなかった英会話。当然ながら、かなり落ち込んだ。しかも翌日はボスとの面会が待っていたのだが、ワタシはあまりの英語のダメダメさにあきれられて、強制送還させられるのではないかとビクビクしていたのである。