とーとつだがアニメを見た。「Neon Genesis Evangelion: Death & Rebirth」である。ずいぶん昔にはやっていたアニメで、ワタシも昔、日本で見たことがあるやつだ。そこで改めて見ると、あるシーンでちょっと気にかかった。4人の子供たちが長野県のある中学校体育館で四重奏曲の練習をする場面なのだが、これは本編とはまったく関係ない時間の流れのなかにいるのだろーか?またその際にファーストチルドレンが現れるときに、すでにいたセカンドが病的に笑っている(よーな)描写があったのだが、これの意味はなんだろーか?

 さて本題に入ろう。このシーンで演奏される曲がパッヘルベルの「カノン」である。ヨハン・パッヘルベルはここに経歴が記載されていた。この「カノン」であるが有名な曲でクラシックファンでなくても多くの人たちが耳にしたことがある曲ではないだろーか?元々は「カノンとジーク」という3つのヴァイオリンと通奏低音のための楽曲であり、たしか「ジーク」の方は舞曲という意味だったと思う(不確かだよ)。
 このパッヘルベルの「カノン」であるが、数多くの現代風アレンジがなされている。ここで紹介するのは4人組女性によるカルテット「Bond」だ。きっかけはジャケ買い(中身を吟味せずにジャケットのみの体裁で購入すること)ではなくて、だれかのメルマに紹介されていたことがきっかけである。この手のクラシック音楽を現代風にアレンジするというスタイルはTMN時代のコムロやX JAPANのYoshikiもやっていたが、このBondはどちらかといえば葉加瀬太郎のいた「KRYZLER&KOMPANY」や「The Eccentric Opera」などが近いスタイルである。
 その「Bond」のアルバム、「Classified」にある「Lullaby」という曲がこの「カノン」ベースの楽曲である。ワタシはアレンジとしては気に入っているが、やはり「カノンとジーク」は電子楽器を利用しない古楽器のカルテットでハイテンポでの演奏が好きかな~。